いよいよ本格的に地底編へと突入!!
そして、あのお方の登場です!!
では、どうぞ!!
「はっ ふっよっと よいさ あ、足場ねえ。んじゃ」
ズガガガガ
「お、底が見えてきた。んじゃ一気に……」
ズシャァ
旧地獄へと続く大穴に入って十分。全速力で壁を駆け抜けたり、足場となる壁を飛び石代わりとして跳びはね、足場がないようなら刀で減速しながら降りていく。アスレッチク感覚で楽しんでいたのは内緒である。
「全力で降りてきたのに追い付かれるって……本当に人間なの?」
「残念ながら俺は化け物だ」
霊夢ちゃんのガチな声での質問に皮肉で返す。てか、皮肉になってんのかこれ?確かに人間とは言いがたいが、かといって化け物って訳でもない。強いて言えば蓬莱人に分類されるのか?いや、でも蓬莱『人』だから人間でも大丈夫なのか?ううむ……。
「縁が何者だろうと関係ないのぜ。縁は縁だからな!!」
「そうだそうだ!!」
「何で私が悪者みたいにされてるのよ……まあいいわ」
いいんだ。
「後できっちり働いて貰うから」
「さすが霊夢汚ない!!」
「…………。ねえ、漫才は良いから進みましょうよ」
振り返ると、洞窟を指差す天ちゃん。むう……。まさか天ちゃんに突っ込みを入れられるとは……。まあ、おふざけもここまでにして、先に進むとしよう。
「にしても、暗いわね」
「霊力って灯りになるかしら……。無理だったわ」
天ちゃんが手のひらに拳大の霊力の塊を出した。しかし、ほんのりと光って入るものの、その光は足元まで届いてはいない。天ちゃんはこれ以上は無意味だと判断したのか、霊力の塊を握り潰した。
「灯り灯り……刀に炎を……いや、駄目だ……。下手したら周りまで溶けかねん」
「灯り……灯り……あ。これなら」
魔理沙ちゃんが何か閃いたのか、自分の帽子をガサゴソと漁っている。そして、帽子の中から取り出されたのは……八角形のなにか。
「以前月に行った時にやったお湯を沸かす要領で行けば…………。出来たぜ!!」
魔理沙ちゃんが八角形のなにかに力を込めると、蝋燭の炎のような魔力の塊が出てきた。そしてなにより、その明るさは足元まで届いており、尚且つ2~3メートル先まで明るくなっている。
俺たちはその光を頼りに洞窟を進んでいった。
「……。ねえ、何か聞こえない?」
天ちゃんが耳を澄ませながら聞いてくる。それに習って俺も耳を澄ませた。
「何だか……。宴会のような賑やかな音ね……」
「確かに……。じゃあ、この先が旧地獄?結構近いんだな」
「行ってみるのぜ」
俺たちは聞こえてくる音を頼りに足を進める。足を進めるたびに音は大きくなり、笑い声や怒鳴り声なんかも聞こえてくようになった。そして…………。
「出口……だな」
「ええ。行きましょう」
洞窟を出る。太陽とは違う眩しい光。そして、少し遠目に見えるのは町だった。いや、町なんて規模ではない。都。そう都だ。
「地下にこんなでっかい町があるなんてね。単純に考えるとあの大きい建物が親玉の根城ってところかしら?」
『おや。人間なんて珍しいじゃないか』
ゾワッ!!!!
俺は咄嗟に後ろへ飛んだ。横を見れば天子も同じ行動を取っている。霊夢と魔理沙は首をかしげているが……。あれは気付いていない訳ではない。相手が強すぎて逆に相手の力量が計れていないんだ。そして、この感覚……輝夜と同レベル……こんなところで大妖怪ですか……。
「霊夢、魔理沙、天子……。ここは俺が行く。お前らは先に行け」
「え、でも」
「無理よ!!勝てるような相手じゃない!!」
「まだ戦うか何て決まってないだろ。安心しろ。直ぐに追い付く」
「…………。行くわよ。魔理沙、天子」
霊夢が二人を引き摺るように先にいった。背中がじっとりして気持ち悪い。大妖怪が包み隠さず力を出してたら此だけヤバいのか……輝夜や風見、八雲がどれだけ抑えてたかがよくわかるな。
『おいおい……。いきなり敵扱いは酷いんじゃないかい?』
「はっ、ほざけ。そんな楽しそうな笑顔を向けておいて良く言えるな」
『なに、人間と闘えるんだ……。これ以上楽しいことはないだろう?』
「俺には分からないね。あと、残念ながら俺は純粋な人間じゃない。蓬莱人、化け物だ」
『そうかい……。そりゃあ残念だ。でも、此処から先は行かせないよ?』
だろうな!!クソガッ!!。心の中で盛大に悪態を吐く。それだけ、相手が大きいのだ。
「アタシは『星熊(ほしぐま)勇儀(ゆうぎ)』本当だったら盃を持った状態でやりたいんだが……。生憎と酒場に置いてきたままなんでよ。両手で相手するけど……簡単に殺られてくれるなよ?」
「蓬莱山縁だ。そんなハンデ俺は知ったこっちゃない。それに、お前に俺は殺せねえよ」
「ククッ……いいねえお前さん……。久しぶりだ。血がたぎる……」
「俺は全然楽しめてないがな」
「良いじゃないか。じゃあ、始めようか?」
ドンッ!!
勇儀が一歩踏み出し、一気に距離を詰めてくる。対して俺は…………
「……。いいね……。いいねいいねこりゃあ楽しい闘いになりそうだ!!」
刀を抜き放ち、既に勇儀の後ろに回っていた。勇儀の頬には縦に一筋の刀傷。まじかよ……今ので反応してくるのか……。俺は確かに……
『右肩を狙った』
筈なんだがな……。これは予想以上に勝ち目が薄そうだ。
お読みいただき有難うございます!!
ヤマメ?知らない子ですね。
姉さーん!!ようやく、ようやく書きたかった場所にこれた!!(クオリティが高くなるとは言っていない)
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
気温が不安定な今。風邪を引かないように心掛けましょう。
帰ってきたら手洗いうがい!!ですよ?
では、また次回~