東方白狐録√A【完結】   作:白狐さぐじ

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第二十四話「妖怪寺」

「うぇー、カビ臭いな…。何年この森にほったらかしにしたのさ人間は。ほら、お前達(分社の狐)の住んでた分社の後片づけは私がやっとくから、先に行ってな」

はぁーやれやれ、分社は分社でも、こんな薄暗い森の奥にあるなんてな。

人間は何のために此処に分社を造ったのかな…。

はぁーー。

まあ、この分社を建てた子孫位は見てみようかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?

もしかして道に迷ったかな?

先ずはこの森抜けなきゃ。

おお!やっと道らしき道が見えた!

「え?ここ何処…。あれは………寺かな?」

 

 

 

 

 

 

「遅くなってしまいましたね」

 

「そうですね星。早く帰らないと皆さんが心配してしまいます」

 

「では早く帰りま………」

 

「どうかしましたか星?」

 

「あ、いえそこに狐が」

 

「ここら辺は狐が多いからですね」

 

「いえ、違うんです。群れで今移動していったんです。何かあったのでしょうか…」

 

「不思議ですね。さ、帰りましょう遅くなって………?」

 

「どうかしました聖?」

 

「そこに妖怪の少女が寝ている」

 

「本当ですね」

 

 

 

 

「ん~…。あれ、いつの間にか寝てたや」

 

「あのー、どうかしたんですか?こんなところにいて」

 

こんなところ?

ああ、そうだそうだった。

 

「道に迷ったというかなんと言うか…って人間?」

 

「まあ、一応人間ですが、妖怪の貴方が迷うことなんてあるんですね。ということは、急ぎの用は無いということですね」

 

「ん、まあそうじゃないかな」

 

「なら、私達の寺に来ませんか?」

 

「うん…

 

 

ここは寺の中のとある部屋。

部屋には、私を含めた妖怪が四人、人間?が一人、良くわからないのが一人だ。

 

私がこの部屋で待たされて居ると、少しずつヒトが増えてきて今がこの状態である。

 

「さて、皆さん揃いましたね。では自己紹介といきましょうか。

私はこの寺『命蓮寺』の住職をやっている聖 白蓮と申します」

人間の雰囲気がする。

「えーっと、私は寅丸 星と申します。毘沙門天という…神様の代理をしています…」

神様なのか、見えないけど…。

「僕はナズーリン、星のお目付け役って所かな」

こちらは鼠なのかな?

「私は雲居 一輪、で此方が雲山」

桃色の入道。

「私は村紗 水蜜だよ」

面白い服。

 

「私はミクラ。か………」

 

「か?」

 

「ううん、何でもない。ちょっと長生きな妖怪だよ。

よろしく」

 

「よろしくお願いたしますミクラさん。

ところでミクラさんは何の妖怪何ですか?

 

 

種族は妖狐と答えた。

神であることは言わなかった。

いつか話すときがあるような気がしたから。

 

聖は魔法使い。

星は虎の妖怪だったらしい。

ナズーリンは鼠の妖怪だが、神の使いでもあるらしい。

一輪は元は人間で、今は雲山と二人で一つの妖怪。まあ、雲山は見越し入道という妖怪らしいが。

村紗は船幽霊という妖怪。

 

聖は私の前髪に隠れていた、『目』に気づき聞いてきた。

目を隠すようにした、包帯と御札について。

自らそうしたといったのだが、心配してきた。

能力で見ることは出来るとだけ言っといた。

 

 

なんかここは妖怪からは妖怪寺といわれ、妖怪を匿うようなところだとか。

今のところ人間にはバレてはいない様子。

私もすることがないから、少しの間此処に住むことにした。

というか半分強制的だったけど。

 

 




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