ダンガンロンパTF   作:あ(い)おい

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Prologue.ボウケンノショゼロ 2

「みんなせっかちだなぁ、そう思わない?」

不意に声をかけられて最初それが自分に向かって発された物だとは思えなかった

…俺に言ったんだよな?

 

「大丈夫?お兄さん来たあとだーれも名乗ってないのにね。そのまま置いてくなんてみんな余程余裕がないんだねー」

話しかけてきたのは背の小さい着物を着た女子だった。忘れられていなかったのか…俺…

 

「あ、私は化野葉花。゙超高校級の花道家゙って呼ばれてるよ、お兄さんは?」

 

【゙超高校級の花道家゙ 化野葉花(アダシノハバナ)

 

「俺は八桐圭だ。よろしくな化野」

「八桐君ねー、覚えた覚えた。初めて聞く名前だし君が゙幸運゙?」

「…そう、らしいな。俺は全く身に覚えがないんだけどな…幸運なんて」

「ふうん?」

「…なあ、さっきまでいた奴らっで超高校級゙の連中なのか?」

「うん、そうだね。八桐君が来る前にもう自己紹介は済ませてたんだよね。気が回らなくてごめんね?」

「い、いや。大丈夫だ」

 

あんな状況だったんだしそうなったのも仕方のないことだろうしな…

 

「んー…」

「どうした?」

「いやさー…八桐君、探索も兼ねて自己紹介に回ってきたら?おーい、アニちゃーん」

 

そうやって化野が呼んだのは同じく体育館に残っていた女子だ。すらっとした細めの体形で髪の色は銀髪…か?あれは

 

「ドウされマしたカ?」

「ん、えっとね…」

…?少し喋り方に違和感が…化野が言ってた呼び方とか髪の色からして外国人か?それにしては顔だちは日本人…だよな?

 

「…ということなの」

「ナるほド…でしタラ私が適任です。オ引キ受けします」

「ありがとっ!」

 

どうやら話がまとまったようで化野がもう一人の奴に抱き付いていた。何があったんだよ…

 

「ア、えっと、私はアニマ=110―37と申シまス。八桐サン、よロしくお願いしマす」

 

【゙超高校級のアンドロイド゙ アニマ=110―37】

 

「…110―37…?」

化野に抱き付かれたままで―アニマは言った。こいつは何者なんだ…?人間の名前なのか…?

 

「アニちゃんば超高校級のアンドロイド゙らしいよ」

「ハい、その通りデス。私は希望ヶ峰の卒業生達によって造ラレだ成長するアンドロイド゙でス」

「成長する…?」

「なんでも人体的には成長しないんだけど精神的に成長するんだって。私には難しいことはよくわかんないけど゙感情を持った機械゙みたいな感じなんだってさ」

 

なんか…凄いな…というか化野はいつまでアニマに抱き付いてるんだよ…アニマ少し困ってるぞ

 

「あ、あノ、化野サン…そろそろ八桐サンにお話しシないと」

「あっ、そだねー忘れるところだったよ」

やっとアニマから離れた化野はアニマをこちらへと押し出した

 

「じゃ、いってらっしゃい!」

「…へ?」

「化野サン…伝わってませんヨ…」

「えっと…あのね、アニちゃんにはさっきまでいたみんなの情報がインプット?されてるの。だから自己紹介の時の手助けになってくれるんじゃないかなーって」

 

要するに俺の自己紹介の手伝いをしてくれる…ってことか?

それくらいの説明ならなんで一切しなかったんだよ…

 

「いいのか?アニマ」

「ハイ、問題アりません。それに…何もセずここにいるよりハいいデしょうし」

「…じゃあ…よろしく頼む」

「こちラこそです」

こうして俺はアニマと行動を共にすることになった

 

「マずは略木サンの所へ行きましょうか」

「略木?」

「あの方デス」

アニマの視線の先にいたのは少し小柄な男子生徒だった

「うわっ…」

―が纏っている空気が暗い、近くに居るとこっちまで気が沈みそうになるくらいに暗い

 

「大丈夫デすか?」

「だ…大丈夫だ」

あまり心配をかけるわけにもいかない、とりあえずさっさと済ませるか…

 

「なあ、ちょっといいか?」

「…おい、お前…さっきから何だよ…近寄りたくないなら近づくな…むしろ俺にかかわるな…馬鹿がうつる…」

「な…!?」

いきなりなんなんだコイツは…!?

なんで初対面の相手にここまで言えるんだよ…言いたいことはあるがここはグッと飲み込んで…

 

「な、なぁ…自己紹介いいか?」

「………関わるなって言ったのが理解できないのか?…言葉が通じてんのかお前…名前くらい教えてやるからさっさとどっか行けよ………略木利世だ…」

 

【゙超高校級のホラー作家゙ 略木利世(ホボキトヨ)

 

「俺は…」

「お前の名前くらい聞こえてるよ…ほんとにさっさとどっか行け…もういいだろ…」

…俺は黙ってアニマの元へ戻った

 

「…やハリ八桐サンでも駄目デしたカ…」

「俺でも、って?」

「彼ば超高校級のホラー作家展なのですが…誰に対しテもあのようナ感ジで…」

「ああ…俺が嫌われてるわけじゃなかったんだな…ホラー作家…多分俺も聞いたことがあるな…本自体には苦手だから手は出してないが…」

「デしたら読マないことヲ勧めます。ドうなルか分かりませんから」

「そんなにか…!?」

「そんなにです」

絶対アイツの作品には手を出さない…そう決めた瞬間だった

 

 

 

「でハ、体育館から出ましょウカ」

 

アニマの言う通りに体育館から出て廊下を進んでいると人影があった

一人は俺を最初に読んだ軽い感じな奴、もう一人は眼鏡をかけた男子生徒でメモ帳に熱心に何かを書き込んでいる。

二人は俺たちに気づくと声をかけてきた

 

「ん?あっ、アニマさんじゃん。どうしたの?」

「自己紹介ヲして回っていまス、八桐サンは全く他の方と自己紹介なドできてイマセんでしたので」

「成程…そういえばそちらの方に名前などその他諸々聞いてませんでしたねぇ」

眼鏡の奴がメモ帳片手に笑顔で迫ってくる。なんか怖いぞコイツ…

 

「あ、申し遅れました。私は赤良和理出と申しまず超高校級の新聞部゙などと呼ばれております」

 

【゙超高校級の新聞部゙ 赤良和理出(アカラワマサイデ)

 

「して…あなたは?」

「俺は八桐圭だ、よろしく頼む」

「へぇ、八桐クンというんですね!では八桐サン…いくつか質問に…」

俺の名前を聞くや否や赤良和は俺にグイグイと迫ってきた。あまりに勢いが凄いので正直ドン引きする。

 

「ちょっと赤良和君!ほどほどにしないと八桐君困っちゃうから、ていうか既にちょっと引かれてるからね!?」

「止めないでください斎藤クン!私は親交を深めるためにちょっとしたインタビューをですね…いえ別に記事にするためとかではなくっ!」

「いやほんと…落ちつこう…?」

もう一人の奴が赤良和を落ち着かせ始めた、何なんだコイツは…

 

「八桐サン、赤良和サンは本人が仰っていた通り゙超高校級の新聞部゙デす。彼の発行する学校新聞はカなリの評判で事実のみを面白おカしく描くことでドンナ小さな話題でも面白い新聞になるノだトカ。彼に記事を書いてもらおうと様々な人が彼の元を訪れたりしてイるそうデす」

赤良和が落ち着かされている間にアニマが赤良和について説明してくれる。それを聞いても俺の中での赤良和の印象は『危ない奴』で固定されてるんだが…

 

「そシてもうお一方、彼は…」

「ストップ!ストーップ!アニマさん、自分の自己紹介は自分でやらせて!」

アニマが紹介しようとするとストップがかかった。どうやら赤良和は落ち着いたようだ。

 

「俺の名前は斎藤洋燈゙超高校級のマジシャン゙って呼ばれてまーっす!」

 

【゙超高校級のマジシャン゙ 斎藤洋燈(サイトウランプ)

 

 

「んー…ほんとは挨拶がわりにマジックとかやりたかったんだけど…トランプとか道具が何故か一つもなくてさ、ごめんっ!」

「い、いや…大丈夫だ。」

「まっ、とにかくよろしくね!」

「ああ」

挨拶がわりにマジックか…マジックってそんな手軽にできるものなのか…?

 

「…ところで八桐クンとアニマサン―――ってちょっと!?なんで身構えるんですか!?」

赤良和に名前を呼ばれ反射的に身構えてしまった。アニマにまで同じ行動を取られるとは…何やったんだコイツ…

 

「け、警戒しないでください…取材しようとしてるんじゃないですから。いやほんとですって!」

「悪い悪い…で、どうしたんだ?」

「えーっと…自己紹介をして回るのであれば誰がどこにいるのか分かっていたほうがいいのではないかと思いまして」

「居場所が分かるのか?」

「はい、誰がどこを捜索しているのかは最初にある程度把握してありますから」

「それに関しては俺が保証しとくよ、ずっと一緒に行動してたし嘘じゃない」

流石新聞部ってことか…?まさかそんなことを把握してるなんて…

 

「ソれで…ドなたがどこに…?」

「えー…あそこにある保健室に澪標サンと遠野サン。そこから少し進んだところにある購買に柳野柳クンと梓道クン。棟を移動して寄宿舎の廊下あたりに氷熊クンと琉莉峰クン。食堂に乙サンと替刃サン。倉庫に酒々井サンと雉縫サン…って感じですかね?皆さんはまだしばらくはその場にいらっしゃると思いますよ」

「…ん…?寄宿舎ってのはなんだ?」

「ここを進むとそんな看板があるんだよね、んでその先が寄宿舎。どうやらそこで寝泊まりしろってことらしいよ」

…ということは俺が目覚めたのは寄宿舎だったってことか…?じゃああの部屋が個室…なのか

 

「アリがとうござイます。かナリ助けになりマす」

「これくらいならいくらでも…です。あ、そうでしたそうでした…一つ伝えておかなければならないことがあったんです」

「?どうしたんだ?」

「集合場所の変更です。体育館でやるよりは食堂でやった方がよさそうでしたので…時間になったら食堂に集まっていただければ、と。」

「了解デス。化野サンや略木サンはドウされルのですか?」

「今から僕達で迎えに行くよ、元々そのつもりだったしね」

「では、また後ほど」

伝えたいことを伝えた後、赤良和と斎藤はすぐに去っていった。かなり落ち着きがなさそうだな…あの二人組

 

「でハ、私達も行キましょうか」

 

 

少しだけ廊下を進むと…あった、保健室だ。ピンクに赤いハートという随分おかしなデザインの扉を開け中に入る。その部屋はいかにも保健室らしい部屋だ

 

「む…?」

「ん?どうしたのかな、ケガでもしたかい?」

そこに居たのは髪をポニーテイルにまとめた女子と…なんだこいつは!?

 

「なんじゃ貴様、人をじろじろと見おって…無礼な奴じゃ」

「わ、悪い…」

「ふん…まあよい。これからはわちきにそのような下賤な目を向けるでないぞ?」

なんだかやけに下に見られてないか…これ…

しかしそいつにはその喋り方が似合っていたように思えて不快に思わないのが不思議だった

 

「して、どうしたんじゃ?」

「実ハですね…」

アニマが二人に俺たちが何をしているのかを説明する。途中で明らかに俺のことを紹介していたが…まあ、いいか

 

「ふーん、そういうことなんだ…ボクは澪標九蓮、身長は164cm誕生日は12月20日゙超高校級の雀士゙ってね。あ、好きな役満は九蓮宝橙だよ。よろしくね」

 

【゙超高校級の雀士゙ 澪標九蓮(ミオツクシクレン)

 

誕生日に身長…聞いてないことまで勝手に教えるのかよ…ん…?ボク?

 

「な、なあ…女だよな?…ボク?」

「それは昔からの口グセ、ちゃんと女の子だよ。ボクが男の娘っていう期待でもした?」

「いや…そういうわけじゃ…」

何 故 バ レ た

 

「澪標サンは大きナ大会でも何度も優勝を重ねテいる方で゙牌に愛され牌を愛する雀士゙と呼ばれテいルノですが…彼女がそう呼バれるようニなったノニハ他の理由がアるソウなのですガ…」

「ほかの理由?」

「イエ…これは噂にすギナイので黙ってオきましょウ」

アニマはちらっと澪標の方を見るとそのまま黙ってしまった。気になるじゃないか

 

「其方は終わったかの?では心して聴くがよい。わちきは遠野零゙超高校級の霊媒師゙…じゃ」

 

【゙超高校級の霊媒師゙ 遠野零(オンノコボシ)

 

奇妙な格好をした奴だが…その才能を聞いくと何故だか納得してしまった

「む…言っておくがこの格好は趣味じゃ、霊媒とは何も関係はないぞ」

「へ?」

「じゃからこの格好は趣味じゃといったんじゃ。貴様今わちきの格好について勝手に解釈したじゃろう」

「な、なんでわかったんだ!?」

「顔を見れば分かるわい、同じような顔は何度も見てきたでの…」

遠野はとても冷たい声でそう言った。その声はまるで怨念でも籠っているかのようでとても恐ろしい

 

「ああ、そうじゃ。アニマにわちきの経歴について聞こうとしても無駄じゃぞ。おそらくアニマはわちきについて名前を知っているかも怪しいからの」

…どういうことだ…?アニマが遠野を知らない?

 

「何を驚いておる。実際そうじゃろう?アニマ」

「…ハイ。私は遠野サンの才能はオろか名前スラ知りませんデシタ」

遠野のことをしらなかっただって?俺みたいな一般人じゃない゙超高校級゙なのにか?

 

「難しいことではない、わちきはいわばオカルト…科学の集大成であるアニマがオカルトに属するわちきを知っているはずがなかろうて」

「そういうものなのか…?」

「そういうものじゃ…わかったらさっさと出ていくがよい。時間はまってはくれんぞ」

そういうと遠野は俺たちに背を向けてしまった。澪標もどうやらこちらと話しているつもりはないようでこちらに背を向けている

 

「行くか」

「ハイ」

保健室を後にした




自己紹介これで半分です

こうやってキャラの名前とか出してると始まったって感じがありますよね

アニマが書いてて文章を打ちづらいという罠…年中にプロローグは終わらせたいものです。
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