ちょい短め。
では、どうぞ!!
にゃ~
「ん。こっちな」
にしてもこのニャンコ……。まあ、妖怪だからなのかもしれんが、ものすごい頭がいい。俺が天ちゃん達の部屋に行こうとして迷っているのを察知したのか(断じて寄り道をしたからではない)前足で誘導し始めた。で、今はそれに従って歩いているわけですよ。ニャンコ優秀。
にゃーん
「あ、ここ?ん、サンキューな」
扉の前まで誘導され、無事到着。俺はニャンコの頭を撫でた。ぶっちゃけると俺猫派なのよね。兎とか犬よりも。なんか、こう、自由翻弄な所とか、明らかに狙ってるなってところが好きなの。
まあ、そんな情報どうでも良いとして。さっさと中に入ってしまおう。おっじゃましま~……。あれ?誰もいないのでせうが?
「ニャンコや。誰もいなぞよ?」
「そりゃそうさ。アタイの部屋だからね」
「…………。あ、うん。それは良いんだけどさ?人に化けたまま肩に乗られると結構バランスがキツイ」
「なにさ。アタイはそこまで重くないよ?」
「そう言う問題じゃないんです事よ?ニャンコさんや」
てか、右肩に両手足を置いたままとか……。逆にキツイだろ……。
「ニャンコニャンコって。アタイには『火焔猫(かえんびょう)燐(りん)』って覚様から付けていただいた立派な名前が有るんだよ?」
「いや、知らねえし。てか、いい加減に下りろよ」
「美少女を肩に乗せていられるんだ。役得じゃにゃいのかにゃー?」
「肩じゃなかったらな肩じゃ」
「つれないにゃ~」
そう言うとニャンコは俺の肩から飛び下りた。着地時に音がならなかったのは流石と言うべきか。そしてアダルティックな黒でした。透けてないタイプの。
「ふう。文字通り肩の荷が降りた。んで?何で連れてきたんだ?さては……。俺を亡き者にするために!?」
「ふっふっふ……。バレてしまったか……」
「くッ!!俺はまだ殺されるわけにはッ!!」
「残念だが……。貴様は此処で死んでもらうよ。蓬莱山縁くん?」
「くそぉおおおお!!」
パァン
部屋に乾いた声が響く。俺の額には『手で作られた』ピストルが押し当てられ、そこから銃弾が撃たれた音だ。そして、俺は地に突っ伏した。
「お兄さん……。行ける口だねあんた!!」
「ふっ、当たり前だろ?」
俺とお燐は熱い握手を交わした。
女性でこう言うのに乗ってくれる奴は少ないので純粋に嬉しい。最近はフランちゃんやレミリアと良くやっているかな?あとは……。ああ、もこたんがわりとノリがいいな。
「んで?お燐、俺を連れてきた理由は?」
「ん~。一つは興味。もう一つはお礼……かな?」
「お礼?」
お礼……。俺はお燐に何かお礼を言われるような事をしただろうか?精々館内を適当に歩いてただけだし……。さっきのは口調的に違うだろうし……。う~ん……。やっぱ散策中に何かしたのだろか?いや、でも本当に心当たりがないぞ?
「その様子だと分かってないようだね。まあ、そっちの方が良いのかもねえ」
「どゆこと?」
「お前さんは、さとり様を救ってくれたんだよ。だから、ありがとう」
それ以外にないだろう?そんな言葉も繋がっていたのかもしれない、その言葉。俺がさとりちゃんを救った?いやいやいや。それは違うぞおりんりんよ。
「あれは、俺が救ったんじゃないぞ。さとりちゃんが自分で殻を壊しただけに過ぎない。だから、俺はその手助けをしただけ。助ける事はあっても、よっぽどのことじゃないかぎり俺は救いの手は伸ばさないからな。本人のためじゃねえし」
「じゃあ、覚様はよっぽどのことじゃなかった。と、言いたいのかい?」
その言葉には多少のトゲが含まれていた。まあ、口調的に今まで心配してたんだろうからな。怒って当然か。
「そうじゃない。いや、そうなのか。まだ、さとりちゃんは自分でどうにか出来るレベルだった。ただ、一歩踏み込めなかっただけ。んで、よっぽどってのは、当事者自身だけじゃどうにもならないようなことな。例えば……、実の家族に監禁され、当の本人も精神障害を患っていた。とかな」
「成る程ねぇ。その子は救ったのかい?」
「半分はな。後は継続的な治療と本人の心次第だ」
「そうかい。そりゃあよかった。さっきはキツく言っちまって悪かったね」
「いや、気にしてないぞ。むしろ、俺の方こそ悪かったな。心配してた相手を知らないやつがあんな風に言ったら誰でも怒って当然だ」
「じゃあ、どっちもどっちってことさね」
「そうだな」
その後、お燐との軽い雑談を挟み、俺はまた天ちゃん達の部屋に向かうことにした。今度もお燐(ニャンコモード)のお供付きだ。
「それじゃあ、今度こそ案内頼むぞ」
にゃーん
さてさて、アイツらは一体どのへやなのでしょうかね。っと。
お読みいただき有難うございます!!
ちゃるもんは猫派です。
次は鳥頭をでも出そうかね?
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
遂にスマホデビュー
では、また次回~