本編終わったんでサブタイも『俺』『私』縛りやめます。
ぶっちゃけると、思い付かない。
では、どうぞ!!
ピンク色の妄想
俺は永琳の部屋を訪れていた。
心臓がドドドドッと可笑しな速度で鳴っている。
汗ばむ右手で、ゆっくりと戸を開く。
そこには、笑顔で俺を出迎える八意永琳の姿があった。
ああ、今日はどんな実験をされるのだろうか……。俺は心の中で小さく呟いた。
「いらっしゃい縁。ちょっと話を聞きたくてね」
「…………あれ?」
「?」
俺が首を捻ると、釣られるように首を捻る永琳。ちょっと可愛いと思ったのは内緒だ。いや、そんな事はどうでもいい。問題は何故俺が今だに拉致られていないのかである。
今まで一ヶ月に一回。多くて三回呼ばれ、実験台にされている。しかし、こうして拉致られていなかったことが蓬莱人となってあっただろうか?いやない。
一体何をたくらんでいる……八意永琳。背中をツゥーと冷たい汗が流れる。
さっきまで五月蝿かった心臓の音も、今では冷静にドクンッドクンッと音を刻んでいた。
「ねえ、何か勘違いされてる気がすると思うのだけれど」
「勘違いされるような事ばっかりされてますからねぇ!!」
「うるさいわよ縁。で?話を聞かせてくれるかしら?」
「……良いけど。一体何を聞くってんだ?」
今さら永琳が俺に聞くこと?
輝夜との夜の営みとかか?いや、でも把握されてそうで怖いな……。
「最近自分の体に変わったことはないかしら?」
「体に変わったこと?」
自分の体をペタペタと触る。だが、特に変わった所はない。って、まさか……。
「おい……。何しやがった」
「その様子だと変化無かったのね。ふむ……副作用は出てきてない。か」
「本当になにしたのアンタ!?」
「やぁねぇ。ちょっと寝ている間に副作用でちょっと目を覚まさなくなったり、小さくなったり、記憶が一時的になくなったりするかもしれない薬なんて飲ませてないわよ?」
「おまえなぁあああ!?!!!え、てか、本来の作用ってなに!?ヤバイやつじゃないよな!?」
「ああ、それならただの増強剤よ。感情の昂りによって、霊力の底上げとか身体能力の強化が行えるかどうかのものよ。まあ、成功したみたいだし良かったんじゃないかしら?」
「まあ……副作用も出てないから良いけどよ。余計なもの作って……おい、何で目をそらす……」
「だ、大丈夫よ。性格が変わるだけの薬だから。一日で効力も切れるわ」
それに……。と、永琳は付け加え俺の耳元に口を持ってきて、こう呟く。
「弱々しい輝夜……見たいと思わない?」
「そ、それは……いや、捨てろ!!そんな訳の分からない薬は捨てろ!!分かったな!!」
「えー縁のいけずぅ」
「うるせえ」
俺は、頭のなかで弱々しく自分を頼ってくる輝夜を想像して、ちょっと良いかも。と、思ったり。いや、これかなる可愛いんじゃね?あれ?ヤバくない?何時ものギャップとヤバくない?と、なっていたが頭をブンブンと振ってそのピンク色の妄想を頭の片隅へと追いやった。
「弱々しい輝夜……か」
しかし、その薬は俺の妄想をことごとく否定するのであった……
お読みいただき有難うございます!!
次回は、要望がありました『輝夜のツンデレ』を書きます。
皆様も要望があれば、メッセージを頂ければ書きますので、お気軽に送ってください。
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあればよろしくお願いします。
久しぶりにモンハンクロス再開しました。
金がぁああ
では、また次回~