「ちょっと、ミクラ!私達を此処に置いていってどうしてたのよ!」
「ごめんごめん、後処理してたから」
「あ、そうなのごめんなさい…」
「ちょっとミクラ、貴女が何故姫と一緒に?後、何故片目を?貴女本当にミクラなの?その神力は?」
「し、質問が多すぎるよ。ついでに私はミクラだよ××」
「ごめんなさいね。でもその名を知っているってことは本当にミクラなのね」
「輝夜達さ、ちょっと場所変えるね」
私はそう言い一瞬で場所を変えた。
此処は私の神社の裏の森。イズナや死清、眷族の狐達も知らない場所。
そこには、古ぼけた神社が一つ。
私はそこへ輝夜達を招き入れた。
「ミクラ、聞いてもいいかしら?」
「ん…良いよ」
「この場所は外とは違う時間が流れているのかしら?」
「うん、外より遅いよ」
「ありがとう、分かったわ。他にも色々聞きたかったのだけどまた、今度にするわ」
「…此処に無理矢理だけど来てもらった理由はたぶん分かってると思うから話さないよ。まずこの空間は、中から外には簡単に出れるけど、外から中に入るのは難しくしてある。ちなみにこの後は二人ともどうするの?」
「何処か隠れ住む事の出来る場所を探そうかしら。後、突然だけどこれからは私のことは八意 永琳と呼んで欲しいのよ」
「えーっと、なんで?」
「元の名前の発音が出来るのは貴女達くらいしか居ないのよね…」
「……そうだったんだ、分かったよ永琳」
「それで話は戻すのだけど、この結界の仕組みを教えてくれないかしら?」
「うんいいよ、後で教えるね」
「それで隠れられる場所を見つけたらその結界を使おうと思ったのだけど…」
「分かった、なら此処に数日間居ればいいよ。輝夜も永琳も私に聞きたいことがあると思うし」
「そうするわ。輝夜もいいでしょ」
「勿論、大丈夫よ」
「じゃあ、さっそく聞こうかしら貴女のことを………」
◇
その日は色々と質問された。
何故輝夜と一緒に居たのか、何故片目なのか、神力の理由、神社やそこに住んでいる家族について。
また、私の
永琳からは狂気を押さえられるかもしれない包帯を少し貰った。
次の日は結界の仕組みを教えたり、輝夜と話したりした。
数日後、二人は去っていった。
私はこの空間の
◇
家に帰るとやはりイズナに叱られた。驚いたことに死清にも怒られた。
でも、古い友人との大事な用があったと伝えると許しはもらえた。
◇
数日後、都にはある噂が流れていた。
『かぐや姫が
誤字・脱字等ご報告ください。