僕達の女神   作:Isaac 1,92

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サンシャイン面白いっすなぁ。

私はズラ丸推しですな〜。


新体制、アイドル研究部!

(希)

 

 ウチらは部室の大掃除に二日を費やすことになった。

 一日目には部室から溢れたものを出して、部屋中の汚れを落として、いらないものといるものの仕分けた。二日目には仕分けしたものと新しく買ってきた収納用具の配置して、いらないものを処分をした。ちなみに二日も掛かったのは、大輝くんが買い出しから帰ってくるのが思ったよりも遅かったことと、にこっちと花陽ちゃんが原因なんやけど、、、

 

「ああ、限定版ポケットティッシュ、、、」

 

 まぁ、お察しして欲しいな、、、

 

「いつまでも落ち込んでいても仕方ないわよ、にこ!さぁ、練習を始めましょう。ラブライブまでにランキング20位までに入らなければならないんでしょう?」

 

 いつまでもへこむにこっちをエリチが励ましながら練習に誘う。エリチの言う通りウチらが目指すラブライブはスクステ内のランキングで20位までのグループにこのみ許される狭き門、、、そう言えば

 

「そう言えば今の順位っていくつやったっけ?」

 

 部室の大掃除ですっかり確認する暇がなかったからオープンキャンパスの後の順位がどのくらいかみんな把握出来てなかったな。一番パソコンの近くにいた凛ちゃんがすぐにスクステのウチらのページにアクセスする。

 

「えっとぉ、、、μ 'sの順位は、、、にゃあ!?」

 

「ん?どうしたん?凛ちゃん?」

 

「の、希先輩、、、これ!」

 

 凛ちゃんが椅子からズレて画面を見せてくれる。そこに表示されていたのは、

 

「ご、50位!?」

 

「嘘!?」

 

 驚いた声をだした真姫ちゃんはすぐにウチの横に駆け寄ってくる。それに続いて、圭くんやμ 'sのメンバーも画面が見える位置まで近寄ってくる。

 

「ホントだ!ホントに50位だよ!海未ちゃん!」

 

「落ち着きなさい穂乃果!ああ、でも、どうしましょう?はっ、もしかして夢!?」

 

「夢!?海未、それは夢なの!?圭!ちょっとつねりなさい!」

 

「海未先輩も、にこ先輩も落ち着いて下さい!あーもー、花陽ちゃんどうしよう?」

 

「え?圭くん、私に振る?え、えっと、、、うう、ダレカタスケテー!」

 

 いつもの賑やかなμ 'sにエリチが手をパン!と叩いて意識を向けさせる。

 

「みんな、浮かれるのも分かるけど大変なのはこれからよ。上位に行くほどファンも多いはずだからここから順位を上げるのは難しいわ!今後も集中して練習しましょう」

 

 エリチらしい真面目で的を射た意見。至極真っ当な姿勢だけど、しかし、それはμ 'sの中では希少なもの、、、

 

「絵里先輩、、、グズッ、、、」

 

「う、海未?なんで泣いてるのよ?」

 

「やっと、やっとまともな事を言ってくれる人が入ってくれました、、、」

 

「海未先輩、それじゃあ凛たちがまともじゃないみたいに聞こえるにゃ~」

 

 今までまとめ役だった海未ちゃんがエリチの言葉に感動の涙を流している、、、今までどれだけ振り回されてたんやろ、、、

 

「よーし!それじゃあ練習だぁ!」

 

 穂乃果ちゃんがいつも通りの元気の良さで部室を飛び出して行こうとする。

 

「あ、穂乃果ちゃん」

 

「ん?なぁにことりちゃん?」

 

「実は私、今日はもう、帰らなくちゃいけないの、、、ごめんね!」

 

 それだけいうと穂乃果ちゃんを追い越してことりちゃんが出ていく。

 

「なんだろう?ことりちゃん最近早く帰ることが多いよね、大輝くん。、、、大輝くん?」

 

 穂乃果ちゃんがことりちゃんが出ていったドアを見ながら大輝くんに聞く。だけど、大輝くんはボォッとしていて答えない。

 

「大輝くんってば!!」

 

「うおぉ!?穂乃果?なんだ?」

 

「『なんだ?』じゃないよ!もう!ことりちゃん帰っちゃったよ!」

 

「ことり?最近早く帰るよな」

 

「それは穂乃果がもう言ったよ!」

 

「う、そうか、、、」

 

「大輝、大丈夫ですか?具合が悪いなら休んだ方が良いのでは?」

 

「海未、、、いや、大丈夫。ちょっと考え事してただけだから」

 

「それならいいですが、、、無理はしないで下さいよ?」

 

「ああ、ありがとな。練習だよな、おまえら準備はあるだろうから先に屋上行ってるな。圭、飲み物頼むわ」

 

 大輝くんはそれだけ言うと、返答を待つ前に部室から出ていった。

 

「大輝、なんだか変な感じだったわね」

 

 声の方を見るとエリチがウチの隣に立っていた。さっきまで不貞腐れていたにこっちも顔を上げて大輝君の出て行ったドアの方を見つめる。

 

「うん、なんかあったんやろうか?」

 

「やっぱり希もそう思う?」

 

「エリチも?」

 

「ええ、一昨日買い出しから帰ってくるのも以上に遅かったし、、、考えすぎだといいのだけれど」

 

「ふん、悩みならうじうじしてないでサッサと言っちゃえばいいのに!男のくせにだらしないわね!、、、ところで雄大はどうしたのよ?」

 

 ハッとして部室を見渡す。確かにさっきからあの大柄の男子生徒を見ていない、、、

 

 ガチャ

 

「ん?なんだ、みんなまだ練習始めてないのか?」

 

 入って来たのはその雄大君。だけどその手には、、、

 

「雄大?その手に持ってるのはなぁにかしらぁ?」

 

 あ、エリチ怒ってる

 

「ん?ああ、買って来たんだよ。なんだ?食べたいのか?チョコチップクッキー」

 

「食べたくないわよ!これから練習なのにそんなもの買ってこないの!!」

 

 エリチによって買ってきたクッキーを没収された雄大君は分かりやすく肩を落とす。本当に甘いもののことになると感情豊かになるんやら、、、相変わらずの雄大君はウチらの準備のために圭くんと一緒に部室を出て行った。

 

 

 

 

 *☼*―――――*☼*―――――(希→大輝)

 

 

 

 

 

 屋上についたオレは唯一ある日陰に敷物を敷き終えるとため息を一つついた。視線をずらせばそこからは校内の様子が一望できる。海未が所属している弓道部の活動場所になっている弓道場。花陽と、凛、圭が世話をしているアルパカのいる飼育小屋。昼休みにオレら二年組が昼メシを食べる中庭。そして、オープンキャンパスでライブをした競技場。

 

 μ 'sはオープンキャンパスで中学生たちの心をつかみ、廃校の決定を先延ばしにする成果を出した。絵里先輩や雄大先輩の加入で確実にこれからもスキルアップを続けていくだろう。海未と圭も作詞に大分なれた様子だし、ことりの手伝いをしている花陽やにこ先輩の裁縫もかなり上達している。凛や、穂乃果はダンスの面でその才能を発揮して、その成長ぶりは絵里先輩を驚かしている。入部をあんなに拒否していた真姫も日に日に打ち解けて楽しんでいるようだし、個性の強いメンバーを希先輩が穏やかにまとめてくれている。μ 'sはきっともっと成長していく。と、いうことはその知名度もどんどんと広まっていくだろうな。

 

 、、、そんな中でオレは足枷にならないだろうか。

 

 一度流れた噂はなかなか消えない。それは悪評の方が顕著だと、オレは身をもって経験している。どこから火種が飛び出すかわからないうえに周囲からの評価が絶対のスクールアイドルというジャンルに置いて、例え全くの根も葉もない噂でも時には致命傷になるかもしれない。

 

 μ 'sのためを思うなら、オレは、、、

 

「大輝く~ん!準備できたよぉ!」

 

「うおわぁ!穂乃果!?」

 

 突然後ろから練習着に着替えた穂乃果がぶつかってきた。

 

「大輝?本当に大丈夫ですか?今だってボーッとしていましたし」

 

「海未、本当に大丈夫だから。心配してくれてありがとな」

 

 オレはそれでもまだ納得していない様子の海未を軽くあしらってからみんなと向き合う。

 

「そしたら今日の練習メニューの確認だ。まずは、、、」

 

 μ 'sが今までどれだけの努力をしてきたのかは、オレが一番よく知っている。それをオレが壊すなんてことがあってはならない。みんなの努力、夢を実現させるためには、、、

 

 オレは、、、

 

 

 

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