今年最後の投稿です。
相変わらず、戦闘描写が難しくてアニメの様に長い戦闘描写が書けない(泣
み、未熟者め………
すいません、ギリギリとなってしまいました。
待っていた方には申し訳ありません。
それでは今回のお話を始めましょう。
夜に近い夕暮れの明かりが神秘的な色を作る。
そして、その明かりに照らされている道路に2人の人物が向かい合っていた。
1人は空から地面の相手を見下ろし、もう1人は空の相手を見上げていた。
そう、前者は堕天使、後者は上条当麻である。
「へぇ、人間がうちらの幻想を殺す、ね………やれるもんならやってみろっす!」
そう言うと、堕天使は光る槍の様な物を生成し、すぐ様当麻を狙って投擲する。
当麻はその生成された槍を見つめ、自身の右手を振るう。
するとどうだろう。
光る槍はまるで粉々になるかの様に破壊されてしまった。
「な、うちの槍が?!」
堕天使は、人間に自身の槍を壊されたと言う現状に驚愕する。
が、すぐ様次の槍を生成する。
「なら、さっきより力を込めたこれならどうっすか?」
そう言うと、今度はオーバー過ぎる動きで投擲する。
当麻はさっきと同じ様に右手を振るい、その槍を破壊した。
堕天使は、2度も自身の槍を壊された事に今度は呆然としてしまう。
「な、なんなんすか?!神器の反応も無いのに、何でうちの槍が消えるんすか?」
堕天使は
当麻は堕天使に睨みつけられても、さも平然とした顔でいた。
「さぁ、なんでだろうな。当ててみろよ、堕ちた天使。」
そう言いながら、挑発じみた笑みを浮かべる。
「………この人間風情が、なめた口を吐くな!」
堕天使は今度は両手に光る槍を生成した。
そして、翼を羽ばたかせーーー。
「遠距離攻撃が駄目なら、こっちならどうっす?」
一気に急降下し、当麻との距離を詰める。
詰めながら左手を振り上げ、槍の有効範囲に入ったと同時に当麻に向かって振り下げた。
当麻は焦らずに、自身の右手を振り下げている槍に向かって手をかざし、破壊する。
が、次に見たのは当麻から見て左の方からくる横薙ぎに払おうとしている槍だった。
「うお?!」
そう言いながら、当麻は急いで体を下にしゃがませる。
結果、横薙ぎの槍が捉えたのは、当麻の髪の先端部分のみであった。
そのまま、堕天使が薙ぎ払った右手を、自身の左手で堕天使の体に押し付ける様に抑えた。
「この………離せ、人間!」
「離せと言われて話す奴がいるか!」
当麻はそう言いながら右手に拳を作りーーー。
「うおーーーー。」
叫びながら堕天使の左頬に向かって振り抜く。
1発、いや2発の右手による攻撃はクリーンヒットし、堕天使はバウンドしながら、後方に2、3転していった。
地面についた堕天使はすぐ様体制を整え、翼を広げて飛翔し、そのまま空中で止まる。
「ハァ、ハァ………お前、本当に人間っすか?いくら人間が他の種族より弱いとはいえ、うちを吹っ飛ばす力があるわけが………。それに、乙女の顔を平気で殴りやがって………男の風上にも置けないっすね。」
「何言ってやがる。生死がかかった戦いに、乙女もクソもあるかよ!」
当麻はそう言って、空にいる堕天使を睨みつける。
堕天使は殴られたダメージをある程度回復させようとしているのか、その場から動かず、じっとしながら当麻の方を見ていた。
静寂になるこの場。
硬直するこの空間は10、20秒ぐらいしか経ってないはずなのに、体感的に1分、2分経ったのではないかと思う位長く感じた。
が、意外にもこの静寂を破ったのは堕天使の方だった。
「あぁーーー、やめ、やめっす。」
堕天使は頭を手で2、3回ゴシゴシと動かすと、その顔は何故かスッキリした顔になっていた。
「全く、
「何だと?」
「だからーーー。」
そう言うと、堕天使の姿が当麻の目ではぶれて見え、それと同時に当麻の前で右手に拳を作っている姿が見えた。
「うちはうちのやり方でやることにしたっす。」
それを言うと同時に、当麻の横腹に衝撃が来た。
「?!があぁぁーーー。」
かつて無い痛み。
かの錬金術師によって右腕を切られた痛みでも、
これが他種族の身体能力。人間の限界を超える力を持つことの出来る種族。
当麻は、その存在の恐ろしさをこの痛みで改めて思い知った。
「どうしたっすか?まさか、今のパンチでもうギブアップっすか?」
当麻はその言葉に反応して堕天使の方を見ると、その視界には左手に拳を握った堕天使が、まっすぐにこちらに向かっているのが見えた。
「ぐっ!?」
顔面をそらすことでなんとか回避する当麻。
しかし、回避した方向に何かに遮られるかの様に当麻の頭を抑えられる。
視線だけ抑えられた方を見ると、堕天使の右手が頭を抑えていた。
「いつの間に?!」
「あんたがうちの左手を見てる時に準備してたっすよ。」
そう言うと、堕天使は拳を握っていた左手を緩め、すぐ様当麻の頭を抑える。
「しまった?!」
「本命は、こっちっす!」
そのまま当麻の頭を自身の方に引き寄せ、それと同時に膝蹴りを喰らわせた。
あまりの衝撃に頭が真っ白になり、そのまま片膝と片手を地面につけた。
「ごふっ、はぁはぁ、く、そが。」
横腹に受けた痛み、そして先ほど受けた顔面の痛み。
それを証明するかの様に、舌から感じる鉄の味。
人間同士の戦いならなんてこと無いはずの痛みのデータは、異種族の前では全く役立たずのものと成り果て、今現在、横腹がわずかに痙攣しかけているのがわかる。
「いやー、よくがんばったっすよ、人間。うちが光力で拳の威力を底上げしてるとはいえ、今尚、こうやって生きてうちとまだ対峙出来てる。もし、堕天使に転生出来るものがあるのなら、すぐ様仲間にしてるとこっすよ。」
もう勝利が確定していると思っているのであろう。
先ほどの気迫が胡散しているのが、当麻には感じた。
ーーーーーー強い。
当麻は素直にそう感じた。
身体能力は確かに堕天使の方が優れているであろう。
でも、そうだったとしても、当麻は諦めるわけにはいかなかった。
「だからもう、終わりにーーー!?」
当麻は地面についていない膝の方の足に力を込める。
動く。
次に地面についている膝の方の足に力を込める。
まだ動く。
そして、立ち上がるための補助として、両手を地面につけ、力を込める。
まだまだ動く。
ーーーーーー立てる。
そう思いながらも、フラフラと動いている足に力を込め、立ち上がるのであった。
そうだ。ここで諦めたら、他の人に被害が行く可能性が高くなってしまう。
ーーーーーーだからこそ、ここで折れるわけには、いかねぇ!
そして、そんな姿を見た堕天使は驚愕の顔をした。
「な!?一応、渾身の一撃を喰らわしたつもりっすよ?!あれを喰らって、まだ立つんすか?!な、なんなんだよ………こいつ。」
そう言いながら堕天使は、片足を一歩引いていた。
「………なんでだよ。」
「は?」
当麻は相手に語りかける様に話し始める。
「そんな強い力を持っていながら、何で他人の人生を奪う様な事しか出来ないんだよ!その力があれば、俺みたいなちっぽけな力を持ってる奴より、もっとたくさんの命を救えるのに………簡単に助けることが出来るのに!」
堕天使は、当麻のその言葉に少しだけ驚きの表情を浮かべるも、すぐ様苦虫を噛む様な表情になる。
「………今の堕天使の状況がわからないお前に、何がわかるっすか!うちらは堕天使の中でも下級の存在っす。その下級の存在が上の階級になる、または上の階級の堕天使に見初められる為には、
そう言うと、右手を顔に持っていき、顔を片側だけ隠す様に覆う。
「もう、耐えられないんすよ………あんな思いをして生きたくない!わかるっすか?下級の存在は殴られ、蔑まれても誰も助けてくれない!………今、堕天使のトップがその状況を変えようと、人力を尽くしているみたいっすけど、それがいつになるかもわからない。………まぁ、今回はレイナーレ様がトップの方に恋心を抱いているみたいなんで、それを手伝って随伴出来たらいいなって思ってやっているっすけど………」
言いたいことを言ったのか、堕天使は息切れを起こしながら、瞳に涙を溜めていた。
当麻はその瞳を見て、自身の決意を決めた。
「………あぁ、確かにお前の言う通り、世の中にはお前みたいな奴が沢山いるんだろう。それはどうしようも無い事実だ。でもだからって、それが他人の人生を、命を奪っていい理由になんかならないだろう!お前の言う下級の存在は転ばされることが多いんだろう………だったら、起き上がればいいだけじゃねぇか!100回転んだら、100回起き上がる。1000回転んだら、1000回這い上がる。たったそれだけの事じゃねぇか!転んだら転んだまんまで他の奴を転ばせてるんじゃねぇよ!」
「………うるさい。」
「それに今回、自分の為に他人の
「黙れーーーーーーーー!!!」
堕天使はそう言いながら、猛スピードで当麻に近づいて行く。
「思い出せよ、堕天使。」
堕天使は拳を作り、当麻を殴ろうとするも、当麻にしゃがまれた事でその拳は空を切る。
「お前は何を守ろうと、その力を手にしたんだーーー!!!」
いつの間にか拳を作っていた当麻の右手は、堕天使の顔に向かって伸び、直撃した。
当麻に殴られた堕天使は、後方に1メートルほど飛ばされ、2、3回転がる。
「ハァ、ハァ。」
正直な話、当麻は限界だった。
今の攻撃で立っているのがやっとの状態。
それでも倒れるわけにはいかないと、自分に叱責し、立ち続けるのであった。
だが、そこは他種族。
身体能力が人間よりある程度高い目の前の堕天使は、すぐ様立ち上がろうとする。
が、顎に当たって脳が揺らされたのか、足がガクガクになりながらも立ち上がろうとしていた。
「………この、人間がぁーーー!!」
まだ、この戦いは終わらないとふんだ当麻は、堕天使の姿を見ながら右手に拳を作る。
「そこまでです。これ以上、この方を傷つけようとするのであれば、シトリー様眷属の『巡巴柄』がお相手します。」
「同じく、シトリー様眷属の『花戒桃』も参入させてもらいます。」
当麻が声のする方を見ると、そこには駒王学園の女子生徒が2人いた。
1人は肩まである赤色の髪を後ろで二つ、お下げにまとめている女性。
もう1人は腰まで伸びている白色の髪をそのまま伸ばしている女性。
そう、彼女達は生徒会の役員でもあり、支取蒼那の眷属、つまり悪魔である。
「ち、シトリー家の悪魔っすか………これ以上は武が悪いっすね。ここは引かせてもらうっす。」
堕天使はそう言うと翼を羽ばたかせ、空へと上がる。
「おい、そこの人間。」
「………なんだよ。」
「あんたの名前、教えてほしいっす。」
「上条………当麻。」
「カミジョーっすか………うちの名前は『ミッテルト』っす。カミジョー、今度会う時は必ず決着をつけさせてもらうっす。」
そう言うと、堕天使ーーーミッテルトは体を反転させ、当麻から遠ざかって行った。
今度こそ戦闘が終わったと確信した当麻は、もう一度膝をついてしまう。
「当麻くん?!」
「上条ちゃん?!」
当麻が膝を着いたことにより焦った2人は、倒れない様に当麻の腕をそれぞれの首の後ろに回す。
「すみません。巡先輩、花戒先輩、助かります。」
「当麻くん、何故こんな無茶を?」
「………ハハ、わかんないっす。ただ、あいつらがやってる事を聞いたら、勝手に体が動いちゃいました。」
当麻の言うことに、目を大きく見開く2人。
「動いたって………上条ちゃん、貴方は人間なのよ。私達悪魔や堕天使とは違うのよ?」
「………例えそうだったとしても、下手をしたら他の駒王学園の生徒に被害が行く可能性があった。だったら、守る為に、俺は動きます。守る事に、資格なんて必要ないんだ……か………。」
そう言いながら、当麻の意識はブラックアウトした。
感想にはフラグ立ってると言っていたのに、全然違う描写となってしまった………。
ホント申し訳ないです。
さて、次回の投稿なんですが………。
すいません、1月中は全く投稿出来ない可能性が大です。
投稿出来る時間があれば投稿したいと思っています。
確実に投稿出来ると約束出来るのは2月になるかと………。
それまでしばしのお別れです。
では良いお年を。