蓬莱人で美人のヤンデレが俺の嫁   作:ちゃるもん

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投稿です!!

ネタ投下!!
何のネタか分かるかな?

では、どうぞ!!


俺の暇潰し

「ほら、以前空に変なもの打ち出してだでしょ?」

「…………ああ!!」

 

博麗神社に少女が降ってくる半年前のこと……

 

 

 

 

「にしても、レミリアが月に……ねぇ。一体なにがあったのやら」

「あら、切っ掛けなんてどうだっていいじゃない。夢、好奇心、楽しければ何でも良いわ。楽しければ、ね」

 

俺達はレミリアの招待により紅魔館で行われるパーティーへと来ていた。

そして、そのパーティーでは月に行くためのロケットとやらをお披露目するらしい。何のためにかは知らない。どうせただの思い付きだろう。

 

門番に招待状を見せ、館へと足を踏み入れる。

そして、メイド長を名乗る少女の後に付いていきパーティー会場へと足を踏み入れた。

 

「おおー!!結構気合い入ってんな」

 

色とりどりの料理が、長い机の上で鼻を刺激する美味しそうな匂いを漂わせる。

そして、会場内には人種問わず数多くの招待客で賑わっていた。

中には見たことのある顔から、知人、知らない相手……レミリアの顔の広さに驚くのと同時に、自身の顔の狭さに苦笑いせざるを得ない。

 

「あら、縁じゃない。久しぶりね」

 

入って直ぐ、俺に声を掛けてくる人物。俺のなかでは会いたくない人物堂々の第1位の花妖怪こと風見幽香だ。そして、その後ろに雛鳥のように付いて回っているメディスンちゃんも一緒である。

 

「こんにちは。メディスンちゃん。元気にしてたか?」

「(コクコク)」

「そうか。それは良かった。子供は元気でないとな。ん?手を繋ぎたいのか?ほれ。転けるなよ」

 

メディスンは声には出さないものの、表情豊かで、身ぶり手振りもあるので何をしてほしいのかは分かりやすい。

かざみゆうか?いや、しらないこですね。

 

「あら、私に挨拶はないのかしら?」

 

ヒュンッ

パシッ

 

「こんな賑やかなところで無粋じゃないかしら?」

「私は縁に挨拶をしているの。邪魔しないでくれるかしら」

「手を出さないのなら離してあげる」

 

俺に向け放たれた拳を、輝夜は難なく受け止める。俺の時のように大きな音も出ない所に俺との技量の差がハッキリと分かる。勿論俺が下だ。

二人は数秒睨み合った後、幽香が折れた。

 

「はぁ~。分かったわよ。大人しくしていれば良いんでしょ」

「そう。物分かりが良い子は好きよ」

「言ってくれるじゃない」

 

…………俺が原因でこの辺り一体が戦場に変わるのは御免だ。

俺は拳を再び放とうとする幽香の肩を二度叩き、挨拶をする事にした。

 

「久し振り。風見」

「ええ。久し振りね縁。どうしてさっきは挨拶を返してくれなかったのかしら?」

「分かっているくせによくもまあ堂々とそんな事を聞けるな」

 

幽香はクスクスと微笑む。

ゾクッ!!!!

…………これ以上関わらないでおこう。

身の危険を感じた俺は心にそう誓った。

 

「取り敢えず、俺達はレミリアに挨拶をしないとだから」

「そう。また後で来なさい」

「(バイバイ)」

 

もはや脅しにしかなっていない幽香を無視し、此方に手を振ってくるメディスンちゃんに手を振り返してその場を後にした。

 

 

「おや?縁さんじゃないですか!!」

「「帰れ」」

「あやや!!開口一発目が帰れって酷くないですか!?」

「文様。他の方の迷惑になっていますよ」

「椛まで!!うぅ……私は自分の不満すらも言ってはいけないのでしょうか?」

 

まーためんどくさいのに会ってしまった。

まあ、射命丸に関しては謝りに来ているので幽香よりはマシである。会いたくない人物第3位だ。

因みに会いたくない人物第2位は『東風谷(こちや)早苗(さなえ)』と言う少女である。あの風祝とか言う巫女さんだ。

こいつに関しては何もされていないのだが……ウザイ。ただただウザイ。此方が分からない話を喋り続けた挙げ句の果てにはお前が犯人だーとか言って殴りかかってくる。そして、それを軽くいなすと今度は涙目になって諏訪子ちゃんに泣き付く。そして、また別の日に行くと、刷りよってきてまた同じことの繰り返し。もう、なにがめんどくさいって、あの好意がめんどくさい。外界ではあれが主流なのだろうか?

 

「椛ちゃん。足の方は大丈夫か?」

「ええ。もうすっかり……って、この前もおんなじこと聞きませんでした縁さん?」

「俺のせいであんな事になったんだ心配ぐらいするだろ?」

「ふふっ。心配してくれるのは結構ですが、あんまりしつこいと嫌われますよ?」

 

なぬ!?無意識に俺が東風谷状態になっていたと!?

これは気を付けねば……

 

「……ねえワンちゃん」

「私は狼ですよ。それに犬走椛って名前もちゃんとあります。で、どうしたんですか輝夜さん」

「足。無理しない方がいいわよ。骨折と言うよりも骨が砕けたようだったから、まだ少し痛むでしょ?」

「あ、アハハバレちゃいましたか」

「椛ちゃん……自分の体くらい大切にしようぜ?取り敢えず近くの椅子に座っておくこと」

「はい」

 

椛ちゃんは大人しく近くにあった椅子に腰を掛けた。歩く姿を注意深く見てみると、確かに歩き方がぎこちない。

 

「それじゃあ、俺達はもう行くから」

「またね。ワンちゃん」

 

俺達はその場を後にした。

 

『あれ?私空気?』

 

 

「おっす。レミリア」

「こんにちはレミリア」

「あら、縁、輝夜。今日は来てくれてありがとう」

「あ、おにーさん!!」

 

レミリアに挨拶をし、此方に走ってきたフランを抱き止める。

頬っぺたにすりすりと頬擦りしてくるフランにちょっと戸惑いながら、地面へと下ろす。

 

「それで?その後ろのが?」

「ええ。これが私たちの作ったロケットよ!!なんか、あんたの所の医者が乱入してきたこともあったけど、無事完成したわ」

「これが月に……ねえ?大丈夫なの?」

「理論上は大丈夫よ」

 

目の前にあるロケットは、まあ、正直いって子供が積み木で作ったようなアンバランスで不格好なもの。

これがどう考えればあの月まで行けるかは謎だが……まあ、永琳の奴が何か細工をしていることだろうし大丈夫だろう。

 

「それじゃ、挨拶も終わったことだし俺達は戻るよ」

「えー!!もう戻っちゃうの!?」

「また後で遊んでやるから。な?」

「む~絶対だよ」

「ああ、絶対だ」

 

 

そして、数日後ロケットことえーとなんだっけ名前……まあ、兎に角ロケットが月へと発射されたのだ。

しかし、問題が一つ……その日俺は俺で永琳にジェットうんちゃらと言うものを強制的に背負わされ月へと行ったのだ。

まあ、月に無事到着しそこで永琳の弟子と勝負したりしたのだが……まあその話は今度しよう。

 

ふぅ……随分と長い回想だったぜ。

 

「そう!!そのろけっとってギャグだったんでしょ!?だったら私も何かしないとかな~って」

「……なるほど…………」

 

どうやらこの少女の勘違いが切っ掛けであの残念な、残念すぎるギャグが生まれてしまったらしい。

どうしようか……素直に教えるか……いや、ここはどうせだから……

 

「実はそうなんだ!!」

 

この少女で遊ぶことにした。

 

「やっぱりね!!」

「ああスゴいな一発で今の流行を理解できるとは!!しかし、まだ甘い!!甘すぎるぞ!!」

「な、なんですって!!」

「まだ、お前は真のギャグを知らない……いいか?今から俺の言うことをやってみるんだ。それが真のギャグを思い浮かぶ、その切っ掛けとなる!!」

「わ、分かったわ!!」

「良いか?まず、手はこう、そして三回回ってワン!!と可愛らしく!!」

 

俺は手を胸元辺りで軽く曲げ、犬の手のような形を取る。そして、三回その場で回りワンと鳴いた。

 

「こ、こうかしら。………ワンっ!!」

「ち、ちが、ちがう!!もっと、可愛らしくだ!!」

「分かった!!」

 

少女は真剣な表情になり

クルクルクル!!ワンっ!!

 

子犬のような目で俺を見上げた。

 

「……ど、どう?」

 

頬が紅くなっていることから恥ずかしいのは一目瞭然。

 

「なあ、名前は何て言うんだ?俺は蓬莱山縁だ」

「あ、忘れてたわね!!私は『比那名居(ひなない)天子(てんし)』!!天人よ!よろしくね縁!!」

「そうか。天子……いい名前だな」

「そ、そう?ありがとう……で、でよ!!さ、さっきのどうっだったの!?まだ、ギャグが思い付かないから駄目だったのしから……」

 

顎に手を当て、真剣に考え始める天子。

俺は空を見上げた。今日も快晴である。太陽が眩しい。

俺は天子の肩に手を置いた。

 

「ひゃ!?な、なによ……」

「天子……今のは全部嘘だ。まじすんませんでした」

 

そのあとボコボコにされた。

 

誰も助けてはくれなかった。自業自得である。

 




お読みいただき有難うございます!!

どうでしたか?天ちゃんの出番増えましたよ?
天ちゃんの性格は庶民サンプルの愛佳です。

誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。

これから文字数を増やしていこうかと思います。
一日一話投稿も出来るだけ続けていきますので、投稿されてない日はお察し下さい。
三月かバイト始めないと。

では、また次回~
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