幽香さんのキャラがブレブレやOrz
では、どうぞ!!
ゴウッ!!
目の前に迫った拳を寸前の所で回避する。
「おいおい……挨拶にしちゃ物騒じゃないか?」
「あら?そうだったかしら」
「……魔理沙ちゃん霊夢ちゃん。ちょっと離れとけ」
二人を下ろし、離れてくれと頼む。勝てるきもしない相手に二人を守りながら戦うのは確実に無理だ。
一緒に戦うと駆け寄ってくる魔理沙ちゃんを霊夢ちゃんが抑えてくれた。
それを確認し、改めて殴ってきた相手に視線を向けた。
「さて、俺はこっからどうすればいい?この場で花たちを巻き込みながらおっ始めるのか、移動して殺り合うのか、そもそも殺らないか……俺としては最後の選択肢を推したいんだが」
「そうねぇ、少し移動しましょうか」
「まあ、そうなるよな」
「私の家に」
・
「何で私たちはコイツの家に招かれてるんだぜ!?」
「良いじゃない。タダでお茶を飲めるんだし。どうやらこの妖怪は異変と関係ないようだしね」
「んッ」
「お、ありがとな。と、おい、どうした?膝の上に乗りたいのか?たくっ、しょうがねえな」
紅茶を持ってきてくれた女の子を膝の上に乗せる。
目の前にある頭をわしゃわしゃと撫でてやると、猫のように擦り寄ってきた。可愛い。
「あら、随分なつかれたのね」
「初対面だけどな。それで?そろそろお前さんが襲ってきた理由を聞かせて貰ってもいいと思うんだが?」
「『風見(かざみ)幽香(ゆうか)』よ。幽香で良いわ。で、そっちの貴方の膝の上に座っているのが『メディスン・メランコリー』。私は花妖怪でメディスンは人形の妖怪。付喪神ね」
「そうか。俺は蓬莱山縁。んで、こっちが」
「博麗霊夢よ。こうして話すのは初めてかしらね」
「……霧雨魔理沙だぜ」
殺気が飛んできているのは気にしたらいけない。俺はそう学んだのだ。
てか、魔理沙ちゃんまで何で睨んでくるんですかねぇ?メディスンちゃんか、メディスンちゃんを膝に乗せているからか!!どうせ輝夜にもバレてるんだろうなぁ……帰りたくないなぁ……
「自己紹介も済んだんだ、そろそろ教えてくれても良いんじゃないか?」
「そうねぇ、興味が湧いた。ただそれだけよ」
ま た か!!お前もレミリアと同じタイプか!!
「言っとくが魔理沙と霊夢に手を出したらただじゃおかねえからな?」
「あら怖い。でも安心しなさい。私が興味あるのは今のところ貴方だけよ。人の身でありながら私の一撃を回避……それも不意討ち……いいわ、ゾクゾクする……!!」
あ、これレミリア以上に関わちゃいけないタイプの奴だったわ。
「花が咲き乱れている理由を知りたいんでしょう?私は犯人ではないけど、原因なら知ってるわよ?」
「……どうせ条件があるんだろう?遠慮させてもらう」
「聞いてもいないのに決めるのね。まあ、そうなんだけど」
「行こう魔理沙ちゃん霊夢ちゃん」
俺はメディスンちゃんを下ろし、立ち上がる。が、動けない。
まるで体全体から力が抜けていく感覚。
そして、それを見てクスクスと笑う風見。それを警戒する魔理沙と霊夢。
「なにしやがった……!!」
「あら、私は何もしてないわよ?ええ……ナニも」
「ごめんなさい……お兄さん……」
聞こえてきたのはか細い声。メディスンちゃんの声だった。
メディスンちゃんは何度も誤り、その頭を何度も下げた。
「本当はこんな事させたくなかったにだけれど……おいで、メディスン」
メディスンちゃんは風見の側に駆け寄り、そのスカートをぎゅと握った。
「……は、ははは……いやー俺も修行が足りない。こんな簡単な搦め手に引っ掛かるなんてな」
「縁!!今助けるからな!!」
「させると思ってるのかしら?」
「貴女こそ」
俺を助けようと走ろうとする魔理沙ちゃん、それを阻止しようとする風見、さらにその風見をとめようとする霊夢ちゃん。
「二人とも。大丈夫。ソイツはもう何も出来ない」
「……何を言ってるのかしら?」
「お前も、この花畑が無くなるのは嫌だろう?」
「だから、何を言っているのかしら?」
「なに、あくまで力が入りづらいだけで起爆ぐらいは出来るって話さ。もう、分かるだろ?」
そう、俺は風見との会話中、それこそあの殴りかかられた時からずっと花畑を侵食するように霊力を流した。
どうだい?結構薄く分かりづらいように這わせたから……今でも気付いてないみたいだな。御愁傷様です。
後は俺の能力で地面に炎を纏わせればいい。そしたら盛大な焚き火の完成だ。
と、相手を脅すかのように説明する。
説明してみたが、今ここで全部嘘でした。と、真実を話したらどうなるのだろうか?てか、よくバレなかったな。冷や汗がヤバイんだけど……
「魔理沙ちゃん霊夢ちゃん。俺を抱えて連れてってくれない?多分もうすぐ毒も分解されるだろうけど」
「分かったぜ」
「はぁ~分かったわよ」
「ありがとう。それと、風見、メディスンちゃん。紅茶美味しかったぜ」
二人に抱えられ風見家を後にする。
『ウェルカム』
「………」
「…………」
「……………」
さて、これで太陽の畑は関係ない事が分かった。
俺は幻想郷の地理に詳しくないため二人に付いていくしかないのだが、どうせなら落ち着ける場所がいい。
『ちょっと!!無視しないでよ!!』
俺たちには天狗の姿は見えない。
見えないったら見えないのだ!!
同行者に天狗 射命丸文 が増えました。泣ける。
「ええーい!!引っ付くな鬱陶しい!!」
「よいではないかよいではないか!!どうせ責任とってもらうんですから」
「おい天狗!!そこは私の場所だぜ!!」
「うるさいですよペチャパイ」
「な!!お前だってそんなにないだろ!!」
「ペチャパイよりはありますよ?」
『『ガルルルルルルッ!!』』
「なんでこうなった」
「私が聞きたいわよ」
・
「蓬莱山縁……良いわね……私の物にしてあげる……」
「……ダメ」
「あら、こんな所にライバルがいたのね」
・
バキッ!!
「(鋏を握りつぶした!?)ひ、ひめさ」
「ア"ッ」
「ヒィ!!な、何でもないですごめんなさい!!」
お読みいただき有難うございます!!
メディスンを膝の上に乗せる……だと!?
縁『あ、これ八つ当たりがくるパターンだわ』
それを縁から自分に置き換えれば…………
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
縁『…………あれ!?』
ゲヘヘ……
では、また次回~