執筆してもどうしても慣れがこない(泣
執筆していて、あれ、上条さんここまで出来たっけなぁと思いながら、書いてました。
そうしないと話が続かなくて………うぅ、執筆力欲しい。
では、今回の話を始めようと思います。
シスターアーシアとの出会いから3日が経った。
その間に起こった事といえば、塔城から毎日聞かされる『変態』と言う人物についてだ。
曰く、胸の大きい人に対しては顔が尋常じゃ無い位にだらしなくなっている。
曰く、リアス達のオカルト研究部の皆の前で「ハーレム王に、俺はなる!!」と宣言していた。
曰く、リアスや姫島は「かわいい弟が出来たみたい。」とその人を溺愛している。
………おいおい、リアス・グレモリーはあれか?眷属バカなのか?
当麻はリアスの行為にただ、呆れるしか無かった。
後は、魔力が足りなさすぎる為に、その人自身が足で契約者の所に向かっているとのこと。
………まぁ、これに関してはご愁傷様としか言えないだろう。
その人には頑張ってもらいたいものだ。
「しかし………堕天使、か。」
当麻は、あの戦いから一回も出会ってない堕天使の事を考えていた。
あの戦いから、リアスと支取は周囲に目を光らせる様に監視の目を強めたらしいが、今だに情報が回ってこない。
リアスはともかくとして………支取が参加したとしてもここまで情報が出てこないとなると、堕天使の後ろには何か大きな存在がいるのでは無いか、と思わざる負えない。
自身が動いた所で動く為の情報がない当麻にとっては、今、八方塞がりの状態となっていた。
どうしたものか、と思いながら当麻は顔を空へと向ける。
そう、空へと顔を向けた時だった。
当麻の視界に、少し距離が離れているが、何か黒いモノが、当麻が向いている方向と逆の方に向かっているナニかがいた。
よく目を凝らして見ると、白い服に黒いスカート、そして黒髪の人物がいた。
髪が腰まで伸びているので性別は女性であろう。
そして背中には黒い翼が広がっていた。
「!?堕天使!!」
そう、堕天使。
当麻の頭の中に思い出されるのは、あの金髪の堕天使ミッテルト。
髪の色が違うことから彼女ではないとすぐにわかったし、この付近をあの堕天使が飛んでいることから、あのミッテルトの仲間ではないのか、と当麻は考えていた。
そんな事を考えていると、当麻は彼女が何かを抱えているのが見えた。
当麻が見えている部分では何か白い布をかぶっていて、それと何か淵が緑っぽい色に染まっている。
髪はその布からはみ出している部分から金髪だと判断しーーー。
「アーシア!?」
当麻は、その抱えられている何かがアーシア・アルジェントであることが分かった。
何故アーシアが堕天使に抱えられている?
そんな疑問を一瞬だけ考えたが、答えはすぐに出た。
ーーーーーーアーシアを、殺すつもりなのか!!
当麻は、あの時言っていたミッテルトの発言、そして、アーシアが
アーシアを殺させる訳にはいかない。
当麻は、すぐ様あの堕天使を追従する形で走っていくのであった。
◆◆◆
走る、走る、走る。
当麻は全力で堕天使を追いかけていた。
だが、その追いかけている堕天使の速さはまるで鳥の様。
段々、その姿が小さくなって行き、やがては見えなくなっていった。
見えなくなったと同時に、当麻は立ち止まる。
「クソ、速すぎる。大体の方角がわかっても、何処に潜り込んだのかがわかんねぇ………どうしたら、どうしたらいいんだ!!」
当麻は途方にくれていた。
何か、何かないのか。
当麻は、木か何かに羽でも引っかかってないかと上を向いて仕切りに見渡していた。
だからであろう。
向こうから黒いパーカーを被って当麻に近づいてくる人物に気がつかなかった。
肩がぶつかると同時に、当麻の右手にクシャ、という何かを握らされた。
そしてすれ違う時。
「イソゲ、カノジョヲタスケタイノナラ………ジカンガナイゾ。」
と変声機を使った様な声で言いながら、当麻の後ろの方へかけていった。
後ろの振り返るも、その人物は既に角を曲がった所だった。
当麻は追いかけるのは不可能だと感じ、渡された紙を見る。
そこには、こう書かれていた。
アーシア・アルジェントは教会へ連れて行かれた。
当麻はこの書いてあることに疑念を抱くも、これ以外手がかりがないと思い、ひとまずはこの紙に書かれているあの教会へと向かうのであった。
◆◆◆
上条当麻が自身から離れていく。
それを確認した黒いパーカーを被った人物は、徐に頭のフードを取る。
そこから見えたのは短い金髪に黒いサングラス。
「悪いな………上やん。」
そして、そのサングラスから少しはみ出して見える、青い瞳。
「今ここで、お前と顔を会わせる訳にはいかないんでな。」
上条当麻の友と言われた、土御門元春がここにいた。
◆◆◆
当麻は今、教会の前にいた。
ここに、アーシア・アルジェントがいる。
早く助けなければ、と思った当麻はすぐ様、正面にある扉を乱暴に開いた。
そこにいたのはーーー。
「あ〜らら、意外に動くのが早かったねぇ、あ〜くまく………ん?君、誰ですか〜?ここは善良な人間さんが来る所ではないんですよ。ほら、さっさと帰ってく〜ださい。」
白髪の神父姿をした男がいた。
その男はめんどくさそうな顔をしながら当麻に宣告をした。
だが、当麻はここで引き下がる訳にはいかなかった。
「………何処にいる。」
「あぁ?なんですかぁ?」
「ここにアーシアがいるのはわかってるんだよ。何処にやりやがった!答えろクソ神父!!」
神父は当麻の言ったことに一瞬だけ驚愕するも、その顔はすぐに笑みを浮かべた。
「おやおやぁ、もしかして君、シスターアーシアと面識があるんですか?だけど、それだけでどうしてそんなに焦ってるのかな〜、僕チンわかんなーい。」
「とぼけんな!ここに堕天使がアーシアを連れ去るとこを見たんだよ。言い逃れなんて言わせねぇぞ。」
当麻がそう言うと、神父はこれでもかという位に口角を上げ、笑みを浮かべた。
「これは面白い奴が来たってもんだね。他種族の事を知ってる人間なんて、そうはいない。って事は、君は悪魔に魅入られた人間ってことになるねぇ。ハハハ、人間として終わっている君にはーーー。」
そう言いながら、神父は腰に隠していた何かを取り出しーーー。
「死っていうプレゼントあげちゃいま〜す。」
それを当麻に向かって放った。
当麻の右手はそれに反応するかの様に、既に胸の前にかざしており、その放ったモノが右手に触れた瞬間、そのモノが壊れた。
「………は?」
神父はあまりにも突拍子な出来事に一瞬だけ放心した。
当麻はその僅かに出来た隙を逃さず、すぐに神父の元に駆け寄りーーー。
「お、らぁ!」
神父の顔を右手で思いっきり殴った。
殴った時に、何かが壊れる音がしたが、今はそんな事に構ってはいられないので、僅かな動きも見逃さない様に、そのまま神父を睨みつけていた。
神父はというと、殴られた事に今気づいたのか、口から血を吐き出し、こちらを睨んだ。
「………んー。ただの人間様に殴られちったか………。ふざけんなぁぁぁーーーーー!!」
神父は大声を張り上げ、手に持っていたのをしまうと、次は何か別の形をしたものを手に取った。
すると、ブン、という音がする様に、光の柱が出た。
それはまるでビームサーベルの様な形になっており、当麻は今更ながら、神父の持っている物は剣の柄であることがわかった。
「なんなんだよ、おまえ!!ただの人間が、堕天使の加護を受けた俺っちにダメージ与えたってか?………ムカつくねぇ!腹立つねぇ!!ってなわけで死ねやぁーーーこのクズ野郎がぁぁぁぁーーーー!」
そう叫びながら、素早い動きで当麻との距離を詰め、ビームサーベルもどきで斬りかかる。
当麻は右手を左側に持っていき、切りかかると同時に右側へ振るう。
案の定、ビームサーベルもどきは光を失い柄のみになった。
「!?おいおい、これもなのかよ!」
神父は信じられない顔をするも、その顔がすぐに驚愕に変わる。
そう、当麻は既に右手に拳を握っていたのだ。
そして、当麻の右手は神父の腹にめがけて進み、それがクリーンヒットした。
その時も何かが壊れる音が当麻には聞こえた。
腹に食らった神父は膝を地面につけ、腹を抱えている。
「っがは、げほ………おまえ、まさか
当麻は仁王立ちして神父を睨みつけ、神父はすぐ様反撃に出れるよう、腹を抱えた状態で柄を強く握っていた。
そんな時だった。
「!!何故彼がここに!?」「上条さん!?」「え、当麻?お前、何でここにいるんだ!」
当麻は声のした方向に振り返ると、そこには、木場祐斗、塔城小猫、そして兵藤一誠の3人が扉付近で立っていた。
当麻は3人を一瞥した後、すぐに神父の方に向き直る。
「………話は後だ。お前らも、アーシアを救いに来たんだろう?」
「?!何故その事を!」
当麻が何故その事を知っているのか、木場は疑問を抱くも、それは意外にも神父の口から言われる。
「いやいや、この人間様がね。
神父から放たれる言葉に驚きを隠せない3人。
だが、当麻はそんな話を聞かず、神父にある程度意識を向けながら、アーシアを何処に隠したのかを探していた。
そこで、当麻は祭壇の周りが異様に綺麗になっている事に気付く。
他の椅子やら地面やらはある程度埃を被っているのに、なんであそこだけ綺麗なんだ?
本来、埃というものは、使っている所と使ってない所では溜まる割合が異常なくらい違ってくる。
つまり、あの祭壇はつい最近まで使っていたという事になる。
もしかして、アーシアはあそこにいるのではないか?
当麻はそう結論付け、そして今のこの現状から一つの答えを出した。
「木場先輩、塔城、一誠。アーシアは、あの祭壇の下にいるはずだ。」
当麻の声に、兵藤はすぐ様反応する。
「本当か!?よし、それなら、ちゃっちゃとそいつを倒してーーー。」
「いや、お前ら3人でいくんだ。」
「!?な、何言ってんだ、当麻!」
当麻の発言に兵藤は声を荒げる。
「イッセー君の言うとおりだ。上条君、ここは皆で力を合わせて倒すべきだ。」
木場も兵藤の意見に賛成し、当麻に抗議の声をあげる。
だが、当麻は一泊おいて兵藤達にこう返した。
「………時間があれば、そうしたかったさ。」
「え?」
当麻は、深呼吸をすると、意見を述べる。
「俺の予想だが、たぶん、祭壇の下には堕天使がいっぱいいるはずだ。そもそも、俺たちにばれているのに、何の対策も無しなんて普通は考えられない。それだけで時間食らうってのに、ここで神父との戦いでまた更に時間取られたとしたら………アーシアを救えないかもしれない。」
「………だけど当麻ーーー。」
「目的と手段を取り違えてんじゃねぇ!!」
当麻の大声に、声をかけようとした兵藤はビクッと体を動かす。
「俺たちの目的はアーシアを救う事だ。そして、助け出す時間が足りないってことを考えたら、これが一番ベストなんだ。………だから、行け、3人とも!!この神父は俺が抑える!」
当麻が発言を終えると、僅かだがこの場に静寂が訪れた。
どのくらいそうしていただろうか。
いや、実際はそんなに時間は経っていないのだろう。
そして、この静寂は木場の言葉で崩れた。
「………任せて、いいんだね?」
「木場!?」「木場先輩!?」
兵藤と塔城は木場のいったことが信じられないのか、その目を大きく見開いていた。
「イッセー君、小猫ちゃん。悔しいけど、上条君のいっている事は間違ってない。それに僕らはシスターを救いに来たんだ。ここまで来て救えませんでしたって事は、僕にとっても、イッセー君にとっても、そして上条君にも後味の悪いものを残す事になるよ………それでもいいのかい?」
木場の言うことに言葉を返せないでいる残りの2人。
木場はそれを肯定と受け取り、そのまま祭壇へと向かう。
「!?木場、待ってくれよ!くそ、当麻。そこまで言うんだから、絶対にそいつに勝てよ。」
「………上条さん、どうかご武運を。」
兵藤と塔城は当麻に声を掛け、そのまま当麻と神父の横を通り過ぎ、祭壇へと向かう。
神父はというと、何もせず、ただ、その場に座り込んでいた。
「………あいつらに攻撃しないのかよ。」
「………へ、いってくれるじゃないですか。動いたらすぐ様反応するつもりでいる癖に、よく言うぜ。」
神父はそう言うと、ゆっくりと立ち上がり、当麻の方を見る。
その顔は、いかにもここでお前を殺すを言う誓いを立てている顔であった。
「来いよ、クソ神父。てめぇの狂った幻想、ここで殺してやる!」
上条当麻と神父との第二戦、ここに開幕。
はい、って事で、上条さんついにこの章での原作介入です。
賛否両論あると思いますが、この拙い文章でご勘弁ください。
以下、余談
友達に頼まれたので書いてみた、次回予告
ついに戦場で出会った2人の主人公。
上条当麻はアーシア救出を兵藤達に任せ、神父撃退を図る。
次回、とある幻想殺しの神器戦争
2人の主人公が交差する時、物語は変化を迎える!
こんなんでいいのかな?
ではまた次回、お会いしましょう。