それでは始まるぞ「亡国機業は今日も平和です。」楽しんでくれ
作者からのお知らせ
今回は、どうでしょうネタがありません。どうでしょうネタを楽しみにされていた方々には、大変申し訳ございません。
○月●日 昼 ホテルサヴァラン
学園からホテルに帰ってきたフェイゲンとアヤイチが見たのは、ホテルの部屋で写真を胸に抱き泣き崩れるスコールであった。
「ご免なさいレイン・・・貴女を守れない弱い叔母を赦して・・・」
「「うわぁ・・・」」
ドン引きするキチガイ二人
「スコール!気をしっかり持て!」
「スコール、姪は死んでないからしっかりしろ!」
泣き崩れるスコールとそれを支えるオータムとマドカを尻目にジンクに話し掛ける。
「ウース、大将。どしたの?これ」
「いや、お前らがパイをお見舞いしたからだろ?」
「そうなんですか。あ、これ役に立たない玉ッコロです」
「まだ根に持ってんのか?」
「当たり前だろうが。あんなめんどくさいだけの仕事、二度とやんねぇからな!」
「まったくです。」
「そう言うなって、報酬はかなりのもんなんだから」
「じゃあいいや」
「それならいいです」
「よくないわよー!」
復活のスコール・ミューゼルが現れ、二人の胸ぐらを掴んできた
「あの娘が!レインが何をしたって言うのよ!返して!あの娘を返してよー!」
「落ち着けスコール、死んでないから」
「殺してねぇから、落ち着け!」
「そうです落ち着いてください。死にかけてるのは少年です!」
「それはそれで大問題じゃないのー!」
そのころのIS 学園
「一夏!しっかりしろ!死ぬな!」
「気を確かに!一夏さん!」
「死ぬんじゃないわよ!一夏!」
「先生、織斑の・・・一夏の容態は?!」
学園付の医師が口を開く。
「安心してください、ただの食中毒です。」
「食中毒、ですか」
「ええ、原因はこの『ブルーチーズのパイ(ブルーチーズ不使用)』ですね」
「なぁにそれぇ」
以上、IS 学園からでした
時間は飛びまして
○月◇日 夜 ホテルサヴァラン内レストラン
不思議の国のアリスと妙齢の美女が食事をしていた。
「それで、篠ノ乃博士。あのお話考えて戴けました?」
「ん~?あの話って~?」
「IS コアを創って頂きたいのですよ」
「アハハハ、それか~!嫌に決まってんじゃん」
あっさりとスコールの頼みを断るアリス『篠ノ乃束』『インフィニット・ストラトス』の生みの親である。
「そこを何とか、御願いできませんか?」
「イ~ヤ~だ~ね~」
「これでも、ですか?」
スコールが合図を送るが、店の奥からはジンクしか出てこない。
「え?何、どうしたの?」
「いやな、あのクロエとかいう娘となあいつらが・・・」
「あいつらが?」
「くーちゃんに何をした!」
途端、束が二人に詰め寄る。
「束様」
長い銀髪を持ち、両目を閉じた少女、クロエが抑揚の無い声で束に話し掛ける。
「くーちゃん!大丈夫?なにもされてない?!」
「私は大丈夫です。束様、これでも飲んで落ち着いてください」
クロエが湯呑みを束に差し出す
「なになに?」
「ささ、グイッと一息にどうぞ」
クロエから湯呑みを受け取り、一気に煽る束
「新メニューのプリンうどんです」
瞬間、束が停まる。
「篠ノ乃博士?」
スコールが声を掛けるが、束は待てと手を突きだし、背を伸ばして喉を真っ直ぐにし、湯呑みから口に流れ込んできたモノをングッとも、ムゴッともつかぬ声を出し、一息に飲み込む。
「・・・くーちゃん、これは?」
「プリンうどんです」
束の問いに抑揚の無い声で答えるクロエ
「これは、プリン?うどん?どっちなの?」
「おやおや、束様ともあろう御方がそんなことも解らないとは、『天災』の名も地に堕ちましたね」
「うおおおお!くーちゃんからの煽りが凄まじいぜ!」
一人勝手に盛り上がる束を尻目に、スコールとジンクに話し掛けるクロエ
「お初にお目にかかりますスコール様、ジンク様。私、束様の身の回りの御世話をさせて頂いております。クロエ・クロニクルと申します」
「亡国機業日本支部支部長、スコール・ミューゼルよ」
「同じく、副長のジンクだ」
「宜しくお願い致します。では、申し訳ありませんが私は厨房の方へと戻ります」
すると、厨房に戻ろうとするクロエを束が呼び止める。
「待ってくーちゃん、厨房で何をしてるか、束さんにちょっと言ってみない?」
「思わぬ出会いに、新メニューのアイディアが止まらないだけですが、何か?」
「待って!新メニューってあれだけじゃないの?!」
「おやおや、どうしたのですか束様。まさか怖いのですか?」
「こ、怖くなんかねーし!超余裕だし!」
「ふっ、私のセンサーには『へっへっへ、この兎怯えてやがるぜ』と出ていますが?」
これまた、無表情で抑揚の無い声で告げるクロエに、厨房から出てきたオータムが声を掛ける。
「おーい、クロエ。次の料理の準備できたぞ」
「承知いたしました、オータム様。では私はこれで」
さっさと厨房に戻るクロエを見届けた束は、スコールとジンクを見る。
「二人とも、くーちゃんが飽きるまで付き合って」
「「アッハイ」」
スコールとジンクは語る。その顔は悲哀に満ちていた、と。
いかがでしょうか?
今回から、境ホラネタがちらほら入り始めます。後は、AC ネタも入れないと
次回予告
交渉を続けるスコール達に襲い掛かる、新メニューの数々
「高菜チャーハンです。チャーハンのチャーは紅茶のチャーです」
紅茶のチャー!?
「生ドーナツに対抗して作りました。ドーナツ生です」
そして、キチガイ共が哀れな兎に牙を剥く
「これ、亡国のじゃね?」
「ほら、マドカが盗られたっていう」
「これ、亡国のだな」
「くーちゃん、助けてー!」
次回
「これ、亡国のじゃね?」
お楽しみに!