では、どうぞ(*´∀`)つ
さて。
ボーデヴィッヒとやりあうとして、必要なのは一夏がボーデヴィッヒに勝つことだ。
トーナメントだから先に俺たちがボーデヴィッヒと当たる可能性もあるがその時はその時として、一夏vsボーデヴィッヒの対戦をメインに考えることにする。
「ーーーという訳で一夏。対策を考えるぞ」
「ああ・・・。って、護瑠はあんまり乗り気じゃないのか?」
護瑠の姿に、一夏はついそう聞いてしまう。
珍しい事に、護瑠は食堂の机にグデッと突っ伏しているのだ。
正直、異様な光景だった。
「まさか。でも、今簪いないだろ?」
「・・・それでそこまで気が抜けるのかよ・・・」
そう、いつも護瑠と一緒に食事を摂る簪がこの場に居ない。
今日は本音やその友達たちと朝食を食べている。
「朝はあんまり強くないんだよ。中学のときも何度遅刻しかけて焦ったことか」
「へ~。護瑠ってしっかりしてるイメージなんだけどな」
「・・・ったく。俺をなんだと思ってるんだか」
そういえば、一夏と二人で食事をするというのは初めての事かもしれない。わりと新鮮な気持ちだ。
ーーー男が二人、一緒の食事。何も起きない筈もなく・・・
そんな声が耳に入り、護瑠の背にゾッと悪寒が走る。
ダメだ、振り返ってはいけないッ。振り返ったら、もうそういう目でしかその子を見れなくなるッ。
「護瑠、どうしたんだ?」
顔色の悪い護瑠を心配して、一夏が話し掛け、それと同時に護瑠の背後でも腐腐腐な会話に花が咲く。
「・・・何でもない。じゃあ、対策会議といこうか」
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「昨日の騒動、ボーデヴィッヒと戦ったんだろ?何か気付いたことはあったか?」
「ああ、AICだ」
「AIC?」
「アクティブ・イナーシャル・キャンセラーって言うらしい。ボーデヴィッヒは停止結界って言ってたな」
なるほど、と護瑠は頷く。
ISの姿勢制御をするPIC(パッシブ・イナーシャル・キャンセラー)を能動的に発生させ、対象の動きを止める。それがボーデヴィッヒのISの能力だったと一夏は伝える。
「じゃあそれの対策と、後はどうやってボーデヴィッヒを倒すかだな」
「いや、対策なら分かってる。あいつの注意を逸らせば良いなら、護瑠の戦い方が役に立つ」
「そうか、ならそれはお前に任せる。・・・ペアはデュノアとだったよな?」
一夏は頷く。
「・・・ならボーデヴィッヒのペアを倒してから、挟み撃ちで圧倒するしかないな」
「・・・それくらいしか無いのか?」
「曲がりなりにもボーデヴィッヒは二対一でセシリアと鈴に勝ったんだぞ。恐らく実力は一年でもトップクラスだ。だったら小手先の策は、逆に自分達の持ち味を消す可能性も高い」
「一夏、お前には当たれば勝ちの雪片がある。それを最大限に活用するのが勝つための最良の手だ」
「確かにそうだな・・・。・・・じゃあ、もし護瑠と簪のペアがボーデヴィッヒと戦うならどうする?」
「俺が守って、簪が殲滅だ」
「・・・いつも通りだな」
一夏は護瑠のあんまりな答えに苦笑いを堪えられない。
「俺たちは機体性能が偏ってるからな。もう少しバランスが良くなったら違うんだが・・・。それに、試合だからわざわざ長期戦をする必要も無い」
もしこれが違う場面なら、もっと慎重にやるさ。
護瑠はそう締めくくり、対策会議はお開きになった。
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TMT当日。
「マジか・・・」
護瑠は発表されたトーナメント表を見て、ついそんな言葉を漏らしてしまう。
第一回戦。
織斑&デュノアvsボーデヴィッヒ&篠ノ之
「まさか、こんな組み合わせになるとはな・・・」
「箒、お前もしかして・・・」
「言わないでくれ・・・」
隣に現れた箒に対して、護瑠は驚きの目を向ける。
「組む相手が居なかったのかーーー」
「迷っていたら皆ペアが出来てしまったのだ!!」
・・・なるほど。俺が簪と組んだから、クラスの人数が偶数になったのか。
だからお互い余り物だった箒とボーデヴィッヒが強制的に組まされたと。つまりはそう言うことだ。
「だ、だが勝負は勝負。蟠りはあるが、私は勝つために全力を出すだけだ」
うんうんと自分で納得を付けてくれた箒に申し訳ない気持ちになりつつ、護瑠はモニターを見る。
頑張れよ、一夏。
そう心中で応援して、護瑠は控え室を離れた。
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「それで、居難くなってこっちに来たの?」
護瑠が管制室に行くと、簪からそう聞かれた。
「仕方ないだろ。それだけじゃなくても、流石に男が俺だけってのはキツい」
全員水着みたいな格好してるからな。
簪の水着姿?いつまでも見てたいです。
「まあそれは良いとして、何か周辺に異常は?」
意識を切り替える。
「何も。今のところは問題無しだよ」
了解と答えて、護瑠も杜野の監視員から状況を聞く。
どうやらこちらも今のところ異常は無いらしい。
「今回こそ、何も起こらないと良いんだが・・・」
試合は順調に進んだ。
一夏・デュノアペアは互いに協力し試合を有利に進めるのに対し、ボーデヴィッヒ・箒ペアは互いに噛み合わず、その上必死にサポートしようとする箒をボーデヴィッヒはデコイに使い、箒はアッサリとエネルギー切れになった。
あまりにも箒が可哀想な扱われ方だった。
だがペアをそんな扱い方をした代償に、二体一になったボーデヴィッヒは次第に追い詰められていった。
お得意のAICも一夏とデュノアの持ち込んだスタン・グレネードやスモークで封じられ、例え片方を止めても片方が常に攻めてくる状況に抗うことは流石に出来ず、ボーデヴィッヒはデュノアの通称『盾殺し』と言う名のパイルバンカーによって、遂に沈んだ。
ーーーだが、ボーデヴィッヒは立ち上がった。
黒き巨体へと姿を変えて。
憎悪に染まった、黒い織斑千冬の姿となって。
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臨海学校、簪の水着どうしよう・・・
ビキニ?ワンピ?はたまた競泳?
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では、次回をお待ちください!