蓬莱人で美人のヤンデレが俺の嫁   作:ちゃるもん

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投稿です!!

時間が無かったんや……
分かりにくいかもです。

では、どうぞ!!


俺は看病する

ドサッ

 

俺が寝室から、応接室?まあ、隣の部屋に移って十分満たないぐらい。寝室の扉の方から何かが倒れる音が聞こえた。その音が聞こえるまで、ずっと、静かな部屋の中昔の記憶を塗り潰していたのだが、その音で一気にやる気が失せた。まあ、使ったらまた戻ってくるし、一時はこのままでいいか。そう思い扉に駆け寄る。

 しかし、開けても良いものだろうか?節操なしの男みたいになってはいるのだが、あれはほぼ全部不可抗力であって、俺にはキチンと礼儀と言うものが備わっている。だが、中で何か起こっていたらどうしようか?少し耳を潜めて様子を探るか。

 

 耳を潜めてみると、少し荒い息使いと水滴の落ちる音が聞こえた。まさかこんな所で輝夜や永琳から逃げるための隠密術が役に立つとはな……。

まあ、、何にせよ目の前の事か。扉のすぐ前でナニをするはずもないし、息づかい的に……、苦しい、のか?パチュリーちゃんの喘息に似ているが……。そうだとしたら薬、の前に確認か。すまんさとりちゃん。

 

心の中でさとりちゃんに謝り、扉を開ける。すると、そこには床に座り込んで大量の汗を流すさとりちゃんの姿。水滴の音はこれだったのか。さとりちゃんの足元には汗で水溜りが出来ている。

俺はさとりちゃんの脇に腕を通し抱え、ベットへと連れていく。ベットが湿っていないか心配だったが杞憂で済んだ。だとすると、だ。扉のすぐ前だけで汗をかいていたことになるのだがて、まあ、相手の同意なしに立ち入るのはやめておこう。今更な話でもあるが。

 

ベットに寝かせ、布団を掛ける。恐らく脱水状態にもなっているだろうから、水を準備しとくか。

水を準備するためにベットから離れる。のだが、さっきと同じようにさとりちゃんに服を握り締められていた。しかし、さっきとは違い今は非常事態。

 

「すぐに戻ってくるからな」

 

 寝ているさとりちゃんに一言言い残し、そっと服を掴んでいる手を離させた。

 

「…………」

 

 少し苦しそうにしてはいるが、水の準備をしなければ。流石に着替えなんかを漁るわけにもいかない。お燐あたりが居てくれたらいいのだが。

 俺は寝室を後にし、隣の部屋で水の準備を終わらせた。そして、お燐を探そうとも思ったが、あの状態のさとりちゃんを一人にするのも不味いだろう。こんなときこそ首輪型通信機の出番なのだろうが……。

 

「いつの間にか無くなってやがる。多分星熊との戦闘時に外れたか、星熊が取ったか。恐らく後者だな。まあ、無いものにすがってもしょうがない、か」

 

 俺は廊下へと繋がる扉を開け、外を見る。これで誰か居てくれれば良かったのだが……、まあ、そう上手くはいかない、か。廊下はガランッと物音ひとつしない。輝夜に手っ取り早く伝えるのなら霊力を出せば良いのだが、こちらはこちらでさとりちゃんが起きてしまうかもしれないので却下である。同じ理由で大声を出すも却下。

 

「誰かが来るまで待つしかない、か」

 

 俺は大人しく部屋に戻り、用意していた水とグラス、それと数枚のタオルを持って寝室へと戻った。

 

「さとりちゃん?」

 

 扉を開けた先には、上半身をお越しボーッと虚空を見詰めるさとりちゃんの姿。心なしか頬も赤くなっている気がする。って、まさか……。

 

「……。ちょっと失礼」

 

 少しだが熱い。恐らく汗で体が冷えたのだろう。ここは失礼だと分かっていても着替えさせるべきだったか。まあまだ引きはじめだろうし、今のうちに着替えさせるか。

 

「さとりちゃん、服どこ?」

「あ、縁さん。服、ですか?あっちですけど」

 

 気付いていなかったのか。元が体力がないのか、それとも元々風邪を引きにくいのか……。まあ、どちらにせよ看病するしかない。

 

「汗かいてるみたいだから着替えようか。一人で着替えられる?」

「……」(コクン)

「よし。ちょっと待ってろよ」

 

 一つ頷いたさとりちゃん。俺はそれを確認して覚ちゃんのクローゼットとタンスから、寝間着であろう服と、下着を取りだし、覚ちゃんに手渡した。

 

「よし、取り敢えず上脱げ。汗拭くから」

 

 上着を脱いださとりちゃんの背中をタオルで優しく拭いていく。前は流石に本人が嫌がったため自分で拭いてもらうことにして、その間に湿った布団を取り替えておこう。と、思ったが、何処に有るのか分からない。

 

「さとりちゃん、替えの布団ってある?」

 

 さとりちゃんの指差した方向は、さっきのタンス。いや、タンスに布団なんてあるの?まあ、見てみるだけ見てみよう。と、取り敢えず一番上の大きな両開き棚を開く。

 

「ブランケットが三枚……。まあ、無いよりはマシか」

 

 ブランケットを持って、既に着替え終わった覚ちゃんをベットに再び寝かせ、と、忙しい時間をすごし、漸く一息つく。水は勝手に自分で飲んだようだ。

 すぅすぅと規則的な寝息を立てるさとりちゃん。その表情は少し苦しそうに見える。まあ、なんにせよ、俺が出来る範囲は限られている。誰か助っ人を探してこないとな。

 

「んじゃ、行ってくる」

 

 俺はそう言い残し、部屋を後にした。

 




お読みいただき有難うございます!!

最近同じ様な話ばっかだな……。
シリアスは似たような雰囲気になるのが多いからしょうがない。
……。はい、精進します。

誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。

こいし様を何時だそうか悩み中。

では、また次回~
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