東方白狐録√A【完結】   作:白狐さぐじ

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はじめの挨拶が思い付かないサグジです。
今回は、サブタイトルにあるように古事記が関係しています。

では、本編をよろしくッス!


第十八話「古事記の裏事情」

此処はとある屋敷の一室。

部屋には扉や、窓のようなものは見当たらない。

その部屋に、人間が数名居た……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……儂は、古き世の話を纏めたいと思っておる。分かるか稗田?」

と年相応の喋りをする男。

この男は、皆から帝と呼ばれている。

「はい、分かります。(わたくし)の、記憶力をお使い下さい」

と喋る女の名は、稗田阿礼。

一度見たもの、聞いたものを半永久的に覚えている事が出来る。

その稗田阿礼の隣には、まだ名の無い少女が一人。

この少女、人間が読めない言語で書かれた書物を読むことが出来る。

「そうか、ならば儂が知っている神々が生き、暮らしていた世の話を話す。それを聞き纏めてほしい」

 

「かしこまりま…「ふーん、なら私も混ぜてよ」!?」

 

直ぐにどよめいた。居る筈の無い者の声。

その者は、幼き少女。

しかし、少女には尾と耳が付いていた。

 

「な、何者だ!何故此処に居る!妖怪か…いや、妖力を感じない…」

 

「私はミクラ。またの名を宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)だよ」

 

「なんと!確か、スサノオの子…。ミクラ殿が何故此処に?」

 

「あー…、私の生まれってそんな感じになってるのか…。まあいいや。帝、神々の歴史を纏めるならば、神の一人として条件がある!」

 

「どんなものだ」

 

「まず始めに、此処に居る三人は此処で言ったことを他人に言ってはいけない。最後は"月"に関係する者達と"都市"に関係する事は、出来るだけ纏めるのは控えていただきたい」

 

「それは……月読命様達の歴史を改竄しろと?」

 

「そういうこと。()()()()ではなく()()だ。これは宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)からの命令である!」

 

「承知した。ミクラ殿、……理由は聞かないでおく」

 

「なら、私は帰るとするよ。っと、忘れるところだった。そこの名も無き少女よ、この本をやる。これは昔に書かれた昔の人々に関する妖怪が書いた本だ。お前なら読めるだろ?さて、用も済んだし帰るかな…」

 

帝に事を伝え、名も無き少女に本を渡した。

 

ミクラが居た所は歪み、気がつくと見えなくなって居た。

 

□□□

 

 

 

私は輝夜に言われた通り毎日の夜に屋敷を訪れている。

輝夜は、××や月読命との関係について色々と聞いてきた。

また、私は私の家族の事を話した。まあ、自慢話である。

 

今日はいつもと違かった。

輝夜は突然、『明日、月に帰らなければいけない』と言い出した。

「突然過ぎてごめん……。お爺様とお婆様、後帝にも伝えてある。なんか、帝とその手下は月人と戦う気があるみたいだけどね…」

 

「それで私は何すればいいのさ」

 

「私達を月人から守りなさい!ミクラがはじめに言った通り、実験体になんかなりたくないわ」

 

「うん、分かったよ。能力を使ってでも守るよ。また…明日?」

 

「うん……また明日…」

 

 

 

 

 

 

 

 

その日は、不思議な気分だった。家でイズナと死清と一緒に酒を呑んだ。気づくと二人とも酔い潰れていた。

私も酔えたらと思う。

明日は、大変そうだ。

××にひさしぶり会える()()()()()()()が、明日の()()とて混ざりあう。

そんな不安を酒で消し去りたいが、それも叶わないのがこの身体だ。

そんなよく分からない気持ちのまま、私は目を閉じた…。

 




誤字、脱字等報告よろしくお願いいたします!
後編は、輝夜とミクラのお話?でした。

次も早く書けるかも…
では次のお話で!
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