蓬莱人で美人のヤンデレが俺の嫁   作:ちゃるもん

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投稿です!!

パワーバランス?
んなもん知らねえよ!!

勇儀ファンの皆様ゴメンナサイ(__)

では、どうぞ!!


俺は見とれる

 こいしちゃんに案内され覚ちゃんの部屋まで来た。

 覚ちゃんやーい。元気かのー?と、割と気楽に部屋へと入ったのだが……。

 

「え、なにこのギスギスした空間……。てか、お前等……」

 

 覚ちゃんのベットに固まるようにして集まっている魔理沙たち。俺を見付けて狂った笑みを浮かべる星熊。そして、帰ったはずの竜宮の使い。

 お前等は病人の部屋でくらい大人しく出来んのか。ちょっと真面目にイライラした。

 

「やっと見つけたぞ縁ィ?ダメじゃないか私から離れるなんて。外は危ないんだぞ?な、一緒に帰ろう?な?ナ?大丈夫だゾ?今度の部屋はお前モ気に入ッテくれるハズだカラ。ああ。ソコデ二人で愛を確かめ合おウ?」

「ちッ。また貴方ですか」

「取り敢えずお前等は黙れ。そして、全員……。いや、お燐と霊夢と魔理沙は残ってくれ。関係ないやつが巻き込まれて良いモノじゃない」

 

 三人を部屋に残し、俺達は部屋を出る。星熊が何時暴れだすか分からないから出来るだけ遠くに行かねば。

 

 

 それから移動して、地霊殿からかなり離れた荒野の中心。

 天子と竜宮の使いは取り敢えず置いておいて、先にこの鬼をどうにかしなければ。うーむ……こいしちゃんは地霊殿代表として連れてきたが……今からでも帰そうか……。うん。そうした方が良さそうだな。

 

「こいしちゃん。今からはちょっと危なくなるから帰った方がいいかも。てか、帰った方が良い」

 

 しかし、こいしちゃんの安全と思ってやった事は完全に裏目へと出る。

 

「ナア、縁ィ?そいつは誰ナンだぁ?ああ、そうか……、タブらかされたんだな?ダメだゾ?そんな屑なんかに騙されちゃあ……。取り敢えず、その屑は、ワタシが処理しておこう。大丈夫。縁の体ハヨゴレないからネ?」

「あー、お兄さん私なら大丈夫だよ」

「え、あちょ!!こいし!!」

 

 こいしは俺の元から離れ、悠々と星熊の元へと歩いていく。

 俺は必死に手を伸ばした。しかし、そんな努力を嘲笑うかのようにこいしは星熊の前に立つ。

 

「ね?」

 

 こいしは振り返って、無邪気な笑みを浮かべた。

 俺は声が出なかった。何故、あんなにも殺意を出していた星熊がこいしに手を出さないのか。そして、思い出す。彼女の能力を。

 

「直ぐ終わらせるから」

「縁ィ。流石のワタシも野外は……。いや、でも縁が望むのな―――」

 

 星熊の言葉はそれ以上続かなかった、顎は喋っていたにも関わらずガチンッ!!と閉じ、何か短いピンク色の物が俺の足元へとベチョと落ちた。足元に落ちたのを確認すると、それは舌先だった。

 星熊は口から血を流し、一体何が起きたのかと辺りを見回している。すると、今度はゴキリッ!!と音がして星熊の腕が本来曲がらない方向へと曲がる。皮一枚で繋がっている腕は再生することもなく地面へとボトッと地面に落ちた。

 片腕で傷口を押さえ、戸惑っている星熊。更に今度はカクンッと地面に膝を付く。そして、星熊の顔面が地面へとめり込んだ。そして、首からはゴキリッと嫌な音が聞こえた。

 

「ふう。終わったよお兄さん」

 

 手をパンッパンッと払い笑みを浮かべて俺に近寄ってくるこいし。

 しかし、俺は何も答えれなかった。

 

「嫌いに……なっちゃた?」

 

 さっきまでの笑みが一転、、スカートの裾を握りしめ今にも泣きそうになるこいし。

 

「違う。嫌いになったわけじゃないんだ。ただ……、スゴいなって」

「そっか……」

 

 そう。こんな事で嫌いになるわけがない。

 そもそも誰かを殺すなんて、輝夜に強引に迫ってくる屑共で何度もやって来たことだし、こいつは俺の中では既にいてもいなくても何ら問題はない。むしろ消えて欲しいくらいだ。

 では、何がスゴいのか。鬼を圧倒したこと?躊躇なく殺そうとしたこと?確かに凄い。だが、俺が凄いと思ったのは、その戦い方だ。

 

 始めに、相手を混乱させるために顎を閉じる。恐らく舌を巻き込んだのは偶然だろう。そして、同時に脳を揺さぶれる。これで平衡感覚などが不安定になり、保険を掛ける。

 二手目は腕をへし折る。相手は俺たちよりも何十倍と頑丈な鬼。俺の刀を軽々と受け止める腕を体全体を使い、尚且つ逆方向に曲げることで一気にへし折った。そして、再生しなかったのは能力で無意識に再生させないようにしていた。それと、一手目の脳へのダメージが関係していたのだろう。

 そして、三手目。頭を掴んで地面に叩き付ける。これは四手目への繋ぎだ。

 四手目。首に全体重を乗せた膝蹴り。三手目は首を固定させるためのものだったのだろう。

 

 ここまで、スムーズに進む殺しに俺は不謹慎ながらも見とれていたのだ。

 

 俺は未だにスカートの裾を握りしめるこいしちゃんの頭をそっと撫でた。

 そして、目線をこいしちゃんに合わせ、出来るだけ優しい声で言葉を紡ぐ。

 

「大丈夫。嫌いになんてなってないから」

「……うん!!」

 

 こいしちゃんは笑顔で元気な返事を返してくれた。

 

「……ぁ」

「まだ生きてんのかよ……。まあいいや、ほっといてあっちに行くぞ」

「はーい!!」

 

「だから嫌だって言ってるでしょ!!」

「そんな我が儘通るとお思いですか?さあ、帰りますよ」

 

 此方は此方でめんどくさい相手だな。と、心の中で溜め息を吐き、俺は二人の間に身を割り込ませた。

 




お読みいただき有難うございました!!

実際『無意識を操る程度の能力』って『境界を操る程度の能力』に匹敵する強さど思うのよね。
あ、此で地霊殿終わりっす。え?覚ちゃんはどうするのかって?あっちから来るんじゃないですかね?(すっとぼけ)

誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。

実際ギャグ路線のやつとかって、終わりが見えないのよね。

では、また次回~
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