東方白狐録√A【完結】   作:白狐さぐじ

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第二十四話「妖怪寺」

「うぇー、カビ臭いな…。何年この森にほったらかしにしたのさ人間は。ほら、お前達(分社の狐)の住んでた分社の後片づけは私がやっとくから、先に行ってな」

はぁーやれやれ、分社は分社でも、こんな薄暗い森の奥にあるなんてな。

人間は何のために此処に分社を造ったのかな…。

はぁーー。

まあ、この分社を建てた子孫位は見てみようかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?

もしかして道に迷ったかな?

先ずはこの森抜けなきゃ。

おお!やっと道らしき道が見えた!

「え?ここ何処…。あれは………寺かな?」

 

 

 

◇

 

 

 

「遅くなってしまいましたね」

 

「そうですね星。早く帰らないと皆さんが心配してしまいます」

 

「では早く帰りま………」

 

「どうかしましたか星?」

 

「あ、いえそこに狐が」

 

「ここら辺は狐が多いからですね」

 

「いえ、違うんです。群れで今移動していったんです。何かあったのでしょうか…」

 

「不思議ですね。さ、帰りましょう遅くなって………?」

 

「どうかしました聖?」

 

「そこに妖怪の少女が寝ている」

 

「本当ですね」

 

 

◇

 

 

「ん~…。あれ、いつの間にか寝てたや」

 

「あのー、どうかしたんですか?こんなところにいて」

 

こんなところ?

ああ、そうだそうだった。

 

「道に迷ったというかなんと言うか…って人間?」

 

「まあ、一応人間ですが、妖怪の貴方が迷うことなんてあるんですね。ということは、急ぎの用は無いということですね」

 

「ん、まあそうじゃないかな」

 

「なら、私達の寺に来ませんか?」

 

「うん…

 

◇

 

ここは寺の中のとある部屋。

部屋には、私を含めた妖怪が四人、人間?が一人、良くわからないのが一人だ。

 

私がこの部屋で待たされて居ると、少しずつヒトが増えてきて今がこの状態である。

 

「さて、皆さん揃いましたね。では自己紹介といきましょうか。

私はこの寺『命蓮寺』の住職をやっている聖 白蓮と申します」

人間の雰囲気がする。

「えーっと、私は寅丸 星と申します。毘沙門天という…神様の代理をしています…」

神様なのか、見えないけど…。

「僕はナズーリン、星のお目付け役って所かな」

こちらは鼠なのかな?

「私は雲居 一輪、で此方が雲山」

桃色の入道。

「私は村紗 水蜜だよ」

面白い服。

 

「私はミクラ。か………」

 

「か?」

 

「ううん、何でもない。ちょっと長生きな妖怪だよ。

よろしく」

 

「よろしくお願いたしますミクラさん。

ところでミクラさんは何の妖怪何ですか?

 

◇

 

種族は妖狐と答えた。

神であることは言わなかった。

いつか話すときがあるような気がしたから。

 

聖は魔法使い。

星は虎の妖怪だったらしい。

ナズーリンは鼠の妖怪だが、神の使いでもあるらしい。

一輪は元は人間で、今は雲山と二人で一つの妖怪。まあ、雲山は見越し入道という妖怪らしいが。

村紗は船幽霊という妖怪。

 

聖は私の前髪に隠れていた、『目』に気づき聞いてきた。

目を隠すようにした、包帯と御札について。

自らそうしたといったのだが、心配してきた。

能力で見ることは出来るとだけ言っといた。

 

 

なんかここは妖怪からは妖怪寺といわれ、妖怪を匿うようなところだとか。

今のところ人間にはバレてはいない様子。

私もすることがないから、少しの間此処に住むことにした。

というか半分強制的だったけど。

 

 




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