僕達の女神   作:Isaac 1,92

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色んな人が書いてるのを見ていて自分でも表現したいなと思って書き始めてみました。思いつきで書かれている部分もあるので矛盾や至らない表現が出てきてしまうと思いますが、温かい目で見て下さると幸いです。

調子乗って書いてると字数がやばい事になってました(汗
本当は一話当たり、この半分くらいを予定してます。



第1章 完敗からのSTART
入学式


目覚しい時計がけたたましい音を出し始める前に僕はベッドから体を起こしてカーテンを開け放ち、軽く伸びをした。

 

「んんっ!今日から高校生か!」

 

僕は新しく始まる生活に心を踊らせていた。というのも、ただ高校生活のことだけではない。

 

僕の親が転勤族であることもあり、高校からは一人暮らしすることになっていた。両親に付いていって結果的に小中は転校の繰り返しで親しい友人も出来なかった僕に、せめて高校生活ではそういった交友関係を築いて欲しいと言う親の願いからだった。

 

真新しい制服に袖を通して、部屋を出る。僕、長谷川圭の、両親が想像していたのとは全く違うだろう高校生活はここから始まるのだった。

 

 

 

*☼*―――――*☼*―――――(圭→?)

 

 

 

「大!!ご飯、いらないのか〜〜!!」

 

「、、、今行くー!」

 

朝は苦手だ。むしろ得意な人なんているんだろうか。(いや、いないな←反語、テストに出ますよー)なんてくだらないことを考えながら朝飯を食うのも久しぶりな気がする。

 

なんて言ったって今日は春休み明け最初。春休みの怠惰な生活になれきったオレにはキツすぎる!!昨日までならまだ寝てるぜ!!だってまだ8時5分前、いつもなら10時までは寝ているのに、、、

 

 

ん?8時?確か登校時間は8時半までだったような、、、

 

 

オレは今、起きてそのまま朝飯を食べている。つまり、まだ寝間着のままだ。・・・ゴクン 朝食を一気に片付けて部屋に戻り2分で着替えて家を出る。

幸い今日は入学式、荷物はほぼない。後ろで母親が何か怒鳴ってるようだったが知ったことか!オレ、加藤大輝、新学期初日から遅刻して笑いものになるなんてあっては恥ずかしすぎる!小中でやっていたバスケで鍛えた脚力はまだ衰えちゃいない。よし、間に合う!!

 

 

 

これから始まる彼女達との日々など、この時のオレは知る由もなかった。(あれ、この言い回しかっこよくない?)

 

 

 

*☼*―――――*☼*―――――(大輝→?)

 

 

 

「おはよう、雄大くん♪」

 

「おう、おはよ」

 

友人の希と挨拶を交し、伸びをする。

 

「式の準備?」

 

「ああ、新入生に配布するプリントが少し足りなかったから追加してた」

 

今日は入学式、俺は生徒会の仕事で朝早くから学校に来ていた。希は生徒会副会長なので入学式準備の全体指揮をしている。

 

「そか、お疲れさん♪鈴木雄大くん♪」

 

「、、、希が俺のことをフルネームで呼ぶ時はなんか面倒なことが起こる前兆なんだけど、、、?」

 

「ん〜?いやぁ、ちょっと講堂の準備で男手が必要みたいだって聞いたんやけどなぁ?」

 

「ハァ、、、それで俺に行けと、、、了解~」

 

実際、俺は生徒会の一員だし、今年からは最高学年だ、行かないわけにはいかないだろう。全く、7時半に登校してからもうすぐで1時間、その間ずっと生徒会室で作業していた俺にはまだ、休息はないらしい、、、式中は寝てやると心に決めながら、トラブったという講堂に足を向ける俺、鈴木雄大は彼女達との特別な高校3年の1年が既にスタートしているなんて自覚は全くないのだった。

 

 

 

 

 

 

*☼*―――――*☼*―――――(雄大→)

 

用を足したあと、大輝は大欠伸しながら教室に戻る。大輝は入学式中爆睡していたのだ。欠伸をし終えた余韻に浸っている時、大輝の目に掲示板に貼られていたあるプリントが目に入り、大輝は目を丸くした。

 

*☼*―――――*☼*―――――(→大輝)

 

 

「ま、マジか、、、」

 

廊下でオレが見つけた張り紙、そこには重要連絡という見出しの後、その、何倍もの大きさで『廃校』とドデカく書かれていた。つまり、この音乃木坂学院が廃校するってことか、、、

 

「うーん、まぁしゃあないのか」

 

プリントを読み終えたオレはそう思う事にした。だって3年3クラス、オレ達2年は2クラス、今年の1年に至っては1クラスしかないらしい。少し寂しい気持ちもあるがこれはどうしようもないことだろう。

 

しかも、今すぐにではなく今の1年が卒業することをもって廃校にするらしいから、オレたちにとって直接的に影響のある話ではない。その点、まだ安心だ。流石に編入とかなったらヤバい。何がって、学力的に、、、

 

この学校、以前は女子高だったらしいが生徒減少により共学になったという。それでもまた廃校になると言うのなら、それはもう運命だろう、少子化って怖いね。

 

さて、次の時間はクラス替えで新しくなったホームルームで自己紹介をするらしいからな。切り替えて、何を話すが決めとかないと。

 

 

ドンッ

「「穂乃果(ちゃん)!」」

 

ん?何かが倒れてきた。トイレからの帰り道で何かが倒れてくるなんてついてないなぁ。

「ぅうーーん、、、」

 

「うおぉ!?人!?大丈夫ですか!?」

 

なんてこった、倒れてきたのは女の子じゃないか!しかも可愛いぞ!茶髪をサイドにまとめた髪型をした子がオレの方に頭をぶつける形で倒れてきた。え?ワンチャンあるの?オレついてる?

 

倒れてきた子は唸ってばかりで、気絶してる見たいだけど、校内で気絶って、何があったんだ、、、

 

「あれ?加藤くん?」

 

「ん?ああ南さん」

 

さらになんてこったい、隣にいたのは去年、保険委員で一緒だった南ことりさんじゃないか。特徴的なベージュのロングヘアのをしていて(前に聞いたが地毛らしい)前髪をこれまた特徴的にトサカのようにまとめている。また、声が何とも言えない甘い声をしている

 

保険委員は1クラスから1人ずつだったから、この甘甘ボイスの美少女と二人っきりで委員の仕事ができるのが実は嬉しかったのだ。ちなみに、彼女は自分から立候補して保険委員になったらしい。

 

オレ?べ、別に寝てたら押し付けられたとかじゃないから!うん!

 

「どうしたの?この子、気絶してるみたいだけど?」

 

「すみません、廃校がよほどショックだったみたいで」

 

答えたのは南さんとは反対の隣にいた子だ、こちらは可愛いというか綺麗な美人って感じの人だ。少し青みがかった綺麗な黒髪を何も手を加えずストレートに流したロングヘアをしていて、姿勢がピンッと伸びている。落ち着いた雰囲気でダンゼン大人な感じがする。

 

「なるほどね。とりあえず保健室に連れていくから、南さん先生に連絡しといてくれるかい?」

 

「あ、わかったよ、それじゃあ、穂乃果ちゃんをお願いね。」

 

そう言い残して南さんはオレ達から離れていく。さて、まずはこの子、(ほのかと言う名前らしい)を保健室に運ばないとな。にしても廃校がショックで倒れるなんてすごい学校愛だな。オレなんかもう諦めてたのにこんな人がいるもんなんだなぁ。

 

なんて考えながら「ほのか」ちゃんを背負って、さっきの美人さんと保健室に向かう。や、役得とか、そ、そういう邪なことは考えてないからな!

 

 

*☼*―――――*☼*―――――(大輝→)

 

場所は変わり1年生の教室、初めてのホームルームを終えたクラスは各々が改めて自己紹介したりなどある程度の喧騒があった。そんな中、圭は後ろの席となった女子、星空凛と話していた。

 

*☼*―――――*☼*―――――(→圭)

 

 

 

「入った学校が廃校なんてついてないにゃー」

 

「来年からは新入生が入ってこないなら、僕らが最後の卒業生になるってことだね」

 

「あ、なんかそれかっこいいにゃ」

 

「そ、そうかな?」

 

「あっ、でも、そしたら圭クンはほんとに最後の男子生徒の卒業生になっちゃうね」

 

多分この日本語だけ見ると意味不明なので補足しておくと、なんと1年生には1クラスしかなく、しかも僕はこのクラスの中で唯一の男子なのだ。つまり、僕には同性の同級生が1人もいない。今日、入学式を終えてそのことに気付き、1人で焦っていた。

 

本当に席の後ろが星空さんで良かった。もし後ろの席が、さっきの教室を出ていった赤みがかった髪をした人みたいに無口な人だったら、今日1日誰とも会話できなかったかもしれない。いや、もしかしたら高校生活ずっとボッチだったかも、、、

 

だって!女の子に自分から話しかけるなんて、なんて勇気のいることだろう、僕には到底できそうにない。星空さんが話しかけてくれて僕はどんなに救われたことか!

 

星空さんはオレンジ色の髪のショートへアをしていて、語尾に「にゃ」って付ける特徴的な話し方をする子で、見るからに活発そうだ。うん、きっと星空さんにくっついてけば何とかなる気がする。

 

転校が多かった僕に取ってそのクラスの中で中心人物を見極めるのは重要だったので、初対面では相手のクラスでの立場を気にしてきたが、星空さんはクラスの中心にいるタイプの子だろう。

 

「圭クーン?圭クン!」

 

「ん?あぁごめんごめんなんだっけ?」

 

危ない危ない、1人の世界に没頭しかけてた。

 

「もー、圭クン、部活とか入るの?凛はねー陸上とかしようかと思ってるんだー、あ、かーよちん♪部活どこにするー?」

 

「うぇえ?凛ちゃん?部活?」

 

「うんうん!凛はねー、陸上部に行こうかな〜って思ってるだけどね!かよちんはどうするのかなぁって!」

 

「わ、私はまだ、決めてなくて、、、」

 

・・・

 

あれ?今話してたのは僕だよね?あっという間にかよちんとか言う眼鏡をした大人しそうな女子と2人だけの空間を作り上げてしまった星空さん。

置いてきぼりにされた形になった僕は、自分の高校生活に、一抹の不安を感じるのだった。

 

 

 

*☼*―――――*☼*―――――(圭→)

 

放課後の講堂では生徒会が入学式の後処理をしていた。

生徒会長の綾瀬絵里や副会長の東條希、そして雄大など生徒会役員が協力して作業は進んでいく。

 

*☼*―――――*☼*―――――(→雄大)

 

 

 

「よし、これで片付けは終わりね」

 

「せやね、ホント何事もなく終わって良かったわぁ」

 

「お疲れさん、二人とも」

 

作業を終えたのだろう、絵里と希の二人に声を掛ける。

 

生徒会長の絵里はロシアの祖母の血が流れているクォーターで金髪碧眼、パッと見ると外国人にしか見えないが、国籍はれっきとした日本人だ。ただ、幼少期にロシアに住んでいたこともあるという。

 

副会長の東條希は腰まである長い髪を、後ろで二つに分けた少し変わった女子。何でも占いのようなスピリチュアルな物が好きとかで、希が自身の光の当たり具合によって紫色に見える髪もその不思議な雰囲気を持たせている。また、スタイルで言うな外国人ばりにいい絵里にも負けないくらい良い。

 

俺は二人を労ってやろうと声をかけたのだが、無事、入学式を問題なく運営出来たのにも関わらず絵里は浮かない顔をしている。

 

「でも、本当にこの学院が廃校の危機にあるのなら、生徒会はまだまだやらなきゃいけないことがある、この学校をなくさないためにも」

 

そういう絵里の目は、もう、学院の廃校のことしか見えていないようだった。

 

入学式の最後に理事長から伝えられた衝撃の事実。それは彼女にとって俺の予想以上にショックだったようだ。俺は2年間生徒会の一員として絵里のことを見てきたが、こういう時はテコでも自分の考えを曲げない時だ。きっと本気で学校の廃校を阻止しようとしているんだろう。

 

「あの、、、すいません」

 

「ん?どした?」

 

後輩から話しかけられる、何かまたトラブルだろうか?

 

「あの、音楽室に返す機材があったみたいで、私1人じゃ重たいくて、それで、手伝ってもらえませんか?」

 

「おお、雄大くん頼られてるやん。ええ後輩持ったなぁ」

 

「はいはい、それじゃ、その機材はどれだ?」

 

「あ、はい。こっちです」

 

からかってくる希を適当にあしらって目的の機材までたどり着く、確かに重そうだったが、俺1人の方が早く運べそうだったので、結局後輩は帰して1人で運ぶことにした。

 

 

 

☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆

 

 

 

ガシャン!

 

雄大は音楽準備室に機材を戻した終えたところだった。

 

額にかいてしまった汗をぬぐいながら一息着き、ポケットに忍ばせて置いた1口サイズのチョコレートをしていて口に含む。すると、俺のスマホが震えだした。

 

メールか?なら誰からだろう?絵里や希あたりが廃校阻止に向けて会議したいとかか?希も絵里にはとことん付き合うからなぁ。

しかし、そんな俺の予想に反して表示された名前は

 

『にこ』

 

珍しいやつからのメールだなぁと思ったが、なんてことは無い、生徒会が終わったら一緒に帰ろうと言う内容だった。(かなり、面倒な言い回しになっていたが)

 

~♪~♪

 

にこに適当な返事をしている時、突然、ピアノの音が聴こえて来た。隣の音楽室の方からか?今日は入学式と言うこともあって部活動はほとんど行っていないはずだが、誰だろう?好奇心半分で音楽室に行ってみると、そこには赤みの強い髪をした女子が、1人、ピアノを弾いていた。

 

胸のリボンの色からして1年なのだろう。正直、かなり上手い。以前、中学の時に所属していたパソコン部で、音楽の打ち込みなどをやっていたことのあった俺は、ある程度音楽に触れてきたつもりだったが、それでも上手いなと感じる。なんというか、引き込まれるような表現の豊かな音色を奏でていた。聞き入っていると、向こうがこちらに気付き、演奏をやめてしまった。もっと聞きたいと、素直に思う。

 

「なんですか?」

 

ピアノの子を弾いていた子が半分睨みつけるような目でこちらを見てくる。かなり整っていて、かなりの美人の部類に入るだろう顔だが、その藍色の目はキツく釣り上がり明らかな警戒が見て取れた。

 

「いや、隣の部屋で作業していたら、ピアノが聴こえて来たからね。君こそ、どうしたんだい?今日はもう学校も終わったし、一年生だから部活動でもないだろう?」

 

「そ、それは。家だとあまり大きな音を出すと近所迷惑になるから、帰る前に弾いていこうと、思って、、、」

 

こちらから聞き返すと突然歯切れが悪くなり目を逸らし髪を指に巻き付け始める。さてはこの子、許可なしで音楽室をしていて使ってたな。

 

「ふーん、なるほどね。まぁ早めに帰りなよ、あと、使い終わったら先生に行って音楽室の鍵かけてもらうようにしてね。それじゃあ。」

 

そう彼女に伝えて音楽室を後にする。許可なしは頂けないが、個人でピアノの練習をする分にはこの程度で大丈夫だろう。確かに学校の音楽室は防音設備が整っている。利用したくなる気持ちもわかるし、しちゃいけないなんて規則もないからな。さて、今度こそ用事もなくなったから、帰るとするか。

こうして、おそらくにこのやつが待っているだろう校門に向かった。

 

 




メインメンバーとしてμ'sと男子3人の計12名でやっていきたいなと考えています。ただ、セリフなどを上手く書き分けられるか今から不安でいっぱいです(;´д`)
あと、描写が少し淡白な気がしてならない、、、

雄大とにこの関係は次回に書きますのでお楽しみに♪
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