IS 超兵となった彼女は何を思うか   作:白陽 輝虎

22 / 38
戦闘描写は苦手だ。


臨海学校!!二日目、福音戦その1

臨海学校二日目、稼働テストが中止になって5分が経過していた。

旅館の一室は現在、会議室となっている。

「今から2時間前、ハワイ沖にて試験稼働中だったアメリカ・イスラエル共同開発の第3世代型の軍用IS、『銀の福音』が突如暴走を始め、試験場を爆破して逃亡、その後は米軍の追撃を振り切って領海から離脱したとの事だ。しかも米軍によるとスラスターから赤い粒子を出していたとの事だ」

「まさか…疑似GNドライヴ?」

「いや、それではないそうだ。確か…GNコンデンサーだったか?それがいつの間にか付けられていたらしい」

「織斑先生…その疑似GNドライヴとは何ですの?」

「それは俺から説明するぞ…あれはオリジナルのGNドライヴをダウングレードして量産を可能にしたものだ」

「オリジナルのGNドライヴ?それは疑似GNドライヴと何が違うのでしょうか?」

「簡単に言うなら性能そのものが違うな。オリジナルのドライヴは半永久的にエネルギーを作り出す代物だ。その代わり特殊な方法で作るから量産ができないんだ。今あるので五機程度だ。それに比べて疑似のドライヴは量産に優れていてな、スターターと内部電力が必要なのを除ければ優れものだ。ただ…粒子を圧縮したときに毒性を持ってしまうんだわ。それとどうしてもオリジナルに劣ってしまう」

「そうなのですか…」

「あぁ…だけど疑似太陽炉はまだ製法方法を公開していないはず…」

「その事なんだけど…『アロウズ』って組織が支部のひとつを襲撃して疑似太陽炉を奪ったんだ…」

「なっ!?」

「おい、お前ら…今の現状をどうにかすることに専念しろ…」

「「はい…」」

「話を戻すが…衛星による追跡の結果、福音はここから2km先の空域をおよそ五十分後に通過することが分かった。学園上層部からの通達により、我々が対処することとなった。教員は訓練機で空域及び海域の封鎖に回る。福音は、お前達で止めろ」

「軍用機相手か……織斑先生、目標のスペックデータ教えて下さい」

「分かった。だが、この情報は二カ国の最重要軍事機密だ。情報が漏洩した場合、諸君には査問委員会による裁判、最低でも二年の監視がつけられるからな。くれぐれも、口外するなよ」

『了解!!』

一同が返事を返してから、立体型のディスプレイに銀の福音の詳細が映り出す。

「広域殲滅を目的とした特殊攻撃型……オールレンジ攻撃を行えますのね」

「機動力も高く、特殊武装もあるのか……近接戦が如何程のものか気になる所だ」

「この機動力だと、奴さんは高速で移動してるだろうから偵察もままならないだろうなぁ……」

「…私のアリオスならどうにか偵察はできるかも…」

「いや、偵察は危険だ…そのアロウズとやらが介入してくる可能性があるからな…」

「了解」

「それと一撃で沈めるためには…織斑兄の『零落白夜』が必要不可欠だな…それとSEを1%でも多く攻撃にまわしたいが…この速度だと…誰かが輸送しなければならない…誰かできるものはいるか?」

「それだと、超高感度ハイパーセンサーが必要になりますが」

「オルコット。そう言えばお前の本国からパッケージが届いていたな」

「はい。強襲用高機動パッケージの『ストライク・ガンナー』なら、超高感度センサーもついていますのでこの作戦には最適かと」

「オルコット。超音速下での戦闘訓練時間は?」

「二十時間程です」

「準備にはどれほどかかる?」

「三十分あれば、終わらせてみせます」

「それは束さんが手伝って五分で済ませてあげよう、それとちーちゃん、援護射撃はやっぱりいるよね?」

「そうだが…やれるか?」

「勿論だよ」

「なら頼む」

「了解だよ」

「それと織斑妹、お前も確か高機動戦闘を可能とした機体だったな…」

「超高感度センサーは無いけど…一応可能ですよ」

「そうか…すまないが…織斑妹が囮になってくれないか?」

「…わかりました」

「では準備が整い次第作戦を実行に移すぞ!!」

『はい!!』

こうして福音迎撃戦が開始した。

五分後。戦闘空域に向かっていた。

『一夏さん!!もうじき福音に遭遇しますよ!!』

「わかってる!!いいか…俺が囮で春十が一撃必殺の攻撃だ!!わかっているな!」

『『わかっている!!(わかっていますわ!!)』』

「あと三秒前!!二…一…発見だ!!いくぜぇ!!!」

一夏は『銀の福音』と遭遇したと同時に戦闘を開始した。

一夏はビームサーベルで切り裂こうとしたが福音はすぐさま後退、かすりもしなかった。

そして福音はお返しとばかりに赤い粒子を纏った『銀の鈴』で砲撃をしようとした。

「な!?『銀の鐘』が来るぞ!!全員回避!!」

『了解!!』

その声と同時に福音が回転しながら『銀の鐘』を射った。

「危ねぇ!?」

その頃浜辺では。

「篠ノ之 束、ケルディムガンダム、狙い射つよ!!」

『狙イ射ッテ!狙イ射ッテ!!』

GN粒子をチャージして超長距離射撃を開始しようとしていた。

再び戦闘空域。

一夏はギリギリで避けた。そして反撃としてGNツインビームライフルで牽制した。

だがギリギリで回避されたが何処からともなく放たれた一撃により福音は機体の体制を崩し少しの隙が出来た。

「今だ!!やれ!!」

『はぁぁぁぁ!!!』

春十の『零落白夜』が当たり、福音の絶対防御を発動させ、SEを多く削った。

だがここで『銀の福音』に変化が起きた…二次移行だ。

「何!?二次移行だと!?」

『何!?』

「春十!!SEは足りるか!?」

『ダメだ!!これ以上は危険だ!!』

『私も流石に…帰還分が有るかどうか…』

「なら一旦戻ってSEを回復させろ!!その間俺が何とかする!!」

『…わかった』

『了解ですわ…』

するとオレンジに近い色の粒子ビームが飛んできた。

「今度はなんだ!?」

『な!?一夏!?』

『い、一夏さん!!』

「早く行け!!俺に構うな!!」

『『り、了解…』』

そして二人は一度旅館に戻って行った。

「とは言ったものの…まさかGNドライヴ【T】のおでましか…厄介だな…」

『La…♪』

福音は一夏に向かって一斉砲撃を放った。

(千夏!!危ない!!)

「しまっ!?」

一夏は予想外の一撃により機体解除されられ海に落ちた。

 

旅館では。

 

「…織斑さんの…アリオスの反応…ロスト…」

「何!?」

「山田先生…後の指揮をお願いしてもよろしいでしょうか?」

「織斑先生!?ダメです!!アロウズの襲撃の可能性があるために今居なくなられるのは危険です!!」

「…ッ!!」

「箒!!今すぐ一夏の救出に向かう準備をしろ!!他の専用機持ちも同じくだ!!」

『了解!!』

「織斑先生…オルコットさんと織斑君の機体が戻ってきました…」

「せ、先生!!一夏さんは!?」

「…反応ロストだ…」

「「な!?」」

「貴様らもすぐさまSEを充電して出撃準備をしろ…」

「「了解…!!」」

すると画面にノイズが走り、いきなり画面が変わった。

そこには緑色の髪をした少年にも似た人が映っていた。

『やぁ、初めましてかな?僕はリボンズ・アルマーク、イノベイターさ。』

「そのリボンズが何の用だ…」

『何、これは挨拶さ…そう…宣戦布告というね』

「何が目的だ?」

『僕は人類を管理し、もとある世界に戻すのさ、そのために君たちの技術を少しばかり拝借したけどね』

「あっそ…じゃあ切るわ…」

『え?ちょ((ry』

ブチッ…

回線を切られ画面は戻っていた。

「じゃあ、一夏を救出しに行くぞ!!」

『了解!!!』




リボンズ、可哀想に。だがどうでもいい。
次はその2をお楽しみに。
誤字脱字、感想や指摘待ってるよ~
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。