検査は終わり結果が出た。僕たちにISの適性は無い。だが、その後僕たちの馬の方のISで試すと馬にISが展開された。
「で?結局僕らにはIS適性がなかった訳なんだが…」
「なんでだろうな?俺たちの馬のISは起動したのに」
「ふむ、お前達の馬についているISは何か特殊な構造になっているのかも知れない。まあだとしても決まりは変わらない」
「決まり?なんだそれは?」
「IS適性がある男が見つかった場合はIS学園に入学して貰う事になる」
「はあ?IS学園?なんだそれ?」
「IS学園とは、一流のIS操縦者を教育し、輩出する機関だ」
「ふ〜ん、それで?なんで俺たちがそんなもんに入らなきゃいけないんだよ?どうしようが俺たちの勝手だろ?」
「それはお前たちがそうせざるを得ない状況になるからだ」
「……どういうことだ?」
「我々はいつでもあの馬とお前たちの事を公表できる。そうすればお前たちはIS学園に来ない限りは研究材料として扱われる事になるだろう」
「世間がそれを信じる根拠は?」
「根拠は必ず出る事になる。公表さえすれば、お前たちは必ず見つけられる」
「だが、僕たちは普通のISに適性は無いぞ?」
「その場で襲えばお前たちは抵抗しなければ死ぬ。だったら抵抗し、ISを展開するはずだ」
こいつはなかなかわかっている。やはりプロというのは違うのか?こいつの言う通りだ。ISと戦う時、ただの馬ではあまりにも貧弱過ぎる。それに生身の馬と人間で、ISの反応を超えるのは難しい。そういった所まで含めて発言しているんだろう。
「わかったよ。こっちは条件飲むしかない様だしね」
「いいのか?ジョニィ?」
「ああ、君も構わないだろう?」
「ああ、俺も別に良いけどぜェ〜」
「よし、決まりだな。ようこそ、IS学園へ。そういえばまだ名前を教えていなかったな。私は織斑千冬だ。学園では千冬先生と呼ぶように」
「そうか、そういえば僕たちもフルネームは言って無かったな。僕はジョニィ・ジョースター」
「俺がジャイロ・ツェペリだ。よろしく頼むぜ」
「ああ、早速だがお前たちにはテストをして貰う」
「「テスト?」」
「そう、テストだ。ISを動かして模擬戦を行って貰う」
「わかったよ。まだ少し感覚に慣れないがやってみよう」
「ジャイロは?」
「模擬戦やるってのは構わねえけどよォ。俺の鉄球効くのか?」
「ああっと、どうだろうな。まあやってみればわかる」
「まあ武器は鉄球じゃあ無くてあくまでも【回転】だからな。回転が使えれば勝てるだろ」
「よし、では早速準備をして来る。お前たちもいつでも戦えるようにしておけ」
「わかった」
これはまだ、彼らの送る奇妙な二つ目の人生の幕開けに過ぎなかった。
to be continued
ええと、わかりにくそうだから補足です。
・ジョニィとジャイロにISの適性はありません。ですが二人の馬(スローダンサーとヴァルキリー)に常時装着されてるISにだけ、触れると起動させる事が出来ます。つまり、二人がそれぞれの馬に触ると馬自体がISとなり、二人に装着されているという認識になります。