蓬莱人で美人のヤンデレが俺の嫁   作:ちゃるもん

32 / 90
投稿です!!

まずひとつ……今回もう、これでもかってくらいのご都合主義です。
そして、コーヒーがいるかもです。

では、どうぞ!!


私は確かめる

縁の体から力が抜け、どんどん冷たくなっていった。

私は縁の体を必死に抱き締め、縁の名前を呼ぶ。

 

「……縁!!縁ッ!!」

 

しかし、彼の口からは微かな息をする音がするのみ。

それでも、それでもなお、私は縁の名前を呼ぶ。そうしないと、縁が何処かに行ってしまいそうだったから。

 

最初の異変は、縁が気を失ってから半刻ほどが経った頃だった。

縁の体が震え始めたのである。

まるで小鹿のようにガクガクと震え始めたのである。

 

私は縁の体を暖めるように、より強く、より優しく抱き締めた。

しかし、一向に震えが止まる気配はない。

 

顔色もドンドン悪くなっていき、まるで死人のよう。

私は怖かった。このまま縁が居なくなったらどうしよう……!!

ついこの間も似たような事があったのに、また同じ間違いを犯した。私は馬鹿だ……どうしようもないくらい馬鹿だ!!

 

『うらぎり……もの……』

 

心臓がドクンッと大きく鳴る。

さっきまでの焦りが嘘のようになくなり、世界が鮮明に、そして残酷に現実を私へと突きつけた。

 

裏切り者

 

そうだ。私は縁を裏切りったのだ。

縁は私を信じてくれていたのに、私はその信用を踏みにじった……私は裏切り者……

 

「ごめんなさい……」

 

気付けば、私は謝っていた。

何にたいして?縁?裏切ったから?分からない……

 

「ごめんなさい……」

 

目からは涙が溢れ、頬を伝い縁の顔へと落ちていく。

泣きたいのは縁の方なのに、どうして私が泣いてるの?分からない……

 

「ごめん……なさい……」

 

声がかすれ、涙は止まらず、ただ謝る。

私はどうしたい?縁と一緒にいたい。でも、もうこれ以上は一緒にいれない……私が……裏切ったから……縁、は……もう、私を見てはくれない……

 

「……輝夜」

 

耳に声が届く……ずっと聞いてきた心地のよいあの声。

 

「……縁ッ!!」

 

私は、その声に反応し反射的に抱き締めている腕の力を強めた。

だが、後悔する。なんで抱き締めてしまったのか。と。これでは、別れが辛くなるではないか!!

 

私は縁からバッ!!と立ち退き、縁の顔を見ると縁に背を向け走り出した。

別れの言葉を聞くくらいなら、私から消える。そうしたら、きっと辛くはないって。そう信じて。

だが、何故だ?涙は止まるどころか勢いを増していく。

前が見えない……ここが何処なのか……それすらも分からない。

 

私は涙を拭い、地面に座り込んだ。

しかし、私はまた直ぐに立ち上がる事となる。

何故なら……

 

「……帰るぞ」

 

私の手を無理やり掴んで立ち上がらせる人が居たから。

その手は大きく、逞しく、暖かい。

握ってるだけで、心が満たされていく。

 

……ッ!!

 

私はその手を振り払った。

折角、決断したのに……これでは……!!

 

「あの、神奈子とか言うやつに惚れたんでしょ!!そっちに行きなさいよ!!」

 

涙声ではあったものの、怒鳴り散らすように言い放った。

そう。あの時、首輪から聞こえた声。

 

「……ああ、あれか」

「何よ……」

「うんにゃ。やっぱ可愛いなって思ってな」

 

そう縁は答えた。

そして、もう一度私の手をとり、私の目を見つめた。

 

「ごめんな。心配させて」

 

何時かのように、謝った。

私は縁の腕の中にいた。

 

「俺が愛してるのは、輝夜だけだから」

 

優しく、諭すような声で囁きかけた。

何だろう……今までは平気だったのに、今日に限って恥ずかしい。

 

既に、私の中で縁を突き放すと言う選択肢は無くなっていた。

 

「帰ろう。俺たちの居場所へ」

「……ええ」

 

そして、私と縁は口付けを交わす。

二人の愛を確かめるために。

二人が、存在していることを、確認するために……

 

 

 

 

 

 

 

余談だが、この後むちゃくちゃした。

 

 

 




お読みいただき有難うございます!!

いや~入試が終わって精神的にヤバかったですよ~あっはっはっは
何とか書けたぜ。

誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。

カレーは中辛
麻婆豆腐は激辛

では、また次回~
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。