皆!!
壁を殴る準備はいいかー!!
では、どうぞ!!
「ここ……か」
にゃーん
お燐(ニャンコモード)の誘導に従いアッチへふらふらこっちへフラフラ(別に寄り道をしていたわけでは断じていない)そしておおよそ半刻が過ぎていた。
「にしても……。無駄に時間をくっちまったな」
にゃ!!
ズビシッ!!
お燐(ニャンコモード)からの前足突っ込みが俺の頬を穿つ。何故だお燐よ……。俺はただ途中で食堂に再度寄ってお前の食べていいと言った物を食べたり、天然の温泉の場所を確認したり、ちょっと温泉を満喫しっちゃただけじゃないか。ぼく。わるくない。
にゃ!!
ズビシッ!!ズビシッ!!ズビシッ!!
「痛ッ!!痛い痛い!!分かった入る入りますから!!」
お燐(ニャンコモー……。あ、クドイ?しょうがないにゃあ)がさっさと行けと言わんばかりの怒涛の攻撃(突っ込み)が俺の右頬を襲う!!流石にこれ以上お燐を怒らせるのも怖いのでさっさと入ってしまおう。
「おっじゃまします~って、誰も居ないじゃねえか。あれ、デジャブ?」
「縁がモタモタしてたからどっかいっちゃたのかもね」
「なにおう!!そこまで寄り道してないぞ!!」
「そんな嘘を付くのはこの口かね~?」
いひゃいれふおりんひゃん。
お燐に頬をつねられた。何でや。
「にしても……。あの娘は気楽でいいねえ」
「あのひょっへ、あにょしょりゃちょんでるちょりのこ?」(あのって、あの空飛んでる鳥の娘?)
「そう。覚様から話は聞いてるだろ?暴走したってのがあの娘の事だよ。まったく、はた迷惑なことさねぇ」
やれやれと首を振るお燐。しかし、その顔には言葉とは裏腹に迷惑だなんて微塵も思っていないような笑顔が浮かんでいた。……てか、いい加減につねるのを止めてください。
「それひゃあ、あにょこにょばしょにいちぇみにょうかね」(それじゃあ、あの娘の所に行ってみようかね)
「そうかい。それじゃあまた肩に失礼するよ」
お燐がニャンコモードに戻り、俺の肩に飛び乗る。そして、漸く俺の頬も解放された。よし、飛び降りよう。俺はおもむろに窓を開き飛び降りた。窓は飛び降りる瞬間一緒に閉めたので俺が飛び降りた証拠は残っていない。いや、残っていても問題ないんだけどね?そこは、ほら雰囲気だよ雰囲気。
お燐を落とさないように上半身を動かさず着地。そして跳躍。鳥の娘の近くまで跳ぶ。そしてまた着地。態々目の前を通っていったのだから鳥の娘もこっち気付いただろう。
『侵入者!?』
あ、そうなる感じ?
鳥の娘が腕に嵌めている棒を此方に向け、その棒の先端にエネルギーの塊が形成されていく。うん。あれだ、感情で行動するやつだ。後先考えず行動するやつやこの子。どうしよう……。まあ、あれだ……。避けたら地霊殿に大穴が空くことは必須だな。
「あーもしもし!!?俺は侵入者じゃないぞ!!」
『うるさい!!悪いやつは皆そう言うってお燐が言ってたもん!!』
「そのお燐なら俺の肩に乗ってるんだが!?」
『嘘つき!!何処にもいないよ!!』
え?確かに言われてみれば肩からあの重みがない……。
にゃーん(南無)
あのやろう……!!無駄に器用に両手合わせて逃げやがった!!
『うにゅ~……。消えちゃえぇえええ!!ギガ、フレァアアアアアア!!!!』
「マジで撃ちやがった!!?」
クソッ!!取り敢えず壁を何重にも張るしか……ッ!!あ、これ無理だわ。それでは皆さん。サヨウナラ。
ボジュ
『悪は去った』
「残念。生きてるんだな~これが」
『な!?』
「てか、これいいの?地霊殿自体は無事だけどさ、地面に大穴空いてるよ?」
『ア”ど、どうしよう』
はっはっは、ザマアみろ。まあ、可哀想だから弁明ぐらいはしてやるかあと、天ちゃん連れてこないとな。
「それ以前にお前さんは前を隠しなよ」
「ん?俺は特に気にしないぞ?」
「……。はぁ。風呂に入ってきな。その間に服を準備しとくから。お空も砂ぼこりで汚れちまっただろう?この人は客人さね。警戒する必要はないから一緒に入ってきな。さとり様には私から言っておくから」
何故かナチュラルにお空と一緒に風呂に入ることになっているのでせうが……。拒否権は、ないですかそうですか。しゃあねえ。
「おら、行くぞお空ちゃんとやら」
「おー!!」
「手のひら返しはや!?」
「うにゅ?」
あ、こいつ天然か。お燐がさも当然と言う感じで出てきて、客人で警戒しなくて良いって言ったから警戒心0になってるのか。うんこう、保護欲が掻き立てられるな。
「おふっろおふっろお風呂~♪」
上機嫌に鼻唄を歌いながらスッキプするお空ちゃん。うん。可愛い。さて、俺も行きますかね。
…………。あれ?これってバレたらヤバい感じじゃね?
お読みいただき有難うございます!!
壁殴っちまったぜぃー!!
お空とお燐 あなたはどっち派? ちゃるもんはお燐派
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
『ケモナー少女の幻想闊歩』
『希望なきモノたちの幻想闊歩』
『ヤクモ ラン』
『異世界飛ばされたんで農業始めます』
書きたいのがどんどん増えていく~
では、また次回~