あれは、川が枯れ雨があまり降らなかった年だった。
その年は池も川も井戸も水が無くなり、死者も出るほどだった。
私はどうやったら
すると、雨が降り川が井戸が水がもとに戻り大地が蘇ったようだった。
私は人々から感謝され、それが信仰に変わり『神』と成った。
私は山ノ神と成った。
今では過去の話だがな。
まあ、話は変わるがちょいと私の話を聞いてくれ。
◇
あれは、私が山ノ神に成って100年ほど経った頃、人々は信仰が少なくなっていた。
それどころか、山を荒らし自然を我が物顔で踏みにじっていた。
はじめは、すぐ治まるだろうと無視していた。
しかし、だんだんと過激になった。
私は我慢しきれなくなり、怒ったのだ。
山は狂い
川は溢れ
木は枯れ
腐り
倒れ
大地は割れ
崩れ
荒れた
人々は
神を憎み
怨み
蔑み
自ら犯した罪を
押し付け
哀しみ
苦しみ
誤り
謝り
助けて
と
『願った』
しかし、私は怒りを鎮める事はなかった。出来なかった。
怒りは暴走し、私は自我を失っていた。
暴れ荒らし続けていたとき、二匹の妖狐が私を元に戻してくれた。
彼と彼女は私と闘い戦い、私は負けた。
私は自我を取り戻し、変わりに彼らは命を失った。
彼らには
彼らはその子を何処かの洞窟に隠した。
しかし、彼らは死んでしまった。
だから私はその子を代わりに育てようと必死に探した。
だが、見つけることは出来なかった。
◇
私はそれから山ノ神を辞めて、妖怪になった。
それから数百年経った頃、この國に自然を司る神が生まれた。
『その者は自然を豊かにした。
その者は死なぬゆえ、自然も死ななかった。
その者がこの世に居る限り、自然はこの世に存在し続ける。
自然の象徴とされていた、妖精は、知識を無くす換わりにその者と同じく死ななくなった。
その者は神でもあり妖怪でもあった。
その者は神と妖怪の視点から人々を救った。
その者は…………』
私はその「自然を司る神」があの子じゃないのかと、思っている。
「自然を司る神」の容体と、他の者達から聞いたあの子の姿が一致したからだ。
真っ白な毛、九本ある尾、そして真っ赤な目をしているらしい。
また、人間時は赤い目で真っ白な髪だそうだ。
おっと、話が逸れてしまったな元に戻すとしよう。
そんな風で今の状態、読む能力を持っている。
こんな感じでいいか?」
不思議な老人?は、そう言って話を終わらせた。
「色々と分かったし面白かったわ。貴方の過去を知ったのなら、私も話さないといけないわよね」
私はそう言い、私が元居た世界の話をしはじめた……
今回は、とある過去が明かされました。
サブストーリーの第壱幕は、この話を合わせた二つで終わりとなります。
本編を書くには情報とネタが不足しているため、サブストーリーがメインになっています。