今回は、サブタイトルにあるように古事記が関係しています。
では、本編をよろしくッス!
此処はとある屋敷の一室。
部屋には扉や、窓のようなものは見当たらない。
その部屋に、人間が数名居た……。
「……儂は、古き世の話を纏めたいと思っておる。分かるか稗田?」
と年相応の喋りをする男。
この男は、皆から帝と呼ばれている。
「はい、分かります。
と喋る女の名は、稗田阿礼。
一度見たもの、聞いたものを半永久的に覚えている事が出来る。
その稗田阿礼の隣には、まだ名の無い少女が一人。
この少女、人間が読めない言語で書かれた書物を読むことが出来る。
「そうか、ならば儂が知っている神々が生き、暮らしていた世の話を話す。それを聞き纏めてほしい」
「かしこまりま…「ふーん、なら私も混ぜてよ」!?」
直ぐにどよめいた。居る筈の無い者の声。
その者は、幼き少女。
しかし、少女には尾と耳が付いていた。
「な、何者だ!何故此処に居る!妖怪か…いや、妖力を感じない…」
「私はミクラ。またの名を
「なんと!確か、スサノオの子…。ミクラ殿が何故此処に?」
「あー…、私の生まれってそんな感じになってるのか…。まあいいや。帝、神々の歴史を纏めるならば、神の一人として条件がある!」
「どんなものだ」
「まず始めに、此処に居る三人は此処で言ったことを他人に言ってはいけない。最後は"月"に関係する者達と"都市"に関係する事は、出来るだけ纏めるのは控えていただきたい」
「それは……月読命様達の歴史を改竄しろと?」
「そういうこと。
「承知した。ミクラ殿、……理由は聞かないでおく」
「なら、私は帰るとするよ。っと、忘れるところだった。そこの名も無き少女よ、この本をやる。これは昔に書かれた昔の人々に関する妖怪が書いた本だ。お前なら読めるだろ?さて、用も済んだし帰るかな…」
帝に事を伝え、名も無き少女に本を渡した。
ミクラが居た所は歪み、気がつくと見えなくなって居た。
□□□
私は輝夜に言われた通り毎日の夜に屋敷を訪れている。
輝夜は、××や月読命との関係について色々と聞いてきた。
また、私は私の家族の事を話した。まあ、自慢話である。
今日はいつもと違かった。
輝夜は突然、『明日、月に帰らなければいけない』と言い出した。
「突然過ぎてごめん……。お爺様とお婆様、後帝にも伝えてある。なんか、帝とその手下は月人と戦う気があるみたいだけどね…」
「それで私は何すればいいのさ」
「私達を月人から守りなさい!ミクラがはじめに言った通り、実験体になんかなりたくないわ」
「うん、分かったよ。能力を使ってでも守るよ。また…明日?」
「うん……また明日…」
その日は、不思議な気分だった。家でイズナと死清と一緒に酒を呑んだ。気づくと二人とも酔い潰れていた。
私も酔えたらと思う。
明日は、大変そうだ。
××にひさしぶり会える
そんな不安を酒で消し去りたいが、それも叶わないのがこの身体だ。
そんなよく分からない気持ちのまま、私は目を閉じた…。
誤字、脱字等報告よろしくお願いいたします!
後編は、輝夜とミクラのお話?でした。
次も早く書けるかも…
では次のお話で!