ふ ざ け ん な!!
縁『ゴハァ!!ちょ、なんでいきなり殴ってきたの!?』
では、どうぞ!!
今上空では二人の少女が空を飛んでいた。
何でも異変が起こったらしい。
そして、その異変に駆り出された俺は地面を走っていた。
いやだって、俺飛べないし。むしろ何でお前ら飛べるんですかね?
と、ちょっと不貞腐れながらも飛んでいる二人の後を追っていく。
「―――にし!!避けろ!!」
「は……い!!?」
誰の声かはわからなかったが、呼ばれた気がしたので前を、上を向いた。
目の前に誰かいた。しかも、すぐ目の前。もっと言えば吐息が俺に届くレベルで。
まあ、流石に避ける事もできずにゴロゴロとぶつかって来た奴と一緒に転がっていったのだが……その、唇に柔らかい感触、歯と歯がぶつかり合ってカチカチ鳴っている音が聞こえるわけで……要するに見ず知らずの奴とキスをしてしまったわけで……いや、ほんと……俺が何をしったて言うんですかね?
取り敢えず上に乗ったままのこの子をどうにかしよう。
そう思ってひっぺがそうとしたら……目と目が合う。そりゃあもうバッチリと。しかもキスしたままで。
みるみるうちにその頬は朱に染まり、俺からガバッ!!と離れる。
うむ……いや、まあ男じゃないだけマシとしよう。
「な、なななななな!!」
「なだけに七ってか?」
「何してくれてんのよー!!!!」
俺の顔に真っ赤な紅葉が出来ました。
・
「がルルルルルルルッ!!!!」
「おい霊夢、烏が犬になったぜ?どうすりゃあいいんだ?」
「そんなの知らないわよ。てか、殺気をこっちに向けないでくれるかしら」
どうやら俺とキスをしてしまったのは『射命丸(しゃめいまる)文(あや)』と言う天狗の少女だった。
背は百六十前半、もしくはいっていないぐらいだろうか。そして背中には日の光を反射する美しい一対の翼。
彼女は知っている。何度か家に取材に来ていたのを見た程度だはあるが。
「…………初めてだったのに……」
唐突に聞こえた小さな声。やばい、嫌な予感しかしない……!!
涙目のまま俺を睨み付ける文ちゃん。雰囲気がアノときのレミリアに似ている。
「責任は!!とってもらいますから!!」
「やっぱりか……!!はぁ……すまんが俺には既に嫁がいる。責任は取ることが出来ない。代わりに俺にできる範囲でお願いを聞くってので手を売ってくれると」
「結婚で」
「…………それ以外でお願いします」
「却下で」
「………………行くぞ二人とも!!霊夢ちゃんは結界よろしく!!」
霊夢ちゃんと魔理沙ちゃんの腕を掴み小脇に抱える。
すまない文ちゃん……そのお願いは聞けないのだよ……!!
「責任は今度結婚以外の形で取るから!!じゃ、急いでるんで!!」
大地を蹴りそれなりのスピードで目的地『太陽の畑』を目指す。
流石に天狗と言えどこれなら逃げ切れるだr
「待ちなさーい!!!!」
「嘘だろ!?」
スピードを上げる。
しかし徐々にその距離は縮まっていく。
「くッ!!」
地面に霊力を纏わせ頑丈にする。そして全力で地面を蹴りトップスピードへ。
さっきまでとは比べ物にならないほどの轟音が鳴り響き、文ちゃんの姿が遠ざかっていく。
「ふぅ……撒けたか……最初からこうしておけば良かった」
『あらあら。何だか面白そうなお客さんが来たものね』
…………今日の俺には女難の相が出ている事であろう。それもドス黒い。
声のする方向には、獰猛な笑みを浮かべた女性が印象的な傘を差し佇んでいた。
・
「あの方角は太陽の畑……責任はトッて貰いますカラ!!」
・
「うふふ……縁ったラァ……」
「姫様?」
「あら、そうしたのうどんげ?」
「ヒィ!!な、何でもないです失礼しました!!」
お読みいただき有難うございます!!
いやほんと……やってくれるよね縁くんは(♯⌒ω⌒)ピキピキ
縁『俺は悪くねぇえ!!』
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
どっちが良い?
木のノコギリで斬首 爪剥ぎ耐久レース
縁『どっちもエグいんですがそれは……』
当たり前じゃん
では、また次回~