私はそう言うと何もない空間に目を向ける。
私が見つめる何もない空間にピンクのリボンが現れたと思ったらそれが左右に分かれて空間にスキマを作り上げる。
「こんばんは、いつから気付いていたのかしら?」
「私がレナを脅したあたりだよ。」
「あらら、残念。私はお風呂場で貴方がそこのメイドに裸にひん剥かれるところから見ていたわよ。」
藪蛇だったか!
無言でギロリと睨みつけるが。
「うふふ、そんな怖い顔しちゃったら可愛いお顔がもったいないわよ。」
ちっ、そういやコイツはこんな奴だったわね。
「あっ、お久しぶりです。紫さん。」
「ええ、久しぶりね。花子。」
挨拶をする花子と紫。
なんだ?こいつ等、知り合いなのか?
「あんた達、知り合いなの?」
私の問いに花子が。
「うん、私と紫さんは友達なんだ。レミリアさんも紫さんの友達なんだね。友達が友達だなんて嬉しいな。」
純真な笑顔で花子に言われると否定しづらい。
「えっ、ええ、そうね。」
まあ、事実こいつとの仲は悪いわけでは無い。
むしろ良い方だ。
とは言え、幻想郷の一勢力の長である私があからさまに仲良くするのは色々と問題があるので、それを公言するのも憚られるわけだけど幻想郷の外なら公言しても問題ないか。
「あらあら、何時になく素直じゃない♪」
紫が嬉しそうに私を抱きしめて頭をなでる。
「おぶぅ、ちょっと、やめなさい!」
身長差から紫の豊満な胸に顔を埋めることになる。
割とでかいなコイツ。
「咲夜。たすk、え!」
咲夜に助けを求めるが。
何故か涎を垂らしながら咲夜はカメラを私に向けていた。
コイツ何やってんだ。完全で瀟洒はどこに行った。
紫はあいかわらず聖母のような笑顔で私を抱きしめて頭をなでる。
なんなんだこのカオスは!
「花子たす・・」
花子に助けを求めたが。
その笑顔を見て私は諦めた。
美鈴を呼ぶべきか悩んだけれど咲夜と同じ行動を取りかねないと思いあきらめる。
解せぬ・・
-数分後-
「話を元に戻すわよ。」
何とか場を収めた私が言うとレナが苦笑いをして、花子の純真な笑顔が私の心に突き刺さる。その笑顔はやめろ!
「紫、貴方はレナの話を聞いてどう思っているのかしら。」
「私はレミリア、貴方と同じよ。ゴルドとか言う連中は気に障るわね。」
パチンと右手に持った扇を開き口元を隠しながら紫が言う。
「そうか、なら。ここは夜の闇を支配するモノとして礼儀のなっていない後輩に教育的指導をするなんてどうかしら?」
「ふふふ、教育的指導ね。いいわね、最も指導の結果が反映されるのは来世になるでしょうけど。」
「まあ、そういう事になるでしょうね。」
「ふふふふふ」
「ははははは」
「何する気なのレミリアさん、紫さん。」
花子の問いに私は答える。
「簡単な話さ。ゴルドとか言う連中を叩き潰すんだよ。」
「えっ・・なんで」
私の答えにレナが呟く。
どうやらわかっていないようだ。
「そうだな、例えて言えば。素敵なディナーを前にしてフォークとナイフを手にした瞬間に目の前を蠅がこれ見よがしに飛び回ったら思わず叩き殺してやりたくなるだろう。つまりは、そんな事さ。」
「ええっと、つまりそれって。ゴルドが気に入らないから叩くってことですか?」
レナが確認するように効いてくる。
私が紫に視線を送ると。
「ええ、その通りよ。身の程を弁えない連中にはお仕置きが必要でしょう。」
咲夜が淹れた紅茶のカップを片手に悠然と微笑む。
「ああ、そうだ紫。幻想郷にいる普段暴れたりない連中を誘ってみたらどうかしら?」
「あら、いいわね。帰ったら心当たりにを回ってみるわ。」
「そう、じゃあ、お願いね。」
私の提案に紫が答える。
まあ、来る面子は大体は想像つくけれど。
花のとか、鬼とか、ね・・
緋想天のゆかレミの会話を聞く限り、作者はお前ら絶対仲良いだろって思うんですが。
皆さんどう思います?