後、言い忘れてましたが、しばらく、上条さん以外は出て来ませんよ。
な、なんだってーーーーー!!!
ハイごめんなさい。もの投げないでください(泣
と言うことで、序章最後の話、始まります。
当麻が目を覚まして、最初に見たのは白い天井だった。
また、病院に運ばれたのではないか。
そう思って、顔を右に向けるとテーブルと薬品棚が見え、左に向けると窓と校庭らしき広場が見えた。
ここは学校なのか、と当麻が思いながら顔を元に戻したところで、先程の出来事を思い出し、上半身だけ布団から起き上がる。
自分は
それから何があった?
当麻はそこからの記憶がない事に気付いた。
だが、決着はついたのだろう。
そこから御坂がここに運んでくれたのだな、と当麻はそう解釈した。
だが、そうなるとなぜ病院に運ばなかったのであろうか?
いつもの担当医であるカエル医者のところに連れて行かれると思ったのだが。
そう思っていると、この部屋のドアがスライドされる音がした。
音がした方向を見ると、そこには腰まで伸びている黒髪の女性で、メガネをかけていた。
「目を覚ましたのですね。体の具合はどうですか?」
「あぁ、何とか動かせる感じですね。えと、貴女が治療してくださったので?」
「えぇ、後、会長も貴女の治療をしてくださいました。」
「そうですか、ありがとうございます。えーと?」
「あぁ、自己紹介が遅れました。私の名前は真羅椿姫と申します。この駒王学園の副会長を務めております。」
当麻は彼女の自己紹介に首を傾げる。
「副会長?えと、失礼ですが、どうして副会長が自分の治療を?」
「今からその話をしようと思うのですが………すいません、会長が来るまで少し待っては頂けないでしょうか?」
「………それは、その会長にも関係があるということでよろしいのですか?」
「えぇ、そう受け取ってもらっても構いません。と、いらっしゃったようですね。」
真羅がそう言うと同時にドアがスライドする。
そこから出て来たのは、肩まで伸びた黒髪の女性で、こちらもメガネをかけている。
眼が鋭そうな形をしているので厳格そうな女性なのではないかと、当麻は思った。
「会長、彼、今目を覚ましたそうです。」
「そう、ご苦労様、椿姫。貴方は上条当麻さん………で、間違いないですか?」
「えぇ、そうですけど、どうして自分の名前を?」
「すいません、身元を確認する為に、貴方の生徒手帳を見させて貰いました。勝手に確認したことはお詫びします。」
そう言って、会長と呼ばれる女性は頭を下げた。
律儀な女性だ、しかし御坂が連れて来てくれたのなら、なぜ当麻の生徒手帳を見る必要があるのだろう?
そしてここはどこなのだろうか?
当麻は現状を把握すべく、会長と呼ばれる人に質問することにした。
「いえ、構わないです。ちょっとお聞きしたいのでせうが、ここは第何学区の駒王学園なので?流石にここに居座るわけにも行かんので、場所だけでも把握したいのです。はい。」
そう質問すると、真羅と会長と呼ばれる女性は首を傾げる。
はて、何かおかしいことでも言ったのであろうか。
彼女達の行動に当麻も首を傾げる。
「あの、学区とは一体?ここは駒王町と呼ばれるところなのですが。」
「え?すいません、ここって学園都市ではないので?」
当麻の言うことに更に首を傾げる彼女達。
「確かに、生徒手帳には学園都市って書いて有りましたけど………学園都市ってなんですか?」
当麻はその言葉で口を開けざるおえなかった。
あの世界的に有名になっている学園都市を知らない?
「ちょちょ、ちょーっと待ってください。学園都市を知らないんですか?世界的に有名となってる場所ですよ?」
当麻が取り乱し始めたのを感じたのか、会長と呼ばれる女性は真羅に顔を向けて確認をとる。
「………いえ、会長。私もその学園都市と言う言葉は聞いたこと有りません。」
「そんな、そこに通っている学生だけでもゆうに200万人超えている超大都市ですよ?!それを知らないなんて………いったいどうなってるんだ?」
当麻は、話が全く通じないことに衝撃を覚え完全に混乱していた。
会長と呼ばれる女性と真羅もその取り乱し方から、彼は嘘を言ってない事を確信した。
「どうやら、貴方と私達では知識や常識面で食い違いがあるようですね。お互いに確認ということで、それぞれの知っている事を話し合いませんか?」
「………それがいいみたいですね。こっちとしてもわけのわからないまま路上をさまよいたくないのです、はい。」
それから、当麻はこちらの知っている事を話した。しかし、魔術のことは抜きで。彼女達表の世界の人に裏のことまで話さなくても良いと判断したからだ。
会長、いや話してくれた時に名前を言っていたので、支取蒼那と言わせてもらおう。
支取は自身の知っていることを話した。
とは言っても、当麻が学園都市の話を抜きにすれば、ほとんど違いがなかった。
「ふむ………超能力、ですか。聞いておいてなんなのですが、にわかには信じられないですね。」
「いや〜、もう会話しといてなんですけど、上条さんはもしかしてー、と言う単語が一つだけ思い浮かんだのですが。」
「奇遇ですね、私もなんですよ。というか、思いついたとしても言いにくい単語なので、ホントは言いたくないのですが。」
「いや、上条さんもおんなじ気持ちですよ。でも、確認だけでもしておかんといけない感じがするのです。」
「わかりました。では、せーので一緒に言いましょうか。せーの。」
「自分は異世界に来てしまった。」
「貴方は別の世界からこちらの世界の来た。」
当麻と支取の答えは、言葉が違えど意味は同じだった。
そして、そしてその解答に3人ともため息をつく。
「うぅ、まさか異世界とは………普通の人が聞いたらゲームのやりすぎってって言われて一蹴されてしまいそうな話だ。」
「それに関しては、私も同じです。おとぎ話みたいなことが、今目の当たりにしているのですから。」
「しかし、頭を開発するとは………変な考えを持った研究者が多いみたいですね。」
「いや確かに、そう言うことを初めて聞いた人にとってはそうかもしれないですがね。」
当麻はそういいつつも、この世界では戸籍がない自分にとっては非常に不味いことであり、これからどうしようかと考えていた。
だがそれは、次に支取が言う言葉で一蹴される。
「ですが………
「………え?」
当麻は今までの支取の雰囲気がガラッと変わった事に、多少呆然とした。
「ですが、これで新たな疑問が出ましたね。………上条くん、
「え………どういうことでせう?」
雰囲気が変わったと同時に発せられた敵意。
当麻はとぼけながらも、警戒し始める。
「そうですね、具体的に、単刀直入に言いましょう。」
支取は一呼吸おいて、次の言葉を発する。
「入れば肉体が消滅すると言われている次元の狭間から五体満足で出て来て、尚且つ、私達の魔力を込めた力を無効化する貴方は、一体何者ですか?」
直後、当麻はすぐ様ベッドから降り、支取達とベッドを挟むことで対峙した。
「………あんたら、魔術師か?魔力なんて言葉、さっきの会話からしたら到底あり得ないことなんだがな?」
「………雰囲気が変わりましたね。成る程、魔術師………それが貴方の世界での裏、と言うことですか。」
「それを言うならアンタも、自分が裏に関わる人物だと、さっきの発言で証明しているもんだぜ。………アンタら、何もんだ?」
当麻が支取達に質問するも、彼女達はそれに応えず、黙ってこちらを睨みつけている。
当麻も、右手の調子を確かめながら、いつ来てもいいように右手に拳を握る。
ベッドを挟みながら睨み合う双方。
沈黙が続きながら膠着が続いた。
1分、2分と睨み合いが続く。
このまましばらくこの状態が続くのかと思われたが、支取が溜息を吐くことで硬直したこの場は少し胡散した。
「やめましょう。そもそもこういうことをする為に、ここに来たわけではないですしね。」
「………アンタがそれを言うって事は、一応話す気にはなったってことか?」
「えぇ、貴方が一般の人間ならさっきまでの話で終わっていたのですがね。………正直、貴方のその力は危険です。下手をすると、その力を狙って貴方を襲う可能性があります。なので、一応私の所で保護と言う形で入ってもらおうと考えていたんですよ。」
「え?保護って………アンタ、そんなことが出来るくらいの偉い人間なのか?」
支取は、当麻の言葉を受けて真羅の方を見る。
真羅の方も支取の視線を受けて頷きで返す。
そして2人は当麻の方を見てこう答えた。
「いいえ、私達は人間ではありません。」
そう言うと、彼女達は背中から黒い翼を出す。
「私達は悪魔、と言う種族に分類されるものです。」
こうして、上条当麻は悪魔と出会った。
ハイ、序章はこれでおしまいです。
後すいません、実はアンケートをとりたいので、詳しくは活動報告を見てくれると嬉しいです。
さぁ、次から本編
………いつ投稿出来るんだろう?