蓬莱人で美人のヤンデレが俺の嫁   作:ちゃるもん

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投稿です!!

今年ももう終わりですね~

では、どうぞ!!


嫁を信頼してる

外は既に日が沈み真ん丸なお月様が顔を覗かせている。そんな中、俺は一人、レミリアの部屋の前まで来ていた。

輝夜たちには、フランちゃんが暴走したときの為に図書館に残って貰っている。

 

輝夜は大丈夫なのかだって?名前は忘れたが、九尾を圧倒する実力者だぞ?まあ、俺も余裕だったけど。

まあ、後は……信頼、してるからな。

 

俺は目の前の扉をコンコンコンッと三度ノックした。

すると中から『開いてるわよ』と返事が返ってきたので、それを入っていと解釈し扉を開く。

満月の光が差し込む部屋。椅子に座るレミリア。彼女の手には紅茶のカップが持たれていた。

 

「失礼する」

「いらっしゃい縁」

 

扉の先にはニヤニヤと嘲笑うような笑みを浮かべるレミリアの姿。正直見ていて苛々する。

 

「して、何か用なのかしら?」

「お前さんの妹の話でちょっと……な」

「………………そう。それで、フランが何?」

 

……今、明らかに動揺したな。敵意剥き出しじゃねえか。

さっきまでは舐めるかのように俺の事を見ていた視線。しかし、俺の発言と共に一瞬動揺し、今はその視線に敵意を含ませ俺を睨んでいる。

 

「率直に言わせてもらう。お前のやり方ではフランの狂気は悪化していく一方だ」

「……何が言いたい」

「俺の住む永遠亭は一種の病院で、そこには脳波なんかも操れる奴がいる。まあ、要は家ならフランを直せるかもしれない。だから、フランの治療をさせてほしい。どうだろうか?」

 

俯き、震えるレミリア。もしかしたら、可能性が生まれて嬉しいのか?

しかし、俺の考えは余りにも浅はかで、甘いものだった。

 

「…………くッ……ふ、フフ……フハハハハハハ!!笑わせるなぁア!!」

 

パキンッ!

レミリアの手に持たれていたカップがガラス細工のように砕かれた。

 

「私達がどれだけ苦労してきたと思っている?どれだけ駆けずり回ったと思っている?そんな努力や苦労をしても何も出来なく、ただ、自分の無力を恨むことしか出来なかった……それを、今日、初めて訪れたポッと出の貴様が……フランを直せるだと?」

「ああ」

 

あくまで可能性があるだけだが。それは伏せておく。

ここで、レミリアの本音、考えを聞くのが目的なのだ。

 

 

しかし、返ってきた返事は正しく予想外のものだった。

 

 

レミリアは怒りから今度はまたもとに戻り、あの嘲笑うかのような笑みへと戻った。

 

「フランは私の方針で直していく。それで決定だ」

「だから、それでh『ああ、それよりも自分の事を心配する事をお勧めしよう』なに?」

「いや、違うな。正しくは……」

 

俺の目の前に半透明の球体が現れる。

 

「貴様の連れの心配……だったな」

 

そこには、眠らされていたのか輝夜を蹴り起こすメイドの姿が移っていた。

俺はおもむろに首輪へと手をやる。

 

『……ごめんなさい……ちょっと、油断してたわ』

 

首輪から聞こえたのは輝夜の声。

この首輪は通信用として永琳が作ってくれた物である。

 

「大丈夫か?」

『ええ。大丈夫よ』

「そうか……良かった……」

『……縁の言いたいことは分かった。暴れるんでしょ?』

「察しが良くて助かる」

『魔理沙達の事は任せなさい』

「頼む」

 

首輪から手を放し、ガキに目を移す。

 

「お話は終わったかな?」

 

輝夜を助けに行かなくていいのかって?

 

「まあ、良い……」

 

言っただろ?

 

「少しは楽しませてくれよ?」

 

信頼してる、ってな。

 

「人間」

「オイコラガキ……死ぬ覚悟は出来てんだろうな?」

 




お読みいただき有難うございます!!

レミリアはフランを誰かに任せたくない。それも、親しくない相手。
その気持ちは分かる。けれども、彼女は手を出してしまった。
ちょっとした好奇心で龍の逆鱗に触れてしまったのだ。

誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。

次回 吸血鬼VS人間

では、また次回。
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