東方白狐録√A【完結】   作:白狐さぐじ

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おひさしぶりです!
ここ最近、リアルが忙しく書く暇さえ無かったため遅くなってしまいました。
今回は、次に新しい章を作るため最後の方が無理矢理感がありますが、すみませんそんな感じです。
また今回、文字数が過去最高の2500文字を越えております。
そんなこんなですが本編をどうぞよろしく


第五話「花から骨まで」

 白い髪の彼女はぐっすりと眠っている。はじめに会ったときは前髪で見えなかった が、今見ると目が血のように紅いのが分かる。

 彼女は何者なのだろうか。花達に聴いても『凄いお方』や『私達の象徴』しか分からなかった。

 私はどうすれば……ああ、私も眠くなってきた……………

 

ーーーーーーー

 

 ふと目が覚めた。

 はじめに知らない天井が見れた。

 起き上がると知らない部屋だということが判った。

 質素な布団が私に被せられている。

 周りを見渡しても誰も居ない。

 立ち上がろうにも力が入らない。

 何故、力が入らないのかを思い出した。

 そうだ、私は神力の大半を使い果たしたんだと。

 

「ミクラ…さん良く寝れた?」

 

 急に声がしので声のした方を見ると、緑の髪の子が居た。

 花畑で会った幽香だ。

 倒れた私をここまで運んだのは彼女だろう。

 だが、何か脅えているような。

 

「もしかして"目"見た?」

 

「は、はい。とても赤かったです……。恐くて…睨まれてないのに…」

 

「できれば直視してほしくなかったな。というか私って寝てるとき目が開いてるんだね」

 

「そういえばそうですね。ふふふ」

 

「どうしたの?そんなに面白いの」

 

「いえ、寝てるときに目が開いてるなんて普通じゃないのに何で気付かなかったんだろう」

 

「そういえばさ、幽香って何歳なの?」

 

「え、私ですか?それがですね、分からないんです。凄い昔から居たような気がするんですが、ある時から知識少し付いたというかなんというか…。あ、今のは気にしないでください!そう言うミクラさんは、何歳なんですか?」

 

「えー、私は正確には分からないけど200万とちょっとかなー」

 

「200万ですか、凄いですね」

 

「そんなに凄い事かな」

 

「凄い事ですよ!」

 

「なんか照れるな…。そういえば幽香って能力持ってるの?」

 

「能力ですか…、能力は花を操れます。そんな強い能力じゃないですが……。ミクラさんのはどんな能力なんですか?」

 

「私の能力は珍しいのか、二つあって。1つは自然を司る能力、もう1つはちょっと言えないかな」

 

「言えないのですか…。でも、1つだけ納得できたことがあります。私は()とお喋りすることが出来るのですが、ミクラさんの事を『私達の象徴』としか言わないのです。初めは分からなかったのですが、能力を聞いてやっとその意味が分かりました」

 

「へー、花がそんなことを。知らなかったな」

 

「え、そうなんですか。突然なんですがひよりさんって妖怪なんですか?妖力ではない力を感じたので…」

 

「たぶんそれは神力だね。神が扱う力のこと」

 

「ということはミクラさんは神様なのですか?」

 

「そんなところだけど、今は妖怪かな。さっき神力使っちゃって無いから…」

 

「あ、そうなんですか」

 

と、こんな感じで幽香と話した。

 幽香は、まだ妖怪に成ったばかりで弱いので鍛えてほしいと頼まれたので、妖怪の簡単な使い方を教えた。

 最終的に、幽香から師匠と言われてしまった。

 

 そんなこんなで、今は帰宅途中だけど……。

 何処からか声が聴こえると言うか、頭に響くと言うか。

 まあ『誰か助けて』と言ってるのを感じてるわけで、その声がする方に向かっている。

 

 私の視線の先に在るのは、人骨。頭蓋骨の目の部分に木の根が通っている。

 不自然にカタカタと骨が揺れているが起き上がる気配はない。しょうがないので木の根を退かしてあげた。

 すると骨は立ち上がり、お礼を言ってきた。

 

「す、すみません。助けていただいてありがとうございます!」

 

「えっと……骨?」

 

「あ、はい。骨です!ちゃんと人には化けれますよ」

 

「う、うん」

 

「なんだか反応が鈍いですね。どうかしたんですか?」

 

「あ、いや、骨と喋るなんて初めてだから。というか名前とかないの?」

 

「名前ですか……、覚えてないですね。何か付けてください!」

 

「あー、私でいいの?普通名前って大事なもんでしょ」

 

「ん、そうなの?何でも良いから決めてほいしな」

 

「分かった、ちょっと待ってて。……………………死清(しずめ)なんてどう?種族はたぶん狂骨だから、狂骨 死清」

 

「良いですね!気に入りました。名前を付けてくだきありがとうございます」

 

「そんなお礼なんていいよ。それより、さっきの助けを呼んでた時の声って能力か何か?」

 

「はい、伝える程度の能力です。声を使わずに相手に伝える事が出来ます」

 

「ふーん、そういうことね。それでさ、私は家に帰るけど付いてくる?」

 

「え!?良いんですか!付いていきます」

 

とまあ、こんな感じに家族?が増えたのかな。

帰宅したのだが、娘からドス黒いオーラが見えるのだが……。

 

「あのー、イズナどうし…」

 

「お母様?……お母様の散歩は4日もかかるのですか?」

 

「あ、いや、その、色々あったんだよ!?恐い顔しないでさ、優しい顔で…」

 

「す、すみません…あのー」

 

「なんですか!今、お母様と話して……ほ、骨が喋って!?…る………」

 

「あれま、気絶しちゃったか」

 

ーーーー……

 

「あれ、私は…」

 

「やっと起きた。ミクラさん起きましたよ、って今居ないんでした」

 

「貴女は?」

 

「あ、さっきはすみません脅かしてしまって」

 

「え?」

 

「さっきの骨です。ミクラさんが言うには狂骨らしいですけど」

 

「あ!さっきの…え!?」

 

「そんなに驚きますかね。今は妖術で人間の姿ですが、本来の姿は骨ですよ」

 

「あ、そうなのね。そうそう、私はイズナだよ。よろしくね」

 

「私は狂骨(きょうこつ) 死清(しずめ)です。よろしくお願いいたします。あと、ミクラさんがここに住んで良いと行っていたのですが…」

 

「お母様が良いんだったら、良いんじゃない。そういえばお母様は?」

 

「確か、付近に集まっちゃった狐達を仕付けてくるとか何とか」

 

「なるほど」

 

「え?それだけで分かるんですか?」

 

「まあ、なんとなくね。そんなことより、夕飯食べない?用意してくるけど…」

 

「食べます!」

 

「ん、じゃあ行ってくるね」

 

ーーーーーーーー

 

 あー疲れた、なんで狐達が集まっちゃったんだろう。しかも、私と同じ白狐達が…。

 

 死清には、悪いけど勝手に種族付けちゃったよ。骨に関する妖怪って狂骨か餓者髑髏(がしゃどくろ)だけど、餓者髑髏って未来の方で創られた、空想の妖怪なんだよね。

 何となくだけどあの子(死清)って天然なのかね。

 

 まあいいや、そろそろ暗くなるしイズナが夕飯でも作ってると思うけど、あの怒りからするとくれなさそうだな。

 帰るしかないけど今日は月が綺麗だから、月見酒でもするかな………

 

 

 




面白かったでしょうか?誤字脱字等報告よろしくお願いいたします。

最後の方の無理矢理感、これは本来なら番外編的なものを書く予定でした。この番外編に阪神・淡路大震災が含まれておりましたが、4/14(木)に熊本地方を元に起こった地震、これがあったため少し延期となりました。
また、災害で亡くなった方々のご冥福お祈り申し上げます。

重苦しい後書きなってしまいましたが、次の話も遅くなる可能性が高くなっています。
出来るだけ早く出すつもりでいます。

次も読んでいただけたらと思います!
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