頭が痛いとです……。
では、どうぞ!!
メイド長を抱えたまま俺は大図書館まで来ていた。
いや、離れないんだよ。かといって無理やり引き剥がして怪我されるのもいやじゃん?だったらもうそこままでいいかなーなんて思ったわけですよ。
ただ、ね?これは失敗したなーとや思っちゃいましたね。何でかって?
「おにいさーん!!」
「がはぁあ!!」
目の前から突撃してきたフランを受け止められなくなるからだよッ!!あ、やめろ……鳩尾で、グリグリは、アカン……。
そんな俺の悲痛な叫びなんて勿論フランに届く筈もなく、フランのグリグリは続く。かと思われたが、なんとメイド長がフランを抱え、地獄から俺を救ってくれたのだ……!!
「妹様。縁様がお困りですよ?」
「え……。縁、私と一緒にいるの、迷惑、だった?」
メイド長のヤロウ……!!完全に遊んでやがる!!
メイド長の腕のなかで涙を目に貯めながら聞いてくるフラン。メイド長め、主の妹を泣かせるなんて、それでもメイド長なのか!?
「いや、それは違うぞフラン。俺はフランと一緒にいる時間が大好きだぞー?」
「ほんと?」
「本当だ」
そう言うとフランはメイド長の腕の中から飛び出して突撃してくる。それを今度はちゃんと受け止めた。
そして、その光景を無表情のまま見て……飛び込んできたメイド長は回避しておいた。後ろでビタンッ!!と何かがぶつかる音が聞こえたが、俺はなーんにも聞こえないし知りません。
「お兄さん。咲夜はほっといても良いの?」
「ああ。メイド長はお仕事が終わってないから後で来るだとさ。さ、行こうかフラン」
・
「で、何で居るんですかねぇ?」
「仕事を終わらせて来て暇になりましたので」
能力フル活用しやがったな……。
メイド長の肩は小さく上下に揺れ、額には汗も見えた。
十六夜咲夜の能力。それは『時間を操る程度の能力』を持つ。
その名の通り、時間を操る。止めたり、早送りにしたり、遅くしたりと中々にえげつない能力だ。そして、この能力を使えば短い時間で多くの作業をこなす事が出来るのだ。
まあ、本当は空間を操っている方が近いらしい。だから、厳密には結界などに近いのかもしれない。一部の空間を切り取って、自身の時間の流れを早くする。ふむ、ちょっと考えてみたいが違う気がするな。
自分自身がその空間に呑まれる可能性もある。うーむ。このデメリットを見ると本当に時間を操っているのだろうか?だが、輝夜は対抗できるしな。うむ。分からん!!
「お前な……。もうちょい自分の体を労れよ?」
「約束できませんね。ああ、ですが、私を膝の上に乗せてくれたら考えるかもしれません」
「お前な……。まったく、ほら」
「え?」
俺は体をずらし、メイド長が座りやすい形に。
膝の上をポンポンとして、座ってもよいと意思表示もする。
「あー!!咲夜ずるい!!」
「はいはい。フランも後でしてやるから。ほら、メイド長も突っ立ってないで座れよ」
「えっと、その……失礼します」
おずおずと言う感じで膝の上に座ってくるメイド長。
そんなメイド長の頭を撫でたり、フランとカードで遊んだり(ぼろ負け)して、楽しい時間は過ぎていった。
・
メイド長達と別れ、帰るために正門へと。
「あ!!お待ちしておりましたよ縁さん!!さあ、やりましょう!!」
完全に忘れてた。
次、俺が目を覚ますのは紅魔館の一室であるのだが、それはまだもう少し先のお話である。
お読みいただき有難うございます!!
取り敢えずの咲夜さん押し。
次回は、ヤンデレ出せると思いますですます。
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
もうね、途中から何を書けば良いのかが分からなくなったよ……。
では、また次回~