一夏が落とされて少したったあと。
アリオスのコア意識内
どこかの宇宙を思わせる空間、そこに一夏と一夏に目の色以外が似た少女がいた。
「…ここ…は?」
「起きたか…一夏」
「千夏?」
「ああ、そうだな…この姿で合うのは久々か?」
「うん…」
「…悪い…俺が余所見したばかりに落とされた」
「でもまだ生きているんだよね?」
「分からねぇ…ここがどこかさえな」
『ここは…ボク達がいる場所…まあISのコアと言えば分かるかな?』
「だ、誰…?」
そこにはいつの間にかオッドアイの青年がいた。
『アリオスの機体に載せられたコア意識…かな?』
「そ、そうか…」
『えっと…ボク自身の名前はアレルヤって言うんだよ?』
「そうなんだ…」
『まぁハレルヤって言う意識も在るんだけどね?』
「「え?」」
『おう、呼ばれたから出てきたぞ?』
「う、うん…」
『まぁ、なんだ?オレから聞くことは一つだ。お前は何故、力を求める?』
「力を?」
『おう、力を求めるんだ。それ相応の理由があるだろ?』
「俺はあるぞ?俺の存在理由を探すためにな」
「私は…」
『まぁ少し難しい事だからな。ゆっくり考えろよ?でも時間はあまりかけるなよ?』
「うん…」
一夏が落とされた海域付近。
箒達専用機持ちはISを纏いやって来た。そこには『銀の福音』と無人IS『GN-X』が停滞していた。
「いたぞ!!」
「私はあのドライヴ付きのISをやる!!他の皆は二つの班に別れて行動しろ!!」
『了解!!』
箒と『GN-X』の戦闘空域では。
「はあ!!」
箒は雨月と空裂を巧みに使い攻めていったがGN-Xにはかすったくらいだった。
「…!!」
そしてGN-XがGNライフルによる射撃を始めた。
「くっ…!!」
それを箒は切り裂いていった。だが、GN-Xは急に射撃をやめ、GNビームサーベルによる近接戦闘を開始した。
「まさか粒子残量が少ないのか…?」
箒は斬撃をかわし、攻撃の隙をうかがっていた。
そしてGN-Xは束からの援護射撃により体制を崩してしまった。
「今ッ!!」
すかさず攻撃をして疑似太陽炉を破壊した。それによりGN-Xは機能低下を起こし、GN-Xは逃げた。
「ふむ…逃げられてしまったか」
同時刻、他の専用機持ちと福音の空域では。
「私は福音の相手をしますわ」
「俺も福音をやる」
「なら私は一夏を探すわ」
「私も一夏をさがそう」
「僕は…福音の足止めをするね?」
「私も…一夏を探す」
そう言い三人が福音と相対、残りの三人が一夏の捜索の担当となった。
「たく…あのバカは…これだから嫌いなんだよ。だけど今は関係無いか…とりあえず…落とさないとな…」
春十は上段の構えをとり、福音を正面に捉えた。
「…はぁぁぁ!!!」
『La…♪』
福音に切りかかる春十だが福音は簡単に避け、お返しとばかりに殴りかかった。
だがそれを予想してたかの様に左手でその手を掴んだ。
「どうせ殴りかかると思ってたからな…さて?どうするか…ッ!?」
『La…!』
福音は掴まれた手を振り払うために『銀の鐘』を零距離で放ったが、春十はその手を離すことで何とか避けた。
「あ、危ねぇ…」
「春十!!避けて!!」
「ここは私達が!!」
『La!?』
シャルロットは実弾ライフルでセシリアはレーザーライフルでの攻撃によりSEが多少失われたが今だ福音は健在であった。
そして福音は翼形の砲門にエネルギーをチャージし始めた。
「な、何をするつもりだ?」
「わ、わかりませんわ…」
「エネルギーをチャージしてる?…マズイ!!」
シャルロットはすぐさま大型の盾を呼び出し二人の前に出た。
その直後…
『ーーーー!!!!』
福音はGNバズーカにも劣らない粒子ビームを放った。
盾の盾のおかげで耐えきれたものの、次の一撃は耐えれないほどの消耗をしていた。
「大丈夫…?」
「わ、悪い…」
「助かりましたわ…」
その頃、簪達は。
『どう?そっちはいた?』
『ダメだ…』
『こっちも…』
三人は海に潜り一夏を捜索していた。
『もっと深いところ…?』
『その可能性があるな』
『もっと探すわよ!!』
『『了解!!』』
またアリオスのコア意識内。
「理由…決まったよ」
『…何だ?』
「せめて、私の手の届く範囲で大事な人を守りたい」
『そう…か』
「「……」」
少しの静寂が三人を支配した。
『…合格だ。もし、お前の理由が復讐だったら二次移行はしなかったぞ?』
「…ありがと…ハレルヤ」
『ほら、さっさと仲間とこ行け、待ってるぞ?』
「うん!」
「じゃあな、ハレルヤにアレルヤ」
『お前らもな』
そう言い二人の意識は現実世界に戻った。
「がふぅ!?!?」
(お、おい…大丈夫か?)
か、海水がぁ!!!
(とりあえずIS展開な)
は、はい!!来て、アリオス!!
『二次移行完了。機体名変更アリオスガンダムからガンダムハルートへ。武装強化及び単一仕様能力の覚醒を確認。能力名『マルートモード』。続いて脚部ブースターを装備及び脚部にGNシザービットを追加』
「よし…頑張らないと…!」
(いいか?反射と思考の融合を忘れるなよ?)
「もちろん!」
『『『一夏ァ!!』』』
『ひゃい!?』
『あんた!!大丈夫なの!?』
『そうだぞ!!あまり心配をかけるな!!』
『そうだよ!!本当に心配したんだよ!!』
『ごめんね?そう言えば福音は?』
『今はセシリア達が食い止めてる』
『なら戦線復帰しよっか!』
『だめだ!!今は旅館に戻れ!!』
『だけど!』
『だけどじゃないんだぞ!?次は本当に死んでしまうかもしれないんだぞ!!』
『それでも!!友達が戦ってるんだよ!なら私も行かないと!!』
『…なら約束しろ!無茶はするな!』
『ッ!!もちろんだよ!!』
そして一夏は水面に頭を出した。そこに映っていたのは福音が再び粒子ビームを放ったところであった。
再び福音戦闘空域に。
春十は少し焦っていた。
「くそ!!次にあの攻撃が来ればこっちが落とされる…なら短期決戦か!!」
「あ!!ダメだよ春十!!」
「下がってください!!」
「はぁぁぁ!!!」
『La…♪』
春十は攻撃を繰り出すも福音は流れる様に斬撃をかわしていった。
そして、
「しまっ!?」
『…!!』
「ぐぁあぁ!!」
春十は焦りのあまり隙を作ってしまい『銀の鐘』の餌食となった。
「春十!?」
「春十さん!!」
「大丈夫だ!!」
『La…♪』
再び福音は翼形の砲門にエネルギーをチャージし始めた。
「ヤバい!!」
「シャルロットさん!他の盾はありますか!?」
「ごめん…盾は他にもあるけどどれもあの攻撃に耐えられない…」
「なら俺が…!!」
「ダメですわ!!死んでしまいますよ!?」
「零落白夜でどうにかできる!」
「それでも危険だよ!!」
『ーーーー!!!!』
「しま!?」
無慈悲にもビームが放たれたがそれが春十達に当たることはなかった。
何故なら、
「おう、全員無事か?」
一夏が切り裂いていたからだ。
「「「一夏!?(一夏さん!?」」」
「悪いな、心配かけたか?」
福音戦はその3で決着。
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