ソードアート・オンライン 《SpecialStory》 作:ЖセイキチЖ
忙しくて更新できませんでした。すいません。
70層 ボス攻略
俺がギルドをやめてからどれぐらい経っただろうか?細かくは分からないが2、3ヵ月は経っている気がする。
あの事件から…あの時から俺は変わった。ユウキやアスナ、アリスのおかげでいくらかマシにはなったと思う。時間が解決してくれると思い込んていたが俺の予想は的中しなかった。
あの頃とは違って俺は攻略組の中でもトップクラスの強さを手に入れた。俺はこの強さでみんなを守りたい…このゲームを終わらせたい。
あれこれ昔の事を考えているうちにボス攻略会議が始まった。ボスの情報を聞き逃さないようにしようとしていたが昔のことが頭から離れず攻略会議は全く頭に入ってこなかった。
俺が暗い表情をしていることに気づいたのか1人の少女が近づいてきた。
「キリト、暗い感じするけど大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だよ 少し考え事をしていたんだ」
「そっか!何かあったら言ってね!相談に乗るから」
「その時は頼むよ」
声をかけてくれたのはユウキだった。
いつも俺のことを気にかけてくれており、何かあるといっつも声をかけてくれている。
いっつも心配かけてばっかりだからたまにはあいつの力にならないとな。
「それでは70層ボス攻略会議を終了します。それでは1時に戦闘の準備をしてここに集合してください。」
アスナがそう言い攻略会議を閉じた。
アスナは攻略組をまとめる指揮官をしており、その指示が適切で間違いのないことから絶大な信頼を得ている。
さて、俺は何をしようか。
ポーションは前日に準備したし、武器の準備も完了している。することがない。困ったな。
「キーリート!」
大きな声で俺の名前を呼んだのはさっき声をかけてくれたユウキだった。
「どうしたんだ?」
「キリトは戦闘の準備終わってる気がしたから手伝ってもらおうと思って」
「終わってるから手伝うよ」
「ありがと!じゃあ、ポーション類からよろしく!」
「それぐらいは準備しておけよ…」
呆れつつもユウキと一緒にお店へと向かった。人のことは心配してくれるくせに、自分のことはからっきしダメだな。…俺もか。
自問自答しているうちに買い物が完了し1時まで10分前となっていた。
「そろそろ時間だし行くか。準備はもういいか?」
「うん!キリトのおかげでバッチリだよ!なら行こっか!」
ユウキに素直にお礼を言われて照れ、隠すために早歩きでボス攻略会議が行われた場所へと向かった。
着く頃には人がだいぶ集まっており、70層の攻略ということもあってかレベルが高そうなプレイヤーがちらほらいた。
「それでは1時になったのでボス部屋まで回廊結晶を使って向かいたいと思います」
アスナは回廊結晶を使ってボス部屋までの扉を開いた。
「それでは行きます。全員生きて次の層へと行きましょう」
アスナはみんなに告げてからボスの扉を開けた。
扉を開けてボスを確認してみると20mはあろうかというドラゴンだった。
ブレスを使った範囲攻撃が強力と聞いているが俺はそれを無効化するスキルを持っているので関係なさそうだ。
「グオオオ!」
雄叫びをあげながらこちらへ向かってきた。こっから戦闘開始だ。
序盤はブレスを使ってこなかったため、有利に進んだ。しかし、HPの2本目を削りきるとパターンが変わりブレス攻撃を乱用するようになった。1度や2度ではなく何度も使用するので立て直すのに時間がかかったが30分程度で立て直すことができた。
だが、そこから思い通りにいかなかった。残りHPバーの1本の半分を切ったところでさらにパターンが変わった。パターンが変わったことによりドラゴンがものすごく荒ぶっていた。
無造作にブレスを吐きプレイヤーを蹴散らしていた。そのブレスがユウキに向けられた時に反射的に体が動いた。
「やめろぉぉー!」
叫びながらユウキにむけられたブレスを対処する。スキルがあるので大丈夫だと思ったが何故か無効化されており、HPがレッドゾーンに達した。
防戦一方では勝ち目はないのでドラゴンの残りHPを全て1人で削るように今、自分が使える最強のスキルを叩き込んだ。
全て使った時にボスを倒すことが出来た。
戦闘が終わったことによる緊張の開放からか俺は地面へ座り込んでしまう。
それを見て誰かが走ってこちらへと向かってくる。
「ご、ごめんなさい…ボクを庇ったせいでキリトが…キリトが…」
「大丈夫だよ。俺はこの通り生きてるよ」
「うん…本当に良かった…」
俺が生きていたことによる安堵からなのかボロボロと泣き出してしまった。
それをあやすように俺はユウキを優しく抱きしめた。
俺はこの子を守りたい。
泣き顔じゃなくて笑顔を守りたい。
今回はユウキとキリトがメインのお話です。
次回は何を書こうかな…全く思いつきません。
アイデアを下さると助かります。