大丈夫です、ちゃんと生きています。
諸事情により遅れてしまいました。すみません!
今回は紫視点(最後以外は)です。
此処はとある山奥の奥。
そこには妖怪たちが住む大きな屋敷がある。
私はその屋敷を案内されている。
案内をしているのは、これから会う妖怪の幹部と思われる者。
それなりに、力がありそうな案内人。
ローブで顔が見えないが、身長と体型から女子と分かる。
冷気を纏う少女。
雪女か、それに似た妖怪だと思う。
話がそれた。
これから会うのは、妖怪の総大将の一人『魔王 山本五郎左衛門』。
総大将の中でも名の知れた妖怪。
多くの妖怪を従える、伝説に近しい存在である。
◇
案内人が突然立ち止まり、目の前にある戸を開ける。
なかには年老いた弱々しい老人。
しかし、それに似合わない覇気を感じた。
「貴方が五郎左衛門ですね?」
「如何にも、儂が山本五郎左衛門じゃ。どのような要件で…此処に?」
私はすぐさま本題に入った。
「私達は
数名の
「ほほう、成る程な。ならば力を貸そうではないか!」
はあ!?
「……何故、すぐに承諾を?」
「裏の噂で
裏の噂って、どんな噂よ!
協力者が居るだけで、それだけで有り難いのだけどね。
◇
その後も作戦等を話し、私はその場を後にした。
此処で大人数の協力者が増えたことはとても嬉しかった。
あとは、ミクラが居れば善かったのに…。
あれほどの強さなら月人を負かせる、と思うのだ。
それなのだが、ミクラは突然私の視界から消えてしまった。
いや、私を避けているのだ。
理由は分からない。
ミクラは私達に多くの隠し事をしている。
『能力』、『狂気』、『経歴』……。
たぶん数え切れない程の嘘を抱えているのだと思う。
今も何処で何をしているのか分からない。
知りたくて調べても、ほぼ全ての者はミクラと接点がなかった。
裏で繋がっていたとしても、関わるようなことが一つも出てこなかった。
ミクラが何を考えてるのか知りたい…。
ミクラが何をしているのかを。
何故、私を避けているのかを。
何故、私の目的を知っていながら
◇
「主よ、分かった」
「…?」
「あのスキマの手下」
「……」
「主と同じ九尾の妖怪。しかも式神だった」
「…成る程、分かった。火月お疲れさま、休んでいいよ」
「な、なら主よ……撫でて…ほしい…」
「…ふふ、もちろん」
「あと、チグルもお疲れさま…………
腹減った……