活動報告に書いていましたが、実は退院してます。
心配掛けたと思います。すみません!
ちょっとスランプ状態で、なかなか書けませんでした。
今回は何とか書けたので出そうと思います。
深夜に書いているので、何処かオカシイ所があると思います。
その場合は、指摘してください。
時間があるときに治します。
さてさて、前書きが長くなってしまいましたが、今回は本編も長いです!
森にある開けた場所。
そこには、薬草が多くあった。
化け狸はそんな薬草の中から使うものを摘んでいく。
急に妖気を感じた。
ここらの妖怪とは、全く違う気質。
ただ、此処を荒らしに来たようには感じられなかった。
『ガサッ』
近くの草むらが揺れ、そこから、ヒトが現れた。
そのヒトは、儂を見ても動揺せず、ただただ眺められた。
瞬きをし首をかしげ、そして、いつの間にか九本の尾と耳が生えていた。
狐は儂を見つめるだけだった。
狐から敵意を全く感じない。
ただ、探し物を見付けたような目をしている事が少し気になった。
先ず始めに脅してみようか。
「何者じゃ!」
「…私はミクラ。貴女が……二ツ岩?」
成る程、脅しは効かないか。
そして、この儂を知っていると来た。
「何故、此処に来た!」
「…貴女に会いに」
良く分からん。
「何故?」
「佐吉って、狸に紹介された」
佐吉ときたか。
あの半人前が狐と知り合いとは驚いた。
だが、イタズラで此処に来たようでは無いみたいだな。
ああ、面白そうだ。
◇
しまった、つい草むらから出てしまった。
気づかれてしまった。
人のままだとアレなので、相手が瞬きをした瞬間、尻尾と耳を出した。
しかし相手の狸は、気にせずに私を睨んでくる。
……目の色が変わった気がした。
「何者じゃ!」
言葉に怒りと警戒が込められて〝いなかった〝。
何か企んでるのは何となく分かっていた。
「…私はミクラ。貴女が……二ツ岩?」
とりあえず、言われた通りにした。
「何故、此処に来た!」
「何故」って言われてもなー。
「…貴女に会いに」
これしか言うことないけど…。
「何故?」
ああ、そうか。
「佐吉って、狸に紹介された」
佐吉の事言えば分かるよね?
「佐吉か、成る程…佐吉か。これはこれは面白い者を連れきおったな。
来い、ミクラと名乗る者!
特別に我ら狸の寝何処に案内してあげよう」
◆
島の奥には祠があり、その奥に洞窟があった。
洞窟を見て、何だか懐かしく感じた。
洞窟の中は、外からの見たより広かった。
少し進んだ先には、大小まばらの狸が居た。
彼女は奥にある岩の上に座った。
「ちゃんと…言ってなかったな。
そして、儂が二ツ岩マミゾウじゃ。人からは二ツ岩大明神と呼ばれておる。
さてと、お前は何者か?」
───、─────。
「私の神の名は
「そうか、スキマの手下では無いみたいだな」
スキマ?スキマってあの…
「……?」
「なんだ、知らないのか?最近、スキマ妖怪が〝力が強い〝や、〝配下を多く持つ者〝を集め廻っているらしい。
だから、儂の処にも来たのかと思ったのじゃ」
そんな事してたのかー(棒読み)
「もし、来てたらどうしてた?」
「勿論……断ったさ!
そんなに争い事は好きではないからな」
そうかそうか。
でも、紫は此方に来ないだろうしね…。
「私も争い事は嫌いかな。そんな事より、酒が呑めればそれで良いと思うんだ」
「ミクラとは仲良くなれそうだな。
酒が欲しいのじゃな。
此処に結構良い酒がある。お供え物だ。
これを呑むとしようじゃないか!」
◇◇◇
…………その、ミクラが会った者は只者ではなかろう?」
「あの頃は、まだ幼かったから分からないけど、その御方は私を狐だと元から知っていたみたい」
「それで、正体は判ってるの?」
「判ってるけど、それが本当に正しいのか分からない。お礼も言いたいけど、何処に居るのは分からないし…」
「成る程のぅ………」
あれ?話が途切れた?
って、寝てる!?
ああ、呑みすぎて酔い潰れちゃったのか。
加減を忘れてた。
私は
ちょっと夜風に当たってくるかな…。
◇
洞窟を出て少し歩いた先、そこに狐火が一つ現れた。
狐火は狐の姿になると、こう言った。
「主よ、分かった」
何の事だっけ?
「…?」
「あのスキマの手下」
ああ、紫の手下か。
「……」
「主と同じ九尾の妖怪。しかも式神だった」
そうか、私と同じ九尾か。
式神にするとはな…。
「…成る程、分かった。火月お疲れさま、休んでいいよ」
「な、なら主よ……撫でて…ほしい…」
モフモフして欲しいのかな?(ニヤニヤ)
「…ふふ、もちろん」
「あと、チグルもお疲れさま」
火月は気付いていなかったみたいだけど、隣にはチグルが戻っていた。
チグルには、他の仕事を任していたのだ。
「ズルい!私も撫で撫でして」
「遅く来たほうが悪い。私が先」
「遅いとか、早いとか関係無いもん。私の方が強いから、私が先!」
「私の方が強いからね。この前は、私が勝ったよ」
「それはそうだけど、私が勝った回数が多いから私が強い!」
あれ、なんかややこしいから逃げちゃえ。
「「私が先!…」」
「「あれ…居ない……」」
◆
「あれがアンタの配下かい?」
「酔い潰れたんじゃないの?まあ、配下に近い存在かな」
「潰れてたさ。まだ頭がクラクラするがね…。配下に近い、か。
赤いのが九十九神で、青いのが雪女かい?」
「九十九神は合ってるけど、雪女ではないよ。
あれは、妖精」
「あれが妖精!?あんな力の強いのが妖精のままでいられるのか?」
「私が近くに居るから強いだけで、離れれば元の妖精の力になるよ」
「ミクラは、面白い妖怪じゃな。
ミクラの噂は前々から聞いていた。
その噂突然出てきて、それは裏で細工がしてあるように感じた」
「……うん、合ってる。わざと噂を流した。
前までは、名前も姿も隠して行動していたよ」
「その名前も姿も表に出したって事は、何かをやらかす積もりなんだね?」
「そう、やらかす積もり。
やらないといけないから」
「誰かを助けるのか?」
「友人の危険が迫ってる。だから助けに行かなくちゃ」
「そうか、これでお別れか。1日だけだったが楽しかったよ」
「別れじゃない、また会えるから。だから、サヨナラではない」
「ふふ、こんなことを言うのは初めてじゃ。
また会おう!」
「…うん、また…」
彼女は…ミクラは、だんだん薄くなっていき。
そして、そこには儂一人しか居なかった。
友人を助けにか。
儂はその友人の一人にはなれたのかのぅ?
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