【???】
「おい、そちらの準備はどうだ?」
「こちらは順調に進んでいます」
「よし、ではそろそろ我々も引き上げるとしよう」
「はい!」
「全ては輝かしい"未来"のためだ…頼んだぞ…」
──────────『うぷぷぷぷ…』
《プロローグ》ボウケンノショゼロ
ピーンポーンパーンポーン…
『………なので、至急体育館に集まるように』
ブツッ
突然の放送で目が覚める、前半は聞こえていなかったが…体育館?
そう思い辺りを見回すとそこは見慣れない一室だった。どうやら俺はこの部屋のベッドに寝ていたらしい。………そもそもどこだ?ここは
自分の記憶を探る
自分の家で自分の布団に入った所までは覚えているがこんなところに来た覚えはやはり全くなかった。
部屋の中を捜索してみるがベッドやゴミ箱があるのみで他の物はない、部屋に二つあった扉のうちの一つはシャワールームになっていたが本当にただのシャワールームだ。もう一つは廊下に繋がっているようだった。
「と、なると…出てみるしかないか?」
ベッドに腰掛けて少し考える
ピーンポーンパーンポーン…
『おいっ!オマエ!ベッドに座ってるオマエだよオマエ!キミが来ないから始めるもんも始められないでしょ!早く"体育館"にくること!いいね!?』ブツッ…
突然部屋に放送が流れ出す、それは奇妙な声でおそらく俺に言った"体育館へ来い"と。わざわざ呼び出しているのだ、行かないわけにはいかない。俺は部屋を出ることにした。
そのまま自然な足取りで俺は体育館へと到着した。扉を開け中へと入る
「これで16人、さっきの放送からして全員ですかねえ?」
「やっと揃ったの?そろそろボク疲れてるんだけど」
「…しかし、彼も私達と同じような事態になっているのでは?そのことも考え公平に判断すべきでしょう。」
「なんだっていいだろそんなことよ、おい!これで全員揃ったんじゃねぇのか!早く出てこいよ!」
そこにいたのは俺と同じくらいの年の奴らだつた。男女合わせて15人、俺も含めると16人になる。
「騒々しいの…静かに待っていればよかろうに」
「まぁまぁ、仕方ないんじゃない?とりあえず君、こっちに来たら?」
俺が入口のあたりで立ち止まっていると、15人の中にいたなんだか軽い感じの奴が声をかけてきた。呼ばれるがままにそいつらの方へと向かう。
「やっとこさ集まった?それじゃあちゃっちゃと始めちゃおっか!」
と、唐突に聞こえたのは"あの"放送の声だった。
「どこから…?」
「こっちだよこっち!オマエラ!ステージに注目!!」
誰かがつぶやくとそれに応じるように再び声が聞こえ、全員の視線がステージへと集まる。全員の視線が集まるのとほぼ同時に"そいつ"は姿を現した。
「……………は?」
「なっ、なんですかアレ!?」
「ぬいぐるみ…?かわいい…」
「ぬいぐるみ…だね。こんなマジックはやったことも見たこともないけどさ、どういう仕掛けなのかな?」
現れたのは半分がシロ、残り半分がクロの奇妙な動くクマのぬいぐるみだった
「マジックなんて…ボクはそんな安っぽい見世物じゃないしそんな驚き方は心外だよ!」
ぬいぐるみが喋って動く、それだけでもほぼ全員が混乱するには十分だった。
「…そんなことはどうでもよかろう、今知るべきは奴が何者か…じゃ。クマよ、貴様は何者じゃ?わちきが何も感じんということは“そういうもの“ではないんじゃろう?」
年寄り臭い喋り方で誰かがクマに問いかける。その声を聞き、少しざわついていた体育館が一気に静かになる。
「逆に全く驚かれないのもショックなんですけど…オマエラボクを何だと思ってるのさ…。ま、いっか!どうせこのあとしこたま驚くことになるんだし!」
「なんでもいいから早く言わない?ボクこの場にずっと居るの疲れてきたんだけど」
「んもう…せっかちだなぁ。ボクなんて中々オマエラが集まんないからずーっと待ってたっていうのに」
「まあ…最初の放送があっで多分そろそろ一時間くらいになるし…」
そんなに待たせてたのか…!?俺は。あまり信じられないが嘘を言っているとは思えなかった。
「えー、それでは…ボクはモノクマ、この研究機関の機関長なのだ!!!」
「………………」
全員が言葉を失う。"研究機関"…?どうして俺はそんな所に…?
「ど…どうしてワタクシ達はこんな所へ…?」
「そんなの決まってんじゃーん。オマエラは希望ヶ峰学園に"研究材料"としてここに閉じ込められて共同生活を送らせるためだよ!!」
希望ヶ峰学園だって?どうして希望ヶ峰の名前が…それに共同生活だって?体育館が再びざわつく
しかし、それに続くモノクマの言葉を聞いて全員が再び言葉を失うことになる
「えー、それで共同生活の期間ですが!オマエラには"一生"ここで過ごしてもらいます!!」
「なっ…」
"一生"モノクマが放ったその単語は俺たちに等しく絶望を与えた
「一生だと!?そんなことを俺達にやらせる目的はなんだ貴様ぁっ!!ちゅーかここから出せ!!」
「そっ、そうです!!一生なんて私は嫌です!ここから出してくださいよ!」
「もう!人の話は最後まできけーっ!はにゃ?この場合はクマの話は?」
「………そんなことはどうでもいいよ…さっさと続けろよ…」
「まぁまぁ急かさないで。オマエラがそういうであろうことをボクは予め予測していました。そんなオマエラのためにボクが用意したルール…それが゙卒業゙なのです!」
「卒業…ですか…?」
卒業…普通に耳にする単語なのにモノクマが言うだけでそれがとても不吉なもののように聞こえる
「では説明しましょう!オマエラばある条件゙を満たすことでこの施設から卒業…つまりは出ていくことができます!」
「条件…ですか…?それは…」
ここから出られるかもしれない、そんな希望を抱いた
周りを見ても何人かの顔には安心したような表情が浮かんでいる
…なのにこの不安はなんだ?
「で、その条件って何なのさ?」
「うぷぷぷぷぷぷ…ホント急かし上手だよねぇオマエラ。では発表します!その条件とは…゙」
「゙人が人を殺すこど」
その一言は俺たちが抱いた希望を砕くには十二分だった
「こ、殺すってどういうこと…?」
「どういうことかって?そのまんまの意味だよ。刺殺撲殺絞殺爆殺毒殺圧殺…手段は問いません!好きに他人を殺っちゃってください!あ、共犯者とかが居ても卒業できるのは実行犯だけだからね」
「…殺人って、本気で言ってるの?ソレ」
「ボクは本気だよ?どっち道オマエラはここで一生暮らすか人を殺すか、どっちかを選ぶしかないの!」
「大概にしろよテメェ…!」
「ん?」
突然誰かがモノクマの方へ飛び出したかと思うとモノクマを掴み上げて怒鳴った
「どうして俺たちがそんなもんに従わなきゃならねぇんだ?ここでテメェをぶっ壊せばいいだけなんだからな!」
「………」
「黙ってないで何か言えよ!!!」
「………………」
モノクマはまるで停止しているように掴まれたまま動かない
「…っぶない!」
「うおっ!?」
゙そいづはいきなりモノクマを掴んでいる奴に対して飛び蹴りを喰らわせたと思うとモノクマを奪い天井へ向けて放り投げた
「なにをするっ!」
「全員耳ィ塞いで!」
そいつがそう叫ぶとほぼ同時に投げられたモノクマが空中で爆発を起こした
「なん…だよ…コレ…」
「でも…これであのクマも消えたのでは?」
「わちきはそうは思わんがの」
「その通り!!ボクは永久に不滅なのです!」
「うわっ!?また出てきたよ!」
先程爆発した物と同じモノクマが再びステージ上に現れる
「テメェ…まさか俺を…」
「先にやったのはそっちだかんね!目には目を、施設長への暴力にはおしおきを、だよ!
……まぁ今回は初犯だし警告ってことで許してあげるケドさ」
殺そうと…した?何故だ?アイツがモノクマに暴力を振るおうとしたからか…?
周りを見るとほぼ全員が先程の出来事について答えにたどりついているようで険しい顔をしていない奴は一人としていなかった
「あ、そうそう。オマエラにはこれを渡しておかないとね!」
そう言ってモノクマが取り出したのは鉄でできた…手帳か?あれは
「ジャジャーン!その名も゙電子生徒手帳゙!どう?カッコイイでしょ?」ここで生活するうえで絶対に必要な物だからなくしたりしたらダメだからね!」
モノクマは俺たちに電子生徒手帳を手渡していく、受け取った奴はとりあえずといった感じで生徒手帳を起動している。
俺も起動してみるとそこには俺の名前が浮かび上がり問題なく手帳は起動したようだった
「おやおや?モノクマさんモノクマさん。この゙規則゙というものは何なのでしょう?」
「あ、それはね。やっぱ共同生活を送るのならルールーは必要じゃない?オマエラみたいなのはルールがないと盗んだバイクで走り出したり夜の校舎の窓ガラス壊して回っちゃうんだから…いい?ルールは絶対だからね!ルールブレイカーなんてボクは認めないよ!」
「…もしルールを破ったら…?」
「ルールを破ることが前提になってるみたいでボクは悲しいよ…でもまあ、オマエラもさっき見たでしょ?」
モノクマは詳しくは言わなかったが、この場にはコイツが言いたいことが分からない奴は一人としていなかった
「うぷぷぷ…それじゃあオマエラ有意義な共同生活を!バイバーイ♪」
そういうとモノクマどこかへと消えていった。残された俺達はだた立ち尽くす他なく、誰もが口を閉ざしていた。
「で、これからどうするの?」
沈黙を破ったのはそんな声、声のする方を向いてみるとステージの上。さっき飛び蹴りをヒットさせた奴からだった
居場所が居場所なだけかなり注目を集めている。なんでおりないんだコイツ…
「でも、何をすれば?やれることなんてあるのかい?」
「私たちはこの場所を知らない、そうでしょ?」
「…つまり…探索をする、と?」
「そういうこと、どこかに脱出の手がかりがあるかもしれないじゃない?」
「ふうん…じゃあボクから提案。探索の時ざ二人一組゙で動かない?」
「それはなんで?」
「…だって一人で動いてたら何があるかわかんないじゃん?」
「本当のこと言ったらどうだよ…゙犯人が分かりやすい゙からそんなこと言ってんだろ…」
「略木クン、ボクはそんなこと一言も言ってないよ?」
「ふん…言ってろ…」
「そうと決まれば早く動きましょうか、大体一時間後くらいにここに集合…ということでっ」
どんどん話が進んでいってしまいもう既に動き始めている奴ばかりだった、どうすればいいんだこれ…
そうこうしている内に体育館には俺を含め四人しかいなくなっていた
使い方がまだよくわかってないのによく投稿しようと思ったなぁと思っております
キャラのビジュアルなどはTwitterにてどうにかしようと思っています。ドット絵くらいしか作れませんが見てみたいという方はどうぞ(まだ数人しか完成していません)
※注意※
このアカウントは他のことなども多く呟いています、むしろそちらのほうがメインだったりします。そのことはご理解ください
@A_I_OI_JINRO
主人公の名前とかは後々わかる…ハズ