東方白狐録√A【完結】   作:白狐さぐじ

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前回の続きです


第弐話「????」

 

 

 あれは、川が枯れ雨があまり降らなかった年だった。

 その年は池も川も井戸も水が無くなり、死者も出るほどだった。

 私はどうやったら()()が治るか『読み』、()目を捧げた。

 すると、雨が降り川が井戸が水がもとに戻り大地が蘇ったようだった。

 私は人々から感謝され、それが信仰に変わり『神』と成った。

 私は山ノ神と成った。

 今では過去の話だがな。

 

 まあ、話は変わるがちょいと私の話を聞いてくれ。

 

 

 

 

 あれは、私が山ノ神に成って100年ほど経った頃、人々は信仰が少なくなっていた。

 それどころか、山を荒らし自然を我が物顔で踏みにじっていた。

 

 はじめは、すぐ治まるだろうと無視していた。

 しかし、だんだんと過激になった。

 私は我慢しきれなくなり、怒ったのだ。

 

 

山は狂い

 

             川は溢れ

 

  木は枯れ

 

          腐り

 

       倒れ

 

    大地は割れ

 

              崩れ

 

      荒れた

 

 

人々は

        神を憎み

 

     怨み

 

            蔑み

 

自ら犯した罪を

 

   押し付け

 

           哀しみ

 

      苦しみ

 

 誤り

 

    謝り

 

 

   助けて

 

        と

 

        『願った』

 

 

 

 

 しかし、私は怒りを鎮める事はなかった。出来なかった。

 怒りは暴走し、私は自我を失っていた。

 暴れ荒らし続けていたとき、二匹の妖狐が私を元に戻してくれた。

 彼と彼女は私と闘い戦い、私は負けた。

 私は自我を取り戻し、変わりに彼らは命を失った。

 

 彼らには小さき命()がいた。

 彼らはその子を何処かの洞窟に隠した。

 しかし、彼らは死んでしまった。

 だから私はその子を代わりに育てようと必死に探した。

 だが、見つけることは出来なかった。

 

 

 

 私はそれから山ノ神を辞めて、妖怪になった。

 それから数百年経った頃、この國に自然を司る神が生まれた。

 

 

『その者は自然を豊かにした。

 

その者は死なぬゆえ、自然も死ななかった。

 

その者がこの世に居る限り、自然はこの世に存在し続ける。

 

自然の象徴とされていた、妖精は、知識を無くす換わりにその者と同じく死ななくなった。

 

その者は神でもあり妖怪でもあった。

 

その者は神と妖怪の視点から人々を救った。

 

その者は…………』

 

 

 私はその「自然を司る神」があの子じゃないのかと、思っている。

「自然を司る神」の容体と、他の者達から聞いたあの子の姿が一致したからだ。

真っ白な毛、九本ある尾、そして真っ赤な目をしているらしい。

また、人間時は赤い目で真っ白な髪だそうだ。

 

おっと、話が逸れてしまったな元に戻すとしよう。

 

そんな風で今の状態、読む能力を持っている。

こんな感じでいいか?」

 

不思議な老人?は、そう言って話を終わらせた。

 

「色々と分かったし面白かったわ。貴方の過去を知ったのなら、私も話さないといけないわよね」

 

 私はそう言い、私が元居た世界の話をしはじめた……

 

 

 




今回は、とある過去が明かされました。
サブストーリーの第壱幕は、この話を合わせた二つで終わりとなります。
本編を書くには情報とネタが不足しているため、サブストーリーがメインになっています。
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