残骸   作:kanpan

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2015年09月09日の活動報告に載せた小話です。


確率1%なら100回召還したら1回当たるんじゃないんですか?(台本形式)

バゼット  「はっ!(ベキバキッ)」

 

マシュ   「どうしたんですか、バゼットさん。こんなにたくさんの聖晶石を握りつぶして」

 

レオニダス 「おやマスター、握力を鍛えておられるのですねッ! 鍛錬に精を出すのは大変に良いことです!」

 

バゼット  「違います。聖晶石を使ってレア召喚をするのです」

 

レオニダス 「……わかっております。マスターは私ではないランサーを所望でしたね」

 

バゼット  「あっ、その……、確かにクーフーリンを召還したい気持ちに変わりはないのですが、今は別に引き当てたいカードがあるのです」

 

マシュ   「なにかと無頓着そうなバゼットさんがそんなに当てたいなんて、一体何のカードですか?」

 

バゼット  「ついに私も概念礼装になったのです。”☆4 封印指定 執行者” です!」

 

レオニダス 「おおッ! マスターもついにッ!」

 

バゼット  「(バキバキバキ) よし、40個の聖晶石を砕きました。では、さっそく10連ガチャを引きます!」

 

チャラララッチャ、チャッチャ♪ バシャーン!

 

赤の黒鍵 青の黒鍵 緑の黒鍵 言峰   青の黒鍵

緑の黒鍵 赤の黒鍵 カレン  青の黒鍵 緑の黒鍵

 

バゼット  「うわああああああああああああああ!」

 

マシュ   「どうしたんですか、バゼットさん!」

 

バゼット  「黒鍵には嫌な思い出が。なにしろ宿敵である代行者の武器ですから。くっ、聖堂教会め」

 

レオニダス 「マスター、むやみにガチャを引いても求めるカードは出現しません!」

 

バゼット  「だが……それではいったいどうすれば」

 

レオニダス 「まずわァ! 計算をするのです!」

 

マシュ   「計算? 何をですか?」

 

レオニダス 「確率ですッ! マスターの概念礼装は☆4。つまり求めるカードが当たる確率はァ!」

 

 

††† スパルタ王計算中 †††

 

 

レオニダス 「当たる確率を求める公式は以下です!」

 

 

1 - 当たらない確率 = 当たる確率

 

 

レオニダス 「まず、☆4概念礼装が当たる確率は12%(0.12)、つまりそれ以外のカードである確率は88%(0.88)ですッ」

 

レオニダス 「さらにッ、☆4概念礼装は現在12枚。そのうち”封印指定 執行者”以外のカードである確率は 0.12 × 11/12 (0.11)ですッ」

 

レオニダス 「これを公式に当てはめるとッ」

 

 

1 - ( 0.88 + 0.11 ) = 0.01

 

 

レオニダス 「つまり約1%、となりますッ!」

 

バゼット  「それは☆5サーヴァント並ではありませんか。(ガクリ)これは喜んでいいのか悲しんでいいのか……」

 

レオニダス 「ふう、数学はいい〜。計算が正しかった時の満ち足りた気持ち……」

 

マシュ   「と、いうことは10連ガチャを10回引けば1枚当たるということですよね」

 

レオニダス 「おおっとォ! マシュ殿、それは違います」

 

マシュ   「えっ? 確率は1%なら、100回引けば一度は当たるはずでしょう?」

 

レオニダス 「例えば、当たりを含めて100枚のカードが入った1つの箱から100回引きつづければそのうち当たります」

 

マシュ   「ええ、そうですよね」

 

レオニダス 「ですが、召喚ガチャはそういう仕組みではないのです。1回引くごとに新しく100枚入りの箱がセットされるような仕組みなのです」

 

レオニダス 「その場合の確率を計算するとッ!」

 

 

††† スパルタ王計算中 †††

 

 

レオニダス 「当たる確率1から当たらない確率99/100の100乗を引きます!」

 

 

1 - (99/100)¹⁰⁰ = 0.634

 

 

レオニダス 「つまり100回引いても63%程度です。36.6%の人は当たりません」

 

バゼット  「そんなに多くの人が当たらないのですか……」

 

レオニダス 「さらに引き続けたとしましょう!」

 

 

1 - (99/100)²⁰⁰ = 0.866

 

1 - (99/100)³⁰⁰ = 0.951

 

 

レオニダス 「200回引いても13.4%の人は当たらない。300回でも4.9%の人は当たらないのですッ!」

 

マシュ   「そんな……。確実に引き当てるためには、とほうもない数の石が必要です」

 

バゼット  「今日はこんなにたくさん石を割ったというのに。ああ、足下が聖晶石のかけらでキラキラしています」

 

マシュ   「もう手持ちの聖晶石が残っていません。AP回復にも必要だし、万一の場合のコンティニューにも必要なのに」

 

レオニダス 「心配ありません! また聖晶石を手に入れればいいだけではありませんか」

 

バゼット  「それでは街で仕事を探し、現金を稼がないと」

 

マシュ   「バゼットさん、そんなことをしている時間はありません。私たちは歴史を修正し、未来を取り戻さなくては」

 

レオニダス 「マスター、働かなくともフリークエストやキャラクエをクリアすれば聖晶石が手に入ります!」

 

バゼット  「つまり、戦うしかない、ということですね(グッ)」

 

マシュ   「戦闘ですか……。なるべく不要な戦闘は避けたいのですが……」

 

レオニダス 「さあァァァ! マスタァァァァ! 共に筋肉を邁進しましょうッ! まずわァ! 裸でウェアウルフやワイバーンと戦うのですッ!」

 

マシュ   「そんな無茶な」

 

バゼット  「マシュの言う通りですレオニダス。服はきちんと着ないと」

 

マシュ   「バゼットさん、否定するのそこだけなんですか(泣)」

 

レオニダス 「さあ行きましょう、鍛えるのです! テルモピュライ・エノモタイアァァァァァァ!」

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