殴るもの必須。
珈琲などではどうにもできないこのモヤモヤとした気持ち。
殴るもの必須ですよ。
では、どうぞ!!
「お兄さん寒くないの?」
「灼熱地獄が近いせいか、ここは暖かいからな。寒くないぞ」
「お兄さんの股に「それ以上はいけない。俺の命の為にも。分かったか?」うん!!分かった!!」
ふう、危うく殺されるところだったぜ……。もうそろそろ、か……ここで入っていたことがバレたら……、確実に殺られる。ヤられるじゃない、殺られる。
しかし、しかしだ。ここでお空ちゃんを置いて逃げれば……或いは…………。
「あー、ちょっと用事思い出したから、お空ちゃんは一人ではいって……おかなくていいぞ!!勿論俺も一緒に入るからな!?あー、お空と一緒の温泉は楽しみだな~!!」
いやいや、あれは無理だわ。涙目じゃないもん。もう、泣いてたもん。これが計算されてのことだったとしても無理だわ。そして、今の喜びよう。ふむ……、でかいな。
さて、結局逃亡も出来ずじまいで一緒に風呂まで来たのは良いのだが……。まあ、俺は輝夜に殺られること以外に文句はない。ただ、お空ちゃんはどうなのだろうか?さっきから喜んでいるようだが……、見ず知らずの、それも男と一緒に入って何とも思わないのか?ああ、一つだけ言っておくのなら、間違いは起きない。なぜなら、既に(俺が)調教済みだからだ。今さら俺の息子は輝夜以外には反応せん。まあ、そんな事はどうでもいいから、取り敢えずお空ちゃんに確認だけしておこう。
「お空ちゃん。このままだったら俺、見ず知らずの男と一緒に風呂に入ることになるんだが……、良いのか?」
「うにゅ?お兄さんとは友達だよ?」
「あ、っはい。じゃなくてね?男と一緒に風呂に入っても良いのか?」
「お兄さんと一緒に入りたいよ?」
「あ、もうイイッス……」
決定的な有罪判決が下された瞬間であった。
あれだ、大きくなったフランちゃんみたい感じだ。あの子も俺が泊まると一緒に風呂に乱入してくるからねぇ……。レミリアとセットで。まあ、あの二人は輝夜が良いって言ったらしいから安心なんだが……。今は関係ないですよね……はぁ。
覚悟決めろよ俺!!ちょっとしたオシオキが怖くて風呂に入れっか!!
もう、殆どやけくそでスパーンと更衣室の扉をスライドする。更衣室とは、そこで自身が着ている服を脱ぎ……、まあ、要するに風呂に入る準備をする場所である。そして、そこで服を脱いで全裸となり漸く風呂に入る事が出来る。あー、ようするに何が言いたいかと言うとだな?
「縁?」
一糸纏わぬ姿で、輝夜が……。あの、輝夜さん?私めの腕はそっちの方向にはまがらなぁああああああああ!!!?
・
「言い訳そ聞きましょうか」
「それ以前に洗練を受けたのでせうが」
「そう。有罪で良いのね?」
「わー!!ごめんなさい!!言い訳をさせてください!!」
「そう。聞いてあげるわ」
「ありがたやー!!」
俺は今、全裸にタオルを巻いただけの輝夜に湯船の中で正座させられてます。お空ちゃん?あー、怒る人が居ないからか全裸で泳いでるよ。もう少し恥じらいってモノを持とうね君は。
さてさて、俺の完璧かつパーフェクトな言い訳をぶちかましてあげようじゃないか。
「さっきな?そこのお空ちゃんの攻撃を受けてな?服が消滅してな?風呂に入らざるをえなくなっちまってな?お空ちゃんも砂ぼこりで汚れっちゃったから一緒に入ってこいってお燐が言ってな?つまり……俺は悪くありません!!下心なんて全くございません!!がぼががががが!!(すいませんでしたぁあ!!)」
さあ、どうだ輝夜!!この完璧かつパーフェクトな水中土下座は!!苦しいんで早く許して欲しいです!!てか、この頭の上に乗ってるのって足……、だよね?いーやー!!死ぬー!!殺されるー!!いや、冗談抜きでヤバい……。さっきから全力で対抗してるけど全然動かんビクともしないんですが……。
くそう!!一体どうすれば!!て、あれ?急に頭の上に乗ってる感触が無くなったぞ?許されたのか?許されたんですよね?ね?
「ぷはぁあ!!ゼーハーゼーハー……」
「誰が正座を崩して良いって言ったのかしら?」
「あ、はいすいません……」
俺は風呂の中に再度正座し直した。
そして、立ち上がった輝夜がその上に座る。腹部に感じる輝夜の温もり。安らぎますな~
「こうやって、二人でお風呂に入るのも久しぶりね。三ヶ月振りかしら」
「あー、最近は結構遠出なりなんなりが続いてるからな~」
「あ!!お兄さんとお姉さんが仲良くしてる!!私も~!!」
此方に泳いでくるお空。華麗に避ける輝夜。押し潰される俺。幸せな空間がそこには広がっていた。何時までも、このような時間を過ごせれば良いものだ。いや、俺がこの空間を守らないとな。
「おい、お空!!苦しい!!胸で苦しい!!」
「あらあら、人気者ね~縁」
「あはははは~!!」
「あ、後でオシオキだからね、縁?」
ちょっと良い風に終わらせればどうにかなると思っていた時期が俺にもありました。
お読みいただきありがとうございます!!
ちゃるもんは近くにあった空っぽの棚が凹みました。
これは、オシオキが楽しみですね(ニッコリ)
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
てか、さりげなくお空の胸に潰されてるって言うね。
では、また次回~