11話目です。
結構長くかかちゃいました。
でも、ホントにこんな感じでいいのかしら?
ちょいちょいとしか進めなかったせいか、キャラの言葉遣いに違和感が…
もしおかしいなと思ったら活動報告か感想欄にでも報告ください。
見つけ次第随時直します。
一応見直しては見たんですが…絶対抜け落ちてるよね(泣
日は沈みかけ、まさに夜になりかけている今、普段は物音一つしない廃教会に音が響いていた。
それは物が壊れる音だったり、何かに当たっている音もしている。
しかし、それらの音よりも響く音が、それらの音を打ち消すくらい響き、その場を支配していた。
その音の根源とは―――。
「この、いい加減に当たってくりゃあしませんかねぇ?クズ野郎!!」
「お断りだ、クソ神父!」
そう、上条当麻と神父の声である。
神父はビームソードの様な光の剣を振り回し、当麻は避けながら、当たりそうな剣筋に対しては右手を振って一時的に打ち消したりと、まさに一進一退の攻防を繰り返していた。
「この、ちょこまかとっ!?」
神父は、剣を振りつつ当麻が避ける方向をじっくりと見て次の行動を予測し、当麻の拳を避ける。
当麻は左手で神父に殴りかかり、いざとなれば右手で防ぎ、右手で殴るという行動を行っていた。
当麻が神父の剣を避ければ、後ろにある椅子が神父の剣で切り裂かれ、地面に裂かれたような跡が出来る。
神父の蹴りを避ければ長椅子が倒れ、拳銃から弾らしきものが放たれれば、持ち前の直感で右手を使い、弾を打ち消す。
こんな行動を2人は繰り返していた。
そう、お互い何かしらの決定打に欠けるものがあり、ある意味巻き戻したみたいに同じ行動を繰り返してしまっている。
神父は下に思っていた目の前の人間がここまで粘る事に腹が立っており、だんだんと自身の行動が雑になって行く。
当麻の方はと言うと、実は神父の撃退を考えていなかったりしている。
当麻の目的はアーシアを救うこと、ただそれだけだった。
つまり、その手段として神父を自分に釘付けておかないといけない。
救出は自分より力があるあの3人…いや、兵藤は悪魔としての行動を当麻には見せていないため、実際のところ、当麻は兵藤の実力を知らないのが現状である。
それでも、あの3人に任せないといけない状況でもあったため、祭壇の下に皆を向かわせたわけだが…。
――――――大丈夫なのだろうか
やはり、当麻は兵藤の事を心配していた。
実際、祭壇の下に敵が何人いるかわからないし、兵藤に戦いの経験があるのか、正直な事はわからない。
それでも、木場や塔城と一緒にいるのをみて、一応戦いの経験はあるのだろうと考えていた。
「戦いの最中だってのに考え事ですかぁ、ヒューマンさんよぉ!!」
「うぉ!?危ねぇ!」
思考の海に沈みかけていた当麻は神父の剣を間一髪で左にかわし、一定の距離をとる。
が、すかさず神父はその距離を詰め、当麻に剣を振りかざす。
「いちいち距離をとられるほど、おれっちは甘くないんだよ!」
当麻は神父の攻撃をかわそうとするが、間に合わず、左腕に切り傷を負う。
「ぐぅ?!」
神父は当麻に攻撃が当たった所を見て、彼の力の効果範囲に目処をつけた。
「ふぅん…ヒューマンさんの力って全身的なものじゃあないんだな。たとえば、力を使う時に使う部位を意識しないと効果が発動しないとか、あるいは…右腕にだけその力を扱う事が出来るとか…。」
神父が自身の能力に対して考えていた事に驚愕する当麻。
ただの戦闘狂かと思っていたが…どうやらこの神父も何だかんだで神父なりの修羅場と言うものを潜ってはいるみたいである。
だが、それがどうしたというのだ。
自身の力の発動部位がばれたところで、自身がやる事に変更はない。
兵藤達が来るまでにこの神父を引き付け、願わくば神父を撃退する。
――――――最低限として、あいつらの所には行かせない!!
それが、今の自分が行うべき行動である。
当麻は改めて右腕を握り、神父との戦闘に備える。
「へぇ、ただの戦闘狂かと思ってたのに、なかなか、よく見てるじゃないか。」
「…へ、いけすかねぇヒュ-マンさんだ事。戦闘に慣れてない奴は大抵黙るか、口達者になるのが多いんだけどな…テメェにはそれが見られない、意外に動揺もしてるようには見られねぇし…その年でどんだけ戦闘をしてきたんだ?それも命をかけた戦いを。」
「さぁな、もう覚えちゃいねぇよ。」
当麻の返答に苦虫を潰したかのような顔になる神父。
それは、神父自身の経験からして理解の範疇を超えた事に対する行動だったのかもしれない。
「…信じらんねぇな。」
「?…何がだよ。」
「俺っちも、一応戦闘でいかに勝つかは勉強してきてるつもりだ。未成年って言うのは精神面での成長は未熟だ。だから、何回も命にかかわる経験をしたら、大抵は可笑しくなるのが大半だ。なのに、オメェさんは何だ?精神面が尋常じゃねぇくらいにしっかりしてやがる。そういう奴ってのは命にかかわる出来事を子供のころからずっと経験してないといけねぇ。いや、経験したとしてもオメェさんのようになるのは一握りだ。」
神父の言う事に耳を傾ける当麻。
記憶がない当麻にとってこの情報は自身を知る切っ掛けになる可能性があると踏み、行動を停止し、神父の声に耳を傾ける事にしたのだ。
「だから、聞かせてもらうぜ。…オメェさん、
当麻は、神父の質問にすぐ様答える。
「…俺が何者か、そんなの俺にだってわからねぇ。俺が何者かなんて今探している所だしな。」
「はぁ?!」
神父は当麻の答えに驚愕の言葉を返す。
しかし、当麻はその返事を無視し、話を続けた。
「正直な話、俺が何者かなんて
神父は当麻の言葉に疑問を抱く。
――――――ナンナンダよ、コイツは…マジ意味わかんねぇ。
自分が何者かもわからないのにどうしてそうやって動ける?
わからなければ今後自分がどう動くかなんてわからないではないか。
神父はそう思っていた。
その思いを感じ取ったのか、当麻はすかさず言葉を放つ。
「
神父は突然投げかけられた言葉に一瞬だけ思考がとまる。
――――――俺も?
「だってそうだろう!?お前は初めから神父として生きてきたのかよ?違うだろ!最初はお前という存在としていきてきたんじゃあないのかよ?!神父って言うオマケが付いてきたのはその後だろう?今のお前は神父としての行動しかしてないじゃないか!」
――――――ナニイッテンダ、コイツ?
「俺が聴きたいのは神父としてのお前じゃない!お前自身に聴いてるんだ!お前は…神父としてじゃないお前は、
「…意味わかんねぇ。」
神父は混乱する。
何なのだ?
目の前にいる男は一体何がしたい?
上条当麻の目的は、シスターアーシアを救う事ではなかったのか?
なのに、なんでこの男は俺に説教じみた事を言っているのだ?
「答えろ、クソ神父!お前は一体何者なんだ!!」
――――――ナンデ、オマエニソンナコト、イワレナキャナラナインダヨ?
「ちょっち、黙れやーーーーー!!!」
神父は、我慢の限界を超えたのか、剣を雑に構えたまま当麻に切りかかる。
――――――この状況を遠くから眺めている、クソ野郎共。
当麻は右手を握り、更に力を込める。
――――――こういう奴らを生みだすのが当たり前って考えを持って、今でもそれを行おうとしているのなら。
神父が袈裟がけをしたのを左に避け、同時に神父が当麻に向かって横薙ぎをする。
当麻はそれを右手で打ち消し、そのまま右手を構え直す。
そして、神父の顔面に向けて右手を放った。
――――――まずは、そのイカレた
右手は神父の左頬にあたり、何かが壊れると同時に、神父は祭壇近くまで飛ばされ、そのまま意識を失った。
――――――倒したのか?
神父が起き上がらない事を確認した当麻は、すぐさま体制を立て直し、祭壇のもとへ向かう。
まだ、アーシアを助けていない。
兵藤達が戻っていないところを見ると、救助が困難になっていると踏んだ当麻は、すぐさま祭壇のもとに向かおうとした。
そんな時だった。
静まり返ったこの場に何か響く音がした。
その音は、閉鎖された空間に響く音にそっくりだった。
――――――祭壇の下からか?
複数の音が聞こえる、先ほどの出来事を考えると、兵藤達が来る事は確率としては高い。
しかし、敵の可能性もある。
当麻は、祭壇の下から来る何者かに対して、右手を構え、すぐに戦闘に入れるようにした。
張り詰めるこの場、当麻は敵でないことを祈り―――。
祭壇の下から見覚えのあるヴェールを見つけた。
「アーシア!?」
「toma?」
当麻はアーシアだとわかるとすぐに彼女に近づいていく。
アーシアが出た後に、兵藤、塔城、木場の順番で祭壇の下から出てくる。
「一誠、塔城、木場先輩!」
当麻の声に三人は振り向く。
「当麻!?無事だったんだな!」
「上条君、よく無事でいてくれた。」
「…あの神父、倒したんですか?」
三人の表情は当麻が生きてくれていた事に対する安堵だった。
当麻もそれに対して、同じように安堵の表情をみせる。
アーシア・アルジェント、無事救出。
…はい、ポンコツ化してますね
情けない
次から書き方の本でも買って復習してみましょうかね…
では、また次のお話でお会いしましょう
それでは