イベントについて一言言いたい事をまとめた感じ。
抽象的かつ若干ブラック目なので合わない方は早めのブラウザバックを。
暗い視界に明かりをともすと目の前の影がいつものように私を招く。
「マスター。さあ、聖杯戦争を続けよう」
だが視界は真っ暗闇でなにも見えない。
そのなかを白いリスのような生き物、フォウが走っていた。
「フォウ、フォーーーゥ!」
私はそれをひたすら追いかけ続けた。
ひたすらひたすらひたすら。フォウの姿を見失わないように見つめ続けた。
突然フォウの足が止まった。そして世界もそのまま停止したようだった。
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サーバーとの通信が切れました。
リトライしますか?
「終了」「やり直す」
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こんなところで終わるなんて私は嫌だ。即座に「やり直す」を選択した。
世界が再び暗転する。
「やり直し」を待つ間、どこかの掲示板かSNSらしき画面の書き込みが見えた。
「全然繋がらないんだけど」
「また落ちた」
「糞運営」
「少しも進歩しないな」
「詫び石はよ」
「詫び林檎はよ」
そうしてまた元の場所にもどってくる。そこでは以前と同じように正体不明の影のような何者かが笑っているのだ。
「さあ、聖杯戦争を続けよう」
影に促されてまたしても真っ暗な世界を覗き込む。また同じようにフォウが走っている。それを追い続け、そしてまた。
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サーバーとの通信が切れました。
リトライしますか?
「終了」「やり直す」
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何も考えずに「やり直す」を押した。
また元の場所に戻り、フォウの姿を追いかけ、立ち止まってはやり直す。
けれど、やり直しても、やり直しても、やり直しても、すぐに最初に戻ってしまう。
そのたびに、あのうんざりするような罵声、怒号、呪詛が眼に入るのだ。
「また繋がらなくなった、いいかげんにしろよ」
「もう○○時間もログインできないんですけどー」
「AP溢れたじゃねえか!どうしてくれんだよ」
「終わりなきログイン戦争」
「Unlimited Maintenance Works!」
「頭庄司」
「詫び信長はよ」
「詫び沖田はよ」
「しねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしねしね」
そんな繰り返しをいったいどのくらい続けたのだろうか。数える事ができない。
頭をからっぽにして徒労でしかない無限ループを続けるしかない。
何度目の「やり直し」だったのか。まったく覚えていないけれど、不意に視界が開けた。
目の前で回転する地球儀。久しぶりに見るクエストの入り口。
またFate/Grand Orderにログインできたのだ。
「やった! ログインできましたよ」
喜んで、私をここに誘った影のようなサーヴァントに話しかけようと振り返った。
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サーヴァント指定エラー
指定したサーヴァントを所持していません
エラーコード:99-**********
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「え?」
見慣れないエラーに戸惑った。
霊基一覧で影のサーヴァントを探すが見当たらない。その代わりに見慣れないサーヴァントと目が合った。
「こら、誰を探している」
「は? あなたは?」
黒い軍服姿に赤いマントをたなびかせたサーヴァント。だが長髪だし声も女性のものだ。
「わしじゃ。そなたと契約したであろう。魔人アーチャーこと第六天魔王、織田信長じゃ!」
「織田…信長…?」
いつの間にか、織田信長がサーヴァントに加わっていた。
「なにをしておる。さあ出陣するぞ!」
織田信長が指差す先には
「ノッブー!」「ノブゥ!」
二頭身にディフォルメされた織田信長のような謎の生き物がうじゃうじゃと湧いていた。
「ノブノブーー!!」
そしてノブノブたちはこっちに向けて火縄銃を構え、平たい茶釜を抱えて突進してきたのだ。
こうしてその名の通りぐだぐだ極まりないイベント「ぐだぐだ本能寺」の14(+2)日が幕を開けたのだった。
全てがFate/hollow ataraxiaに見えるhollow脳の私は、ログインで何度も何度も弾かれてる間に「あ、きっとバゼットさんもこんな感じでは」と妄想して気を紛らわせておりました。