蓬莱人で美人のヤンデレが俺の嫁   作:ちゃるもん

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投稿です!!

ツンデレは終わったと言ったな……あれ嘘だ……
輝夜じゃないけどね!!

では、どうぞ!!


弟子が出来ました

『あ、縁さん。今日は餡蜜食べていかれないんですか?』

「う~ん、暇があったら寄ろうかな」

『本当ですか!?やった!!お待ちしていますね!!』

「あ、う、うん」

 

『縁くん!!新鮮な野菜が入ってるんだけどいらないかい!?』

「お、じゃあトマト一個貰えるかな?」

『毎度!!これからも私に会いに来てくれよ!!』

「野菜になら会いに来てやるよ」

『つれないね~』

 

『あ、縁さん。どうです?お土産にお菓子でも。それとも私をお持ち帰りしますか?』

「今トマト食べてるし、帰りに寄れたら寄ろうかな」

『良いやつ残しておきますね』

「寄れたらだからな?」

 

 

 可笑しい……ここ最近の(女性からの)注目度が可笑しい……。

 それに、露骨に誘ってくるやつまでいる……。これは一体どういう事なのだろうか?別に好意を寄せられて嬉しく無いわけではないのだ。しかし、里では既に俺と輝夜が夫婦なのは知れ渡っている。今さら俺を狙っても意味がないのはわかっているはず『よ、ようやく見つけたぞ!!』まあ、恋をするのは勝手だから俺からは何も言えないのだが『おい!!無視するなよ!!』むしろそれが厄介な所なんだよな。実際告白してきた相手を振ったとしても、それでもなお想い続けていたい。って、言うやつが多すぎるんだ。八百屋の娘とかがそうだな。『おいってば!!』まあ、少なくとも結婚するやつが激減して、子供が居なくなる事はないと思う。結局は憧れの人とかってのは、手に入れられないから憧れの存在なわけで、彼女達も、本当に大切な人を見つけ出せるだろう。だから、俺はそこまで気にしてはいない。

 いや、注目度が可笑しい事を考えていたの話が逸れてるじゃねえか……。まあ、いいか。

 

「で?お前だれ?」

「はぁあ!?自分でボコボコにしておいて覚えてないとかッ!!私は『鬼人(きじん)正邪(せいじゃ)』!!お前の嫁を拐ったアマノジャクだよ!!」

「アマノジャクのくせに、随分素直に答えるんだな。で?その鬼人とやらは何をしに来たんだ?またぶっ飛ばされたいのか?」

「はっ!!やれるもんならやってみな!!」

「そうか……じゃ、遠慮なく」

 

 正直、コイツが俺と戦った相手なのかはよく覚えていない。と、言うところが本音だ。だから、俺はこいつを毛嫌いしていない。ただ、こいつの能力、対処法はキッチリ覚えている。それに、恐らくあの小槌がこいつの力を増幅させていた。

 まあ、こっちもぶっちゃけるなら、アイツは俺に致命傷を負わせられない。俺の体が、その対処法に追い付けなくても、そもそもアイツの攻撃が意味を為さない。今感じる妖気も低級の上の方程度だしな。

 

 まあ、取り敢えず小手調べで。

 鬼人の顔に殴りかかる。大袈裟に振りかぶってはいるが、大分手加減をしている。拳がブオンッ!!と風を切る音と共に鬼人の顔へ俺の拳が吸い込まれ―――鬼人の拳が俺の顔に迫る。俺はそれを少し顔をずらすことで避け、その手首を強く握った。

 ミシミシミシッ!!と、骨が軋む音が耳に届く。

 

「イタタタタタタッ!!」

「で、どうする?まだ続けるか?」

「分かった!!降参!!降参する!!だから、離してくれ!!」

「はいよ」

 

 俺が手首を離すと、鬼人はその場から数歩下がり、俺に飛びかかってきた。

 どうしようか……、ここで蹴飛ばしても良いんだが、どうせなら受け入れてみよう。

 明らかにタックルをしてきている鬼人を優しく抱き止め、抱き抱える。そして耳元に口を寄せ……。

 

「わっ!!」

「うきゃぁああ!!?!?」

 

 大声を出す。鬼人それに驚き、叫ぶ。正直耳がいたい。しなければ良かったと後悔していますはい。

 まあ、それはさておき。鬼人を地面へと下ろす。その瞳には大粒の涙が……。

 

「え~……。泣かれてもどうしようもねえぞ?」

「うるさい!!お前のせいで!!おまえの……せいでぇ」

「あ~まあ、餡蜜でも食べながら話そうや」

 

 鬼人はコクリと小さく頷いた。

 アマノジャクがこんなに素直で良いのだろうか?甚だ疑問である。

 

 

 で、話を聞いたところによると……。単純に俺に負けたのが悔しかったらしい。

 いや、俺なんて弱い方ですよ?本当の化け物クラスになったら敵意を向けるのもアホらしくなるからな。

 まあ、ある程度は助言してやるか……。

 

「まあ、あれだな。お前の身体能力が低い。まあ、人間よりは高いけど。あと、能力の使い方だな」

「能力の使い方?」

 

 そ。と、答えながら餡蜜を口の中に頬張っていく。ここの餡蜜は甘過ぎなくて好きなのだ。元々甘すぎるものってあんまり好きじゃなく、餡蜜好物の俺にとってこの店は本当に有難い店である。

 

「鬼人は、俺に反撃されたのが不思議だったようだが……。あれは、蓋を開けてみれば単純な事でしかないんだ。まあ、ある程度の身体能力が必要になってくるんだけど」

「ど、どうやったんだ?」

「少しは自分で考えろよ……。まあ、簡単なこと。逆転することも想定しての攻撃を行えばいい。そうしたら、逆転した後に冷静にその攻撃に対して最も効果的な反撃をすればいい。その能力を逆手にとった攻略法だな。それと、お前がキチンとその能力を大きな目で見てやれば、多分だが俺も、八雲ですらも倒せるように……、いや、八雲は無理か?アイツは色々可笑しいからな。ま、頑張れよ。お前の能力なんだ。お前が使えこなせない訳がないんだから」

 

 俺は呆然と俺を見つめる鬼人の頭をポンポンと撫で、二人分の会計を済ませ店を出た。

 

 

 

 

 

 

 それから、約一週間後。

 俺に弟子が出来ました。

 

 

 

 

 

 

 




お読みいただき有難うございます!!

はい、ツンデレ枠として正邪をぶっこみました。
え?キャラ崩壊しすぎだろって?
あはは~何を今さら。

誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。

次回は……紅魔館……いや、そろそろモンハン要素の回収に移るか?いや、でも、そろそろ妖夢ちゃんを……天子も捨てがたい……う~む……。

では、また次回~
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