後書きにて謝りがあります。
ではでは本編をドーゾ
第一話 「繋ぎ芽」
「諏訪の國」は良かった。そこの民の表情は、幸せそうだった………
私が「諏訪の國」に行く前に立ち寄った森は荒れ果てていた。
死臭は漂っており、死体がごろごろと転がっている。
森の奥に進むにつれ、臭いもキツくなり死体も増えてきた。
さっきまで生きてたであろう死体も多くなっている。
森の樹は、根元から折れている物や、真ん中辺りから折れている物など色々とある。
ふと根元から倒れている巨木の陰に獣の親子が居るのが見えた。
親子の種族は、私と同じで狐。
子に傷は見られないが母親の方は片足が無く、血がだらだらと流れていた。
私は二人に近づき、「此処で何があった!」と話しかける。母親は【ビクッ】と驚きながらも、恐れる者でないと分かると答えてくれた。
「あ、貴女は先日此処に来た方?」
「そうだけど」
「ならば、助けて下さいませんか。どうかこの子だけでも…」
「助けてあげるよ。けど、此処で何があったの?」
「貴女が此処を去って数日後に鬼が…黒鬼が来たんです。大きすぎて
【グチュ】
子狐を抱き立ち上がった瞬間、目の前の母親が潰れた。
一瞬何が起こったのか分からなかったが、見上げたことで理由が分かった。
私より数十倍もある巨体の鬼が居た。
母親は、その鬼の足の下だった。
鬼は、私を見て『まだちっこいのがいだのがー』と言い、掴もうとしてきたので後ろに跳ぶ。
鬼は掴み損ね『すばしっこい奴だな』と言うと大きな鉈の振りかざして落としてきた。
私は素早く『何もない空間』を開き、子狐を入れて閉じる。
閉じた瞬間、私は周りから砂鉄を集め刀の形にした。
砂鉄の刀で巨大鉈を受け止め、跳ね返す。
跳ね返した反動で鬼は二、三歩後ろに下がる。
そこを突いて、腹に一発蹴り込んでみた。
【ドスーン】
と音を発てながら
子狐の母親が殺された怒りか判らないが、先程造り出した刀を連続で振る!
自分の感情をそのままぶつけた。
我に帰ると鬼は肉の塊になっていた…。
今、この森には私以外は死体だけ…
私は『何もない空間』から、ぐっすりと眠った子狐をそっと出した。
私は、この事を思い出したくないから、記憶に残したくないから、素早くこの場所を去った。
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それから、幾つかの年月が経った。
あの時の子狐は娘になった。
今、住んでる所は新しく造った社。
社の名は『稲荷大社』という。
ちょっと離れたところに、
「お母様、何処ですかー?」
おっと、娘が呼んでる。
「イズナ此処だよ
「何処ですか?」
「鳥居の上よ」
「あ!そんなところに……、危ないですよ。お母様降りてきて下さい」
「分かったわよ。………よいしょっと」
という、掛け声で私は降りる。
「で、イズナ~何で呼んでたの?」
「あ、『出掛けるなら私に声を掛けてからにしてください』と言おうと思って」
「ふーんじゃあ、行ってくる。留守番よろしくね~イズナ」
「え、あ、ちょっと………」
と、何か言われる前にその場を去った…………。
突然ですが、すみません。
活動報告にて幕間を書くとありましたが、幕間が第二章と一緒になってしまったので幕間は無いです。
と、謝りを先に書きました。
本編はどうでしたか?
良かったでしょうか?
やっと第二章に入りましたよ~。うれしいですね。
では、次の話か活動報告で会いましょか