拠点であるネストの地下最下層にある円形の広場。
内部には、メタトロン鉱石から作られた六角形の柱が円を描くように立ててあった。
その円の中心に向かって、シナプスのような光の線が走っていた。
その光は、まるで鼓動しているかのように点滅していた…
広場の中央…光が行き着く先に、一人の影が立っていた。
それはまるで、鎧かロボットのように見える…
色は黒く、鋭角的で、見る者に禍々しい印象を与える。
中央に辿り着いた光は、足元から吸い上げられ、体全体を廻っていた…
光がそれに吸い上げられていくにつれて、それのY字型のバイザー状の目らしきものが緑色の光を爛々と輝かしていた…
『ダーク殿、少しよろしいですかな?』
突然、それの目の前に空間に浮かぶ半透明のディスプレイが浮かび上がり、そのディスプレイにアンセスの顔が映る。
数秒後、それの頭部から煙が噴きだし、装甲が展開して、複雑な変形を行いながら、胴体部に収納される。
収納された装甲の下から、あのダークの頭部が露わになった。
「…なんだアンセス?厄介事でも起こったのか…?」
『えぇ、その通りですよ…しかしダーク殿、メタトロンのエネルギーを吸収する度にその姿になられておりますが…面倒ではありませんか?;』
「…生憎、まだこの状態の方が通常の姿でやるのに効率が良い…それより、何があった?」
ダークがアンセスに問いかけると、アンセスは苦虫を噛み潰したような表情になった。
『…゛ミッドチルダ゛にあるアーセナル02に向かって、゛機動六課゛が派遣されました。』
「…機動六課…あのエースオブエースのいる…」
『その通りです。…しかもスターズ、ライトニング、ロングアーチの主力を総動員しております;』
「…随分と豪勢なことだ…」
『な~にを暢気なこと言ってんですか!;まだ始まってないうちに、奴らに我々の計画がバレたりしたら、進行に多大な悪影響がでるのは確実なんですぞ!
あなた様はそういったことも考えてもらわんと困ります!!』
「…すまん…」
アンセスの説教されて、ダークはショボーン(´-ω・`)となる。
『ダーク殿、一刻も早く奴らを始末するかなにかしないといけませんぞ!』
「…言っておくが、始末は出来ん。…彼奴等はこの計画の要の一つだ…」
『では、いったいどうするおつもりですか?;』
アンセスの疑問にダークはこう答えたのだった…
「…オレが直々に迎え撃つ」
… 暫しの沈黙…
『………はい?;』
side:機動六課
ミッドチルダのとある広大な森林地帯。
その上空を、7機のヘリがある場所を目指して飛んでいた。
そのうち、先頭を飛ぶ2機に起動六課の主力、スターズ、ライトニング、ロングアーチのメンバーが乗っていた。そして残りのヘリには、それに同行する事になった、各部署の武装局員達が乗っている。
数分後、機動六課の部隊長である゛八神 はやて゛からほかのヘリへ通信が入る。
『みんな、改めて説明させてもらうで。今回の任務は、最近になって各次元世界で確認されてる゛遺跡゛に向かい、行方不明になった調査団の捜索や。』
はやての説明に、皆耳を傾けている。
『これには、あの反管理局組織の゛ネームレス・ワンズ゛が関わってる可能性が高い。十分気をつけて今回の任務に挑んでな。』
『『『はいっ!』』』
はやての説明が終わり、皆返事を返す。
隊員達の士気は、非常に高いようだ。
「待っててね、ユーノ君…!」
先頭を飛ぶヘリの中で白いバリアジャケットを纏った女性…高町 なのは が、見え始めた遺跡…ミッドチルダ・アーセナルを見つめていた…。
その目に確かな不屈を宿して…
「主はやて、やはり今回の出来事も…」
「間違いない、あの男や…!」
なのは達のヘリとは違うヘリの中では、はやて と彼女に仕える守護騎士達(ヴォルケンリッター)が向かいあっていた。
その顔には、なにやら緊迫したものが感じられる。
「はやて、今度こそ…!」
「さぁ、首洗って待っときや!ダーク=ブルズアイズ!!」
その頃、最後尾を飛んでいるヘリの中に一人の青年がいた。
髪は銀色で、青と黄色のオッドアイをしていて、緑色のコートタイプのバリアジャケットを着こんでいた。
「ここに彼奴のいってた“ダーク”って言う奴がいるんだな…探し回る手間が省けたぜ」
青年は大剣型のデバイスの刀身を指でなぞり、黒い笑みを浮かべた。
ほかの隊員はそれに気づかない…
「さてと、着いたらちゃっちゃとぶっ倒しますか。なのは達に良いとこ見せれるし、“女神様のお願い”も済ませれるしなぁ…」
+今回の登場人物+
『リリカルなのは』
高町なのは
フェイト・T・ハラオウン
八神はやて
ヴィータ
シグナム
『転生者』
???
ダーク「…なぜか転生者には負ける気がせんな…(Y )」