僕達の女神   作:Isaac 1,92

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絵里回だと思った人、残念だったなぁ!!


生徒会長 綾瀬絵里

(大輝)

 

 

「絵里先輩?」

 

ある日、大輝はクラスメートの生徒会役員に、生徒会長の事を尋ねていた。

 

「ああ、あの人って生徒会ではどんな感じなのかなぁって」

 

「どんな感じって言われてもなぁ、、、カッコイイ先輩!って感じ?クールで仕事もできて、頭もいい。それに私たち後輩がミスっても怒らないで丁寧にアドバイスしてくれたり、相談とかにも乗ってくれるしね」

 

「そ、相談ん!?」

 

「な、なにさ。変な声出して」

 

「い、いや、悪い、、、」

 

相談だって!?あの感じ、『知らないわ、勝手にしなさい プィ』みたいなのを想像してたのに。こいつは意外だ、、、

 

「ってゆうかどうしたのさ、急にそんな事聞くなんて。

 

あ、もしかして絵里先輩に一目惚れ?絵里先輩に相談出来る私が羨ましい?はぁ~これだから男子は、、、」

 

「ハァ?何でそうなるんだよ」

 

「またまた~、隠さなくても分かるんだよ~。絵里先輩、すっごい人気だもん」

 

「、、、マジで言ってんのか?」

 

「何、アンタ知らなかったの?なら放課後、絵里先輩が来る前に生徒会室の前にいなよ、すぐ分かるからさ」

 

きっと変な方向、恐らく俺が生徒会長に一目惚れしたと勘違いしてるのだろう、ニヤニヤしながらそいつは言う。誰があんな冷徹女に一目惚れなんてするかっての!

 

でも、、、あの生徒会長が人気あるなんて、信じられねぇなぁ。放課後早くに生徒会室か、、、

 

 

 

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

 

 

 

「って言われて来てみたけど、なんだ?この人だかりは?」

 

放課後、ホームルームが終わるとすぐに生徒会室の前までやって来たが、生徒会室から少し離れたところに何やら待機している女子生徒が数名、十数名がいた。

 

そうか、オレ達みたいに冷たく突っ返された部活が何か言いに来てるんだな。あの性格だもん敵いっぱい作ってそうだもんな。

 

っとそんな事考えてる間にご本人登場か。ってか前から思ってたけどあの金髪は校則セーフなのか?確かに穂乃果やことりも地毛から黒髪じゃないし、この学校特に髪色に制限ないみたいだけど、生徒会長がしかも金髪って、、、、

 

ん?なんかさっきの人だかりがザワつき出したな、、、

 

 

「わぁ本物だぁ」

「すごい綺麗!!」

「背も高いし、スタイルいいし、素敵!」

「そこにしびれる憧れるーーー!!」

 

 

、、、、、、、、、、、、、、、、、、ハァ!?

 

 

「ね、わかったでしょ?絵里先輩が人気物だって」

 

話しかけてきたのは先程のクラスメートの生徒会役員。

 

「こ、これはいったい、どういう、、、?」

 

「あの子たちは絵里先輩のファンだって言ってるわ」

 

「ファ、ファン!?」

 

「そ、ってっても大体毎日こうして放課後に絵里先輩のことを一目見に来るだけだけどね」

 

「は、はぁ、、、そんなもんが実在するとはな。てっきりテレビの中だけの設定だと思ってたぜ、、、」

 

「まぁ、あの子たちはちょっと行き過ぎだけど、絵里先輩が人気あるのは確かよ。あの容姿はやっぱり憧れるもん」

 

「そ、そういうもんなのか、、、」

 

生徒会長がもうとっくにいなくなったのにまだはしゃいでる自称ファンの集まりを見てもオレにはさっぱりだ。きっとあの子たちはオレ達が突っぱねられたなんて言っても信じないんだろうなぁ。

 

 

 

*☼*―――――*☼*―――――(大輝→圭)

 

 

 

「ヒィ!」

 

正面から歩いてきた人物に思わず萎縮してしまう。

 

「?どうしたの圭くん」

 

「え、あ、いやなんでもないよ、アハハ」

 

そばにいた花陽ちゃんが突然の行動を疑問に思ったが、適当にごまかす。直接話した訳じゃないんだけどな、どうもあの人、金髪碧眼の生徒会長を見ると反射的に怖がる自分がいる。

 

入学式の次の日だったかな、僕は理事長に呼び出されていた。用向きは僕がちょっと特殊な条件でこの学院に入ったから、その確認だった。

 

僕の母親はこの学院のOGで今の理事長とも仲がいいらしい。そのつてと僕がそこそこの成績を修めていたのでここの学費が一部免除になることになっている。両親からしたら、転校続きだった僕に高校は3年間同じところで過ごさせるために、僕に一人暮らしさせるための資金も重なっていたところだったので非常に助かったことだろう。

 

理事長との話ももうすぐ終わりというところで理事長室にやって来たのが例の生徒会長だった。最初こそ『綺麗な人だなぁ』なんてのんきに考えてたけど、生徒会長が話し始めるとその印象は一変した。

 

相手は理事長なのにも関わらず声を荒げて反論したり、理事長の机に手を掛けたり。廃校がどうのこうの言ってた気がするけど内容なんてほとんど忘れてしまった。

 

 

ただ、あれ以来、僕はあの目立つ日本人離れした金髪の人を見るのが恐怖になってしまった。

 

 

 

「、くん?圭くん!」

 

「あ、ああ小泉さん」

 

「もう、早くいかないと授業遅れちゃうよ」

 

「あ、ごめんごめん」

 

「で~も圭クンも意外だにゃあ。生徒会長さんに見とれてボォ~とするなんて。もしかして、一目惚れ?」

 

「ちっ、違うよ!何言ってんのさ!」

 

 

あ、あの人の彼氏さん、、、考えただけで恐怖で鳥肌が立つ、、、

 

 

「ほら、もう行くよ!授業遅れそうだよ!」

 

「って、圭クンがいうセリフじゃないにゃ~。ほらかよちんもいこ?」

 

「あ、うん。でも圭くん大丈夫かな、なんか顔青くなってたけど、、、」

 

 

 

*☼*―――――*☼*―――――(圭→)

 

 

 

 

 

 

「絵里、いろいろ苦労してそうだな、、、」

 

「な、なによ雄大、急に、、、」

 

「いや、なんとなくな、、、」ガサガサ

 

「雄大?生徒会室でお菓子を食べたらいけないって何度言えばわかるのかしらぁ」ビキィ

 

「気づくの早っ。いいじゃないか、クッキー一袋くらい、、、」

 

「ダメに決まってるでしょう!生徒会が怠けているなんて思われたらどうするのよ!まったく、、、」

 

「二年間生徒会をやってきた仲間なんだから、ちょっとくらい甘くみてもいいんじゃないか?」

 

「仲間だから!厳しく!するのよ!」

 

「ふふ、二人ともまたその話なん?相変わらずやね」

 

「希、あなたからも言ってやって、雄大いつになったら生徒会役員としての自覚を持つのかって」

 

「いいだろう、人間なんだから糖分が必要なんだよ」

 

「あなたは過剰なのよ、雄大、、、」

 

 

生徒会長、綾瀬絵里はため息をついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この楽しい、大切な時間を守るためにも、絶対、この学院を廃校から救って見せる。

 

 

 

 




二章の途中から戻って番外編です。

番外編は基本的にこんな感じでちょいちょい戻って入れてく感じで行こうかなぁって考えてます。

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