全く面倒な事になったな…なんで僕らがこんな目に…
「それで?あのISはどうしてあんなボロボロになっていたんだ?」
「IS?あの機械の事か?だからぁ、俺らがやったって言ってんだろ?なんで信じようとしねえんだよ?」
「お前達は超人か何かか?」
「いや、違うが?」
「なら余計信じられるか。ISは一般人に倒せるような物では無い。」
「そうなのか?そんなことはどうでもいいがな。ジョニィ!お前もさっきから黙ってねえでなんか言ってやれ!」
「そんなこと言われてもな…ジャイロ、僕らが戦った奴らと一般人が戦ったのに、無事ってだけじゃあなく倒していたと言われてそれがマトモだと思うかい?」
「それは思わねえが…」
「じゃあ正しい事を言ってんのはそっちのヤツなんだろ?」
「そりゃそうかも知れねえがよぉ」
「という訳だ。残念だが私はお前達を頭がイカれた狂人だと思っていてもおかしく無い訳だ。」
参ったな。このままじゃ僕らは頭のおかしくなった不審者として捕まっちまうぞ。
「う〜んどうしたものか…?」
「とは言っものの、お前達がいた状況を考えるとそれ以外はあまり考えられない状況と言うのが現状だがな」
そうか。あと一押しすればいけるかも知れないな。
(なあ、ジャイロ)
(ん?なんだよジョニィ?イキナリ小声で話し始めるなんてよ?)
(こいつの考える状況を察するにあと一つ、あと『1%』足りない)
(足りないって何がだよ?)
(何って、普通わかるだろ?信憑性だよ。信憑性。あと『1%』信じさせられたら多分充分だ)
(そうは言ってもよぉ。その『1%』をどうすんだよ?普通の事じゃあねえんだろ?)
(ここは、彼女がスタンドについて、何も知らないくて、スタンドが見えるって事に賭けてスタンドの事を明かしてみよう)
(いいのかよ?見えなかったらどうしようも無いぜ?それにもし、知ってたらどうすんだよ?襲って来るかも知れねえだろ?)
(その時はその時だ。生憎、ここはそこまで広い部屋じゃあ無い。僕のスタンド能力は近距離戦に向いている。なんとかなるだろ)
(しょうがねえな。賭けてみるか)
よし、話はまとまったな。さて始めるか。
「おい、何をコソコソしている?怪しい動きをしたらすぐにでも拘束するぞ?」
「ちょっと待てよ。その前に、ひとつ見て欲しい物があるんだ。」
「何?見て欲しい物だと?」
「ああ、まず僕の指先を見てくれ」
牙《タスク》がシルシルと音を立てて、回転を始める。
「?何も無いように見えるが?」
「やっぱり普通の人には見えない…か…なあ、この部屋に何か【切断】されても良いものって無いか?さらに言うと金属製の」
「金属製の【切断】されても良いものだと?なんだいきなり?まあ無いことも無いが」
「じゃあそれ用意してくれないか?」
「仕方ない。良いだろう」
「助かる。よし、じゃあその椅子の足の部分をよく見ていてくれ」
椅子の足に向けて牙《タスク》を撃ち込む。
「な!?なんだ!?何が起こった!?」
よし、予想通りだな。まあ当然だろう。目の前にある椅子の金属部が綺麗に切断されてるんだからな。
「僕らは超人じゃあ無い。だが、超能力者に近い力を持っている。これと同じように特殊な力がある人間には見えるんだが」
「俺も使えるから見えるぜ」
「これであの機械…IS?だったか?あれを倒した。あとこんな事も、その椅子を離してくれないか?」
「何をする気だ?」
「まあ見てな」
僕は牙《タスク》の腕で切断され椅子を持ち上げる。
「ッ!?今度は椅子が浮いたぞ!?」
「僕の能力には人に近い形の姿《ビジョン》がある。今それで椅子を持っている。行くぞ?」
そして、椅子を空中に放ってそれを殴りつける。
「オラオラオラオラ!」
「椅子が!?まるで何かに殴られてるかのように凹んでいる!?」
「理解して貰えたか?これが俺とジョニィがあのISとか言ってる機械を倒した方法だぜ」
「……確かにお前達があのISを倒したって言うのは理解出来た。だがもう一つ理解出来ない事がある。それについて聞きたい」
「なんだ?僕らに答えられるなら極力答えるが」
「お前達があのISと戦っていた時、あの二機のISの近くにさらに二つ対峙する様にISの反応があった。それについて何かわかることは?」
「ああ……と多分対峙してたんなら僕らの筈だが僕らはあんな機械は知らな…い…ぞ……?」
「どうした?ジョニィ?ってまさか!?」
「なんだ?何か分かったか?」
「「馬だ!」」
「馬だと?」
そうだ。馬だ、僕らの馬。スロー・ダンサーにヴァルキリー。あの二頭には機械が取り付けられていた。それに戦いが終わってすぐに、あれは消えてしまった。
「なあ、そのISって言うのは、何かにつける補助機械だったりするのか?」
「うん?ああ、人間の装着するパワードスーツ…まあ補助機械の様なものだ」
「それなら、多分僕らの馬に付いていた機械がそうだと思う」
「馬?馬だと?だが私が行った時には付いて居なかったぞ?それに馬がISを装着するなんて…ISは人間の、更に言及するなら女性の為のパワードスーツだ。馬なんかがつけられる訳ない」
「女性しか装着出来ない?それは一体どういう事だ?」
「知らないのか?いくら関係無いと言ったってISの事を知らないなんて少し世間知らずじゃないか?」
「ああ、僕らの場合は少し特殊な事情があるんだ」
「そうか、まあ個人の情報をとやかく言う資格は無いだろうからなその事情とやらは聞かないでおこう」
「そうしてくれると助かる。まあ聞かれた所で俺らもよくわかってはいないけどな」
「まあいいじゃないか。わからなくたって、それより女性しか扱えないってのはどういうことだ?」
「その通りだよ。男性はISを起動する事すら出来ない。正式名称「インフィニット・ストラトス」。宇宙空間での活動を想定し、開発されたマルチフォーム・スーツ。開発当初は注目されなかったが、「白騎士事件」という事件によって従来の兵器を凌駕する圧倒的な性能が世界中に知れ渡ることとなり、宇宙進出よりも飛行パワード・スーツとして軍事転用が始まり、各国の抑止力の要がISに移っていった。
ISはその攻撃力、防御力、機動力は非常に高い究極の機動兵器で特に防御機能は突出して優れており、シールドエネルギーによるバリアーや「絶対防御」などによってあらゆる攻撃に対処できる。そのため、操縦者が生命の危機にさらされることはほとんどないほか、搭乗者の生体維持機能もある。核となるコアが特徴で肩、腰、胸、腹部、アーム、レッグに装甲が装着される。また、空を飛ぶことができるようになり、背中には「カスタム・ウィング」と呼ばれる飛行用の翼が付けられる」
「待て待て、何言ってるのかサッパリだぞ?ジャイロわかったか?」
「神に誓っても良い。俺にもサッパリだぜ」
やっぱり理解出来ないか…
「まあ大雑把に言うと、飛行、生命維持が出来る装着型の兵器と言ったところだ」
「う〜ん大体理解出来たと思う」
「ああ、それなら分かりやすくて助かる」
そういえば、ずっと気にとめていなかったが、ここは一体どこなんだ?大体日付すらわからないじゃあないか。
「なあ、少し奇妙な質問をさせてくれ。あまり気にせずに本当のことだけを教えてくれ」
「ん?なんだ?なにか重要なことか?」
「ああそうだ。まず一つ目、ここは何処なんだ?」
「?確かに奇妙な質問だな。日本だ。だからお前達だって日本語を使っているんだろう?」
「そうか、じゃあもう一つ。今は何世紀だ?」
「今か?今は20世紀だが?」
「やはりか、全然未来のことだったか」
「ジョニィ、俺も質問していいか?」
「ああ、構わないよ」
「そんじゃあ俺からの質問はシンプルで簡単な質問だ。
あんたは『STEEL BALL RUN』という大規模なレースを知っているか?」
「STEEL BALL RUN?聞いた事がないな。それがどうした?」
「なあジョニィこれってよぉ…」
「ああ、間違いない僕たちは数ある並行世界の中の一つの未来に来てしまったんだと思うよ」
「並行世界?何を言っているんだ?」
「ああいやこっちの話だ。気にしないでくれ」
「そうか?ならいいが。それでだ、結局あのISの反応についてどう結論付ければいいんだ?」
「あ、ああそうだったな。そうだな…あんたの話を聞く限り、ISは人が乗るものだ、とても馬がその搭乗者とは思えないな」
「なあ、こういう事は考えられねえか?あのISの様な機械がついている時、あいつらは馬や、ISの操縦者とかでもなく、IS本体なんじゃねえか?」
「馬がIS本体?」
「そうだ。つまりあの機械が装着されればあいつらはISでついてなければただの馬だ。それなら人が搭乗者って事になんだろ?」
「だがジャイロ、ISは女性しか動かせないと…」
「…いや、1人だけいるんだ。動かせる奴が、お前達と同じくらいの歳の」
「なんだって?いるのか?動かせる奴が?」
「ああ、1人だけだがな」
「じゃあ、もしかしたら俺らもそうかも知れない訳か?」
「ああ、検査してみないとわからんがな。否定は仕切れない」
「じゃあその検査とやらを受ければわかるんだな?」
「ああ、だからお前達には念のため、受けて貰う」
「わかった。受けよう」
「よし、決まりだなではついてきてくれ」
「わかった」
こうして、僕らは彼女に連れられ、IS適性の検査に向かうのだった。
いかがでしたか?なんか文章力が余計に悪くなったような気がします。本当に今まで以下の文章力になるのは勘弁です。冬休みも終わって、新学期が始まります。季節の変わり目は体調を崩しやすいと言いますので皆様、御身体には気をつけて下さい。それではまた次回会いましょう。
アリーヴェデルチ!