ソードアート・オンライン 《SpecialStory》 作:ЖセイキチЖ
第7話 第1層 ボス攻略
俺とユウキとアリスと《Asuna》と他の数十人がボス攻略会議をした街である、トールバーナの噴水広場に集まっている。
「3人とも聞いてくれ。戦術は歩きながら話すとして…危ないと思ったら絶対に撤退してくれ。これだけは守ってくれ。」
俺は真剣な顔で真面目に話した。誰1人死なせたくないからだ。
「あたりまえだよ!ボクはキリトの言う通りにするよ!」
ユウキは俺のことを信用してくれてるからこういってくれる。他の2人はどうだろうか。
一応は納得しているようだ。とりあえず安心だ。
「そろそろリーダーが挨拶するぞ。」
俺が言い終わったと同時に青い髪をした好青年が前に出てきた。
「みんな、いきなりだけど、、、ありがとう!たった今、前回パーティ44人が1人もかけずに集まった!!」
この言葉を聞いたプレイヤーが大きな歓声とともに大音量の拍手が鳴り響く。
「今だから言うけど、俺実は1人でも欠けたら今日は作戦を中止しようと思ってた!でも、そんな心配いらなかったな!俺ほんと嬉しいよ!ありがとう!」
俺は内心不安だった。ディアベルのリーダー性は文句ない。文句があるとすれば周りのこの雰囲気だ。緩み過ぎてる…と俺は思う。
ディアベルはまだ話を続けていた。
「みんな……俺から言うことはたった1つだ!
勝とうぜ!」
俺達は今トールバーナの街から迷宮区タワーまでの大人数による移動の途中だ。
「ねぇねぇ!キリト!
キリトはさ、他のMMOゲームやったことあるのー?」
ユウキはいきなり質問してきた。
「んーまぁあるよ。」
びっくりしつつ、ちゃんと答えた。
「他のゲームでも、移動の時はこんな感じなの?
何か小学校の頃の遠足思い出すなぁー」
「残念ながら、ほかのタイトルじゃこんな風にはいかないよ。今は会話できるから関係なかったけど、今まではキーボードを使って会話してたからな。」
「なるほどね~」
俺達はたわいもない会話してたけど、後ろ2人の鋭い視線、殺気?みたいなものはなかったことにしよう。後ろ向いたら殺されるかも。
午前11時、迷宮区到着。12時30分、最上階到着。
とりあえず、ここに来るまでで死者が出なかったことにほっとした。
移動中に戦闘の説明はできた。スイッチ、POTローテーションのやり方、説明もできた。鋭く、冷たい視線ぁ辛かったのだが。
「3人ともいいか?」
ちっちゃくまとまって会議をする。
「今日の戦闘で俺達が相手する《ルインコボルド・センチネル》は、ボス取り巻きの雑魚扱いだけど充分に強敵だ。頭と胴体の大部分は金属鎧でがっちり守っているから、細剣使いの2人が《リニアー》もただ撃ったんじゃ通らない。だから、2人は…喉元1点だけだ。」
この作戦は2人にかかってる。2人の技術を信じるしかない。
「俺とユウキが長柄斧をソードスキルで跳ね上げさせるから、すぐにスイッチして飛び込んでくれ。」
俺はこういって前を向く。ボス部屋に入ろうとしてるからだ。
「いくぞ!!」
ディアベルの掛け声とともに、部屋に入る。
ほぼ4ヶ月ぶりに第1層迷宮区のボス部屋を見て、俺はこう感じた。
こんなに広かったか…?
横に向かって延びる、長方形の空間だ。左右の幅は20m、扉の奥の壁まで100m。
この距離が、大いにくせものだ。
ボス部屋は入ってから閉まったりはしない。全滅すると思ったら扉の外に出ればいいのだ。ボス部屋から出てる事は無い。
逃げ出さなくても少し上の層へ行けば《転移結晶》を入手できる。まぁ現時点では入手は不可能だし、高価の物なので最初は買えないのだが。
あれこれ考えているうちにボス部屋に全員入り、ボスに向かって走っていた。
俺らの相手はボスの取り巻きである、《ルインコボルド・センチネル》は3匹の重装備をしているモンスターだ。普通にやってれば問題ないので焦ることは無い。
「さっき説明したとおりでいい!焦らなきゃ大丈夫だ!…行くぞ!!」
3人はコクっと頷くと敵へと向かった。
周りを見てみるとHPが8割程度で安定している。
頼む。このまま、このまま行かせてくれ。
ソロで戦っている時はまるで気にしないことだが、俺は全身全霊で何者かにそう祈るばかりであった。
短くてすいません。結構1話しかあげられませんでした。1週間ほど忙しい日々が続くので更新は厳しいかもしれません。いつ投稿できるかわかりませんが、楽しみに待って頂けると幸いです。