のほほんさんとわたし   作:小此木 幽鬼

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「あの、セシリアさん。その手に持ってるのは何ですか?」

 

セシリアさんの手には瓶に入っている液体がある。

 

「これは、日焼けオイルですわ。アリスさんの肌は真っ白なのですから、これを塗っておかないと後で大変なことりなりますわ」

 

「あ、ありがとうございます。セシリアさん」

 

わたしはセシリアさんに日焼けオイルを塗ってもらった。

 

塗ってもらったあと、わたしは本音を探しに行った。

 

「本音〜本音〜」

 

中々、本音が見つからない。色んな人に聞いても何処に居るのか全く分からないと言われてしまった。

 

本音に電話と思ったが、ケータイは更衣室の中にしまっていたのだ。

 

本音を探していると変な人に話しかけられてしまった。

 

「ねぇ、そこの貴方。貴方はこの世界が楽しいかしら」

 

この人は何を言っているのだろう?束さんと同じ様な事を言っているのだけど少し違う。

 

「ごめんなさいね。初対面なのにこんなことを聞いてしまって。さっきの質問はまた今度答えてくれればいいから。」

 

そう言ってその人は去ってしまった。

 

「あれ?あーちゃんどうしたのそんな所で?」

 

かき氷を2つ持っている本音の姿があった。

 

「どこに行ってたの?本音。」

 

「束さんに呼ばれてて...」

 

本音は少し申し訳なさそうにそう話した。

 

「これはお詫びに」

 

そう言うとイチゴのかき氷を差し出したので、わたしはそれを「ありがとう」と言って貰った。

 

「ねぇ、本音。この世界は楽しい?」

 

何故かさっきの人に言われたことを本音にも聞いてみたくなった。

 

「うん。私はあーちゃんに出会ってこの学園に来れて良かったと思うよ。ISのおかげであーちゃんにも出会えたしね。」

 

実に本音らしい答えだった。わたしも今の生活は楽しいと思う。昔は思い出したくないほど嫌だったけど、それよりも昔の事は全く覚えてないけど

 

「わたしも、本音と出逢えて嬉しい。本音はわたしを救ってくれたヒーローだから。」

 

わたしは少し頬を赤らめながらそういった。

 

少し昔の事を思い出していた。束さんに会った時の事だ。

・・・どうやって束さんに会ったのだろう?

わたしの昔とはどんなものだったのだろう。後で束さんに聞いてみようと思った。

 

「ねぇ、あーちゃん。折角、海に来たんだから泳いで行こうよ。」

 

わたしは本音と一緒に少し泳ぐことにした。

 

泳ぎ終わると砂浜の方が少し騒がしかった。

なんと千冬お姉ちゃんと山田先生がビーチバレーというのをやっていた。

 

それにわたしも参加させてもらうことにした。

 

「行くぞ、更識」

 

織斑先生がサーブをした。

わたしはそれに反応するのが精一杯だった。

終始、先生チームの独壇場となっていたが何とか1点だけ取れることが出来た所で試合終了となってしまった




今回はここまで

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