再誕の獣と戦慄の闇が夢見た世界   作:只ノ2号

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ちょっと前に書いた外伝めいたお話です。


えぇ、あっちはまだまだ掛かりそうです;


外典 ~追憶の災厄~

 …“私”…■■■■はどうして産まれたんだろう…

 

 …“私”は何を目的に”創られた”のだろう…

 

 “私”は誰にも生んでなんて頼んでないの、創ってくれなんて願っていないの…!

 

 どうして…どうシて…ドウשןて…

 

 

 

 

 

 

 

 

 “私” ヲ! この“獣ヲ” こ ノ 宇宙【残酷な世界】 に 産み落とシ た אלוהים!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある世界、今の地球と同じ科学水準と様々な課題を持つ生命の星…この世界は、数ヶ月前に突如現れた『敵』の脅威に晒されていた。

 

『敵』は突如として世界各地に出現した25ヶ所の『ネスト』、5ヶ所の『アーセナル』、3ヶ所の『ポート』から蟻のごとく湧き出してきたのだ。

 

『敵』は、黒い装甲にフルフェイス型の漆黒のヘルメットをつけた機械人形【レギオン】。

戦車、戦闘機、空中戦艦、さらに全長10mの人型兵器や数kmもある巨大な戦略兵器【アームズフォート】などの兵器を、大量に用いて世界を侵し、壊し、陵辱しはじめた。

 

この世界の人類は、『敵』の数には押されていたものの、なんとか戦い続けており、一進一退を繰り返していた。

しかし、『敵』が“あれ”を持ち出してきたことにより、人類の敗北が決まってしまった…

 

まず、最初に北半球の2つ大陸が滅ぼされた。

この世界で最高の軍事力を誇る二つの大国が、僅か1か月で滅ぼされたのだ。

 

そこから、“あれ”は世界各地に飛散、進路上の国々を次々に圧倒的な力で潰していった。

 

“あれ”に襲撃された各都市は、忽ち戦場に変わった…いや、一方的な虐殺は戦闘とは言わない。

…各都市は処刑場に変わった…

 

”あれ”は、剣/拳/斧/槍/を振るい、拳銃で/アサルトライフルで/狙撃銃で/ガトリング砲で銃弾を放ち、砲弾で/ミサイルで/爆弾で爆砕し、六連装チェーンソウで/長大な火砲で/百門のパルスキャノンで/『ハープーン』に酷似したミサイルで/推進機関を取り付けた只の柱で焼き尽くし、あらゆる方法で、無慈悲に、情け容赦なく障害を排除していった…

 

都市の住民、掛け替えのないものを守る為に戦った兵士達は…

 

ある者は斬り殺され、ある者は殴り殺され、ある者は撃ち殺され、刺殺され、絞殺され、喰い殺され、なぶり殺され、焼き殺され、轢き殺され、爆砕され、砕かれ、陵辱され、様々な方法で殺されていった…

 

そして、人類は遂に一つの大陸に追い詰められた。

 

人類は必死に抵抗するが、抗い切れず…遂にその星から一人残らず駆逐されてしまった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…此処に、ある時の『敵』との戦闘記録を残す…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南半球にあるとある大陸、そこのとある軍事国家に、『敵』が押し寄せて来た。

 

必死に抗戦するが、一つの要塞まで追い込まれてしまった。

 

だが、この要塞は有事の時の為に造られたもので、『敵』を迎え撃てるだけの武器は大量にある。

 

要塞に押し寄せた『敵』を、備え付けられていた武器で次々となぎ倒していく。

要塞の方にも被害がでるが、微々たるものだ。

 

そうして三日三晩戦い続けていると、『敵』は突如として攻撃を止めた。

軍隊は、これを期に反撃に移ろうとした。

…しかし…

 

 

 

  ドォンッ!!!

 

突然、要塞に轟音が轟き、大きく揺れた。

 

何が起こったと軍の司令官が動こうとしたとき、司令官の首がはね飛ばされた。 彼の首をはね飛ばしたのは、体に密着するような戦闘服を身につけた、膝まである桃色の髪をした17、8歳ぐらいの女性だった。

手には水色の、半透明の刃を持つ長剣が握られていた。

 

女性は、その長剣をいきなり巨大な銃に変える。

そして、自分に銃を向けていた兵士達を、巨大な砲口から吐き出される閃光で次々に射抜いていった。

偶に、隙を突いて白兵戦を仕掛けて来た兵士を、長剣で一撃の下に斬り殺していった。

 

 

 

 

 

数分後、兵士達を殲滅した彼女は、要塞の入り口に向かった。

 

彼女が入り口向かう途中、戦闘は殆どなかった。

彼女が戦っている間に、この要塞の全戦力は彼女の仲間達によって駆逐されていたのだ。

 

彼女は満足げに歩みを進めていく。

 

ダァンッ!

 

その時、彼女の肩に一発の銃弾が直撃する。

だが、傷らしい傷はない。

 

彼女が振り返ると、片腕と片目をえぐり取られた血まみれの兵士が、拳銃を構えて立っていた。

 

「化け物め、殺してやる…!」

 

兵士はさらに発砲。彼女は次々に被弾していく。

それでも彼女には痛手にはならない…

 

ダァンッ!

 

最後の一発。

それを撃ち切った瞬間…

 

ガンッ!

 

兵士の頭上にあったダクトを塞ぐ網が外れ、そのダクトから一本の腕がぶら下がり、兵士の頭部を鷲頭し、ダクトに引きずり込んだ。

 

べきっ! ぶちぶち!

 

「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッ!!!」

 

 響き渡る絶叫、ダクトから流れ出る夥しい量の鮮血、人体を破壊していく音、そして、食い千切り、咀嚼する音…

 

 そして…

 

グシャッ!

 

 

何かを潰す音が響き、そして静寂に包まれる。

 

「エンジェ、おまたせ~。」

数秒後、ダクトから一人の人影が降りてくる。19歳ぐらいの、膝まで届くボサボサの緑色の髪を持つツリ目の女性だ。 服装は、同じ戦闘服である。

 

 その美しい肢体には、大量の血がこびり付いていた…

 

「“ファルティス”か。こっちも今終わったところだ。…しかし、そっちは撃ち漏らしがいたようだな。」

「うー、此処はおれじゃなくて、“シグ”と“シータ”がやったんだよ~;」

「またか、相変わらず奴は詰めが甘い…;」

「それよりもさ、もうみんな入り口でまってるよ!“エンジェ”で最後だよ!」

「分かった。行くとするか。」

そして、彼女…エンジェは入り口に向かう。

そこでは、仲間達が彼女を待っていた。

そして数分後、輸送用の大型ヘリが到着し、次の戦場へとむかっていったのだった…

 

 

 

 

 

 

 

 

彼彼女達の名は『ドミナント』。

『旧』世界を侵すために、「」に創られた機械人形であり、機械仕掛けの神である…

 

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