ジングルベールジングルベール鈴鳴らず~♪
今年のクリスマスは中止です ヘイッ♪
縁くん……後で屋上集合な?
縁『その満面の笑みが怖い!!絶対ロクでもないことすんだろ!!』
大丈夫だって……紐なしバンジーするだけだから。
縁『不安しかない!!』
では、どうぞ!!
部屋を出た所にいたメイドさんに案内された別室。
俺は輝夜に縄をほどいてもらいながら、輝夜と冗談混じりの話をしているのだが……さっきから魔理沙ちゃん俯いたまま動かない。
「ほら、解けたわよ」
「ん。サンキュー……って、言うのも何か可笑しい気がするけどな」
「もう一度縛られたいのかしら?」
「何でもないですすいません!!」
「ならいいわ。面倒ごとは嫌よ?」
はいはい……輝夜に返事を返し、魔理沙ちゃんに近付く。
にしても、一体どうしたと言うのだろうか。俺のように術を掛けられた訳でもないのに……術を掛けられた俺も無事なんだがなぁ。
「魔理沙ちゃんや、一体どうしたね?」
「…………迷惑に「迷惑になったんじゃないのか?って言ったら拳骨な?」え?」
「はぁ……あの程度の術で俺がどうかなるとでも思ったか?それだったら心外だぞ?こちとら伊達に長生きしてないんだからな」
ただ、術に耐性が出来た切っ掛けが永琳との死闘、輝夜のオシオキのせいなのが悲しい所である……何故こうなった……
「でも……あんなに怒って」
「まあ、な。あれを輝夜か魔理沙ちゃんにされたら、って思うと今でも殺意が湧く。でも、それ以上に、魔理沙ちゃんが俺たちの為に何かをしてくれている。ってのが俺には嬉しいことなんだ。それと比べると、さっきの奴だって二人に手を出さなければ、俺はもう気にしないよ」
「…………そっか」
魔理沙ちゃんは俺に笑顔を向け、そう言った。
…………よかったー!!こんなの俺には合っていません!!もう、自分の語彙のなさに嫌気がさす……帰ったら永琳の学術書やら医学書なんかを借りて読んでみようかな……
「ところで縁……魔理沙ちゃんとか言動やら……私を子供扱いしてないか?」
「え?ダメだった?」
「それこそ心外だぜ。私はこれでも十四歳だ!!」
ドヤァ 胸を張って言い切る魔理沙ちゃんの背中にそんなも文字が見えた。気がした。
「何よ、子供じゃない」
「輝夜さんや……話に参加してそうそう挑発しない。それに、俺達から見れば年下の方が多いんじゃないか?」
「そうでもないわよ?あのコウモリは確実に下でしょうけど。幻想郷には妖怪もいるから長生きは多いでしょう」
「…………」
魔理沙ちゃんや……構って貰えなかったからって涙目になるのは止そうか……俺が殺される。
「あー、えっとだな?魔理沙ちゃんからしたら嫌かもしれないが、俺は魔理沙ちゃんを子供として見ている。もっと言えば、自分の子供だったらな。とかも思ってたりする。まあ、つまりなんだ……君の思いには答えられない」
「……はぁ、まあそうなんだろうな。流石に自分の子供だったらってのは予想していなかったけど、私を子供扱いしているのは分かっていたぜ。どうせ叶わぬ恋だったんだ、私が縁の事を好きになったのも気付いてたんだろ?」
頷く。むしろ、あれで気付かない方が可笑しいのだ。手と手が触れ合う距離ってのは、ほぼ初対面なのに有り得ないからな。
「にしても……二人の子供……ねぇ……だったら親子のスキンシップをしてもいいんだよな?お父さん」
「待て、その発想は可笑し……何で抱き付いているんですかねぇ?」
「魔理沙……今すぐ離れないと」
「子供に対して大人げないよ?お母さん」
俺は魔理沙ちゃんに真っ正面から抱き付かれ、更に輝夜さんにすんごい睨まれてる。
あれ?こんな子だったけ?こんな小悪魔みたいな笑顔を人に向ける子だったけ?
「確かに、私は縁に振られたが、だからと言って私が縁にアピールしちゃいけないわけじゃないよな?本妻にはなれなくても、愛人くらいにはなれるように頑張っていくんだぜ」
…………何故こうなった……
「これからもよろしくな、縁」
困惑する俺と輝夜に、魔理沙ちゃんは小悪魔めいた可愛らしい笑みを浮かべ、そう告げたのだった。
お読みいただき有難うございます!!
縁『で、来た、ってより連行されて来たけど……え?まじでやるんですか?』
……そんなに不安ならこれをやろう つ○
縁『こ、これは……!!輪ゴムじゃねぇかぁああああ!!物理的に無理だろ!!』
しょうがない……二つにしてやろう。
縁『そう言う問題じゃねぇええ!!』
よし、準備完了だ!!秒読み!!
スリー!!
ツー!!
ワン!!
バンジー!!
縁『イヤァアアア!!』
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
グチャァ!!
ou……グロい……
では、また次回~