気がつくと、周りはひしゃげた車、崩壊したビル、散らばっているガラスの破片。
そして、叫びや哀しみが混ざった雑音が響いていた。
『神話に記された名の島は叫んだ。
大地は焦った。
海は泣いた。
空は逃げた。
炎は暴れた。
木は避けた。
水は溺れた。
人間は……立ち止まった…』
◇
私は、生まれたときから廻りとは違う存在だった。
「真っ白な髪と赤い2つの飴を持っていた」
「見る能力を持っていた」
「創る能力を持っていた」
「四つの時に不死になり、七つの時に不老になった」
「旧い歴史で導いた」
「古い時代は忘れられていた」
「語って創った」
◇
記憶は6000億年前からある。
正確な数字までは覚えてはいない。
私の見る力は
私の創る力は
私の不老不死は死んで生きるため。
私は
創造神とは異なり、そして同じ存在。
私は神が創造した世界を審判する者。
壊す時代もあった。
治す時代もあった。
諦める時代もあった。
または次に託す時代もあった。
私は『
私を知る者は、一部の神と一部の人類、そして創造神のみ。
私に似た存在は、どの
全ての者は、人類として現れた。
◇
私は、月夜に照らされた道に独り立つ。
道を繋げるため……託すために………
◇───────────◇
長い長い夢を見た。
過去の記憶を見た。
旧い歴史を思い出した。
古い時代を思い出した。
自分は何者なのだろうか?
◇
目が覚めて。
起き上がり周りを見渡す。
月の光が射し込んでいる。
立ち上がり庭に出た。
久しぶりに獣に戻ってみることにした。
座りこみくつろいで居ると、急に声を掛けられた。
「やっと目が覚めたのね」
「その声と気配は、紫と……神威だね」
「心配したわよ、急に倒れるんだもの。貴女、1週間も眠っていたわよ」
「げ、そんなに寝てた?イズナに心配かけたよね…」
紫と神威は、初めて見る私の姿に驚きもしながら話してくれた。
これが、私の本来の姿である。
夜が明けるまで、私は月の光とともに寛いだ。
◆───────────◆
古き時代、人々の想いは形となった。
その想いは次元を漂う者となった。
その者は、創造神と対となす存在になった。
創造神と一部の神と一部の人類は、いつしかこう呼ぶようになった。
『永遠に呪われた存在』
自分の意思とは関係無く宿るその力は、人々から忌み嫌われた。
人々が想い造った存在は、人々から見放された存在となった。
幾つかの次元を渡り、その存在は……
誤字・脱字等ご報告よろしくお願いいたします!
何時になったら幻想入りするのか…いや、出来るのか不安になってきた。
追記
今、オリジナル作品を書いているので此方は遅れます。すいません!