実際さとりんは簡単に攻略出来ると思うの(二重の意味で)。
では、どうぞ!!
お風呂でサッパリ。新しい服は少大きめの青色の作務衣。そして、待ち受けるは輝夜の折檻。そんな事になっても僕は元気デス。輝夜サマバンザイ輝夜サマバンザイ。
「いや、それを私に言われても……。てか、お連れの三人を探しにいかなくても良いのですか?」
「今の心境で行けと言われても、無理としか言えません!!」
「あら、何時もより軽めだったじゃない。例えば『隙間BBAによってスキマ送りにされました。おっと、誰か来たようだ』」
「うみゃぁああああ!!?な、ナンテコトしてるんですか!!や、ヤメテ!!いや、そんな、そんなにひろ……」
おい、輝夜なに想像してんのや。パシンと軽く輝夜の頭を叩く。流石の俺でもあの折檻を人に見られたとなると恥ずかしいんだからな。本当に勘弁してください。
「大丈夫よ縁。紅魔館でやった蝋燭オシオキだから」
「どこが大丈夫なんですかねぇ!?あれ、死ねないからもんの凄い苦痛なんだぞ!?」
「縁がレミリアと一緒に寝るのが悪いわ」
「確かに寝たけども!!あれは不可抗力であって、決して下心はなくレミリアを抱いてもいないのですが!!?」
「あ、……、あの……。もう、やめ、ヤメテ……」
何で涙目なってるんさとりちゃんや。あ、まさか……、輝夜の奴ニヤニヤしてやがる……!!俺との口論の中でまで想像を止めていなかったのか!!くッ、不覚!!
「しかし、甘い!!甘いぞ輝夜!!俺にも手札はある!!」
「へ~。私に責められるだけの縁が、何か出来るのかしら?」
「ふっ、何も輝夜を辱しめる事だけが勝利ではない……。さとりちゃんに想像させなければ勝ちなのだ!!」
「ま、まさか!!」
「さとりちゃん。俺の目を見ろ」
「ふぇ?」
さとりちゃんの深紅色の瞳に俺の顔が写る。そして、一気にさとりちゃんの顔がボッと赤く染まった。まあ、それも当然。俺の心のなかでは、永琳がさとりちゃんにたいして、媚薬、触手、百合の花が咲いちゃった状態なのだから!!
「…………」
「ねえ、縁。この子動かなくなっちゃたわよ?」
「大丈夫。息はある。死んではない」
「ちょっとからかい過ぎたわね」
「さとりちゃんは面白いからね~。しょうがないね。俺がベットまで運んどくから、輝夜は戻ってて良いぞ」
「そ、それじゃあお願いするわ。そろそろ永琳を回収しないとだし」
お前はあの化物を放置してたのかい。動物たち、何もされてないといいけど。まあ、そのへんは輝夜にどうにかしてもらうとして、俺はさとりちゃんをベットに寝かせるとしますか。
俺は目を回して机に突っ伏しているさとりちゃんを抱き上げ、恐らく寝室に繋がっているだろう扉を開ける。どうやら、その推測は合っていたようで、扉の先は寝室となっていた。豪華なベットの上にさとりちゃんを寝かせ、俺は部屋を出る。のだが、どうしてか、さとりちゃんが俺の服を掴んで離さない。
「うっ……。ううぅ……」
そして、うめき始めた。悪夢でも見ているのだろうか?そうだとしたら十中八九俺たちが原因なので、罪悪感が凄い。しょうがない。どうせ動けないんだ。と、半場諦めさとりちゃんの頭を撫でる。サラサラな桃色の髪に指を通し、かつて自分の母が眠れない時に寝かしつけてくれたのを思い出しながら、優しく……、優しく、撫でる。
いかんな、久しぶりにあの状態を使ったからか昔の記憶が、感情がどんどん溢れてくる。
まだ、自分が妖怪の真の恐ろしさを知らなかった頃の無邪気な記憶。あの時、自分に力があれば、或いは……。と、既に終わった事、既に自分の中でも決着がついたハズの事を考えてしまう。
黒い闇。消えた村。まだ、生きていた人もいただろう。しかし、俺は無力で何も考えず、ただ本能に従って逃げた。今でも、その行動が間違っていたとは思えない。でも、彼処で残っていたら誰か救えたかも知れない。と言う事を何度も、何度も考えてしまう。特に、あの感情を力に変えたときは。
「はぁ……」
輝夜に出会えたのも、これだけの力を手に入れたのも、ああして生き延びる事が出来たのも、全部あの事が合ったから。と、割り切って、無理やり思考を停止させる。そうしなければ、このまま考え続けても無駄だと、分かっていたから。
「気楽に生きてちゃダメなのかね~。俺も、お前も」
返事は返ってこない。当たり前だ、寝ているのだから。気が付けば、覚ちゃんの目には涙が光を反射していた。何故か、その姿に親近感が沸く。俺も、輝夜も、お互いに慰め合いながら今まで生きてきたのからかもしれない。覚ちゃんにも何時か、そんな関係の相手が出来ると良いのだが。
そして、俺はいつの間にか離れていた手に気が付き、その場を立った。扉に手を当て、ゆっくりと開く。そして、
「おやすみ。良い夢を」
そう、言い残し俺は部屋を後にした。
お読みいただき有難うございます!!
覚様にフラグを二つも立ててしまう縁くん。
いやぁ~妬ましい。
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
久しぶりにデモンズソウル始めました。
では、また次回~