東方白狐録√A【完結】   作:白狐さぐじ

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リアルが忙しく投稿が遅れた御饌津神サグジです
忙しいと言いながらも違う物語書きましたが…

そんなことより本編どうぞー


第六話 「暇潰しの旅① 前編」

 

 

 不老不死となった私の歳は、今では200万以上になっている。

 今、私は旅に出ている途中。

 あの都市に居ても暇なため、近くにある村を転々としている。

 

 此処は、海沿いの道。

 今は丑三つ時。

 つい先程、大勢の人達がぞろぞろと歩きながら私の前を通りすぎてった。

 私の前と言っても、あいつらから私は見えていない。

 私は空間を操り、『私からあいつらを見えても、あいつらから私は見えない空間』を作り、その中に居た。

 今は外に出ている。

 また誰かが来たが、今回は一人だけだった。

 彼は私に気づき、私に九本の尻尾があることから妖怪だと分かると警戒した。

 

「妖怪が俺に何のようだ!」

 

「何って、私は何もしないよ」

 

「何もしない理由みたいなものはあるのか?」

 

「まあ、今は神様だから人間を襲わないだけ」

 

「神様か、これは失礼した。私は、大己貴命(おほなむち)と言う者だ。今は、ちょっと用事で旅をしている途中だ」

 

「へぇー。私は、ミクラ。神の名は、宇迦之御魂神。暇だから旅をしてるだけ」

 

 二人でよろしくと言うと、

 大己貴命の腹の虫が鳴った。

 私は、りんごの木を生やし、りんごを実らせた。

 そのりんごを大己貴命に渡した。

 大己貴命は、木を生やした事を驚きながらもりんごをかじった。

 『甘い!』とか『美味しい!』とか言いながら食べていた。

 それを見ながら、私も食べる。

 

「穀物の神様は、こんなことも出来るのか」

 

「正確に言うと私は、自然の神様。自然は操れるよ」

 

「自然の神様か。それは凄いな」

 

「そんな事よりそろそろ寝た方がいいんじゃないの?私が見張ってあげるよ?」

 

「おお!そうか、ありがたい。ならば、何か礼をしなければ…」

 

「しなくていいよ。神様の私に、普通に接してくれただけでも良かったから」

 

「そうか…。なら早速寝させてもらう」

 

と、彼は言いながら寝始めた。

 

 寝息が聞こえてきた。

 (こいつ、私が神様だと言えば直ぐ信じるし、見張ってやるって言っても信じるけど大丈夫かな。)

 まあ、他の妖怪は私の神力で近寄れないからいいけど。

 

「さて、私も結界を張って寝るとするかな」

 

『狐の姿で寝ようかな』と思ったが朝起きた大己貴命に驚かれるのはめんどくさいのでやめといた。

 

 

 

 誰かに頭を撫でられてる事に気づき、目を開けた。

 まず最初に見たのは、大己貴命の顔。

 次に自分の格好と状態を考えた。

 (えーと、私の頭は大己貴命の膝の上……膝!?)

 考え出した結論で顔がどんどん赤くなっていく。

 動きたいにも動けない。

 大己貴命が急に下を向いたので、目が合ってしまった。

 私は目を反らすと、

 

「ん?起きてたのか」

 

と、言われたので頷き、起き上がった。

 

「おお、すまんな。神様だと分かっていても、寝顔が可愛くて…ついな」

 

ハッハッハッと笑っているが、私は初めてのことなので恥ずかしい…。

 

 

 そんなことより、今は朝。

 昨日のりんごの木に、また実を実らせ、大己貴命に渡し私は私の分をかじった。

 長く生きてきたが、やはり食事は楽しいものだ…。

 

 食べ終わると残るりんごの芯。

 昨日の分と今日の分を一ヵ所に集める。其処らにある土を一握り掴み、その土をりんごの芯に少しずつかける。

 すると、土が掛かった部分は地面と同じ土に変わった。

 これは、自然を司るからこそ?出来ること。

 りんごの芯をそのままほっといても土に還るが、虫が湧いたりするから私の能力で素早く土に戻す。

 

 そのあとは、大己貴命と少し話し『また会えたら会おう』と言い別れた。

 

 私の暇潰しの旅は、まだまだ続く

 

 




どうでしたか?
最近、読者が増えてうれしいです

それではまた読んでいただければ幸いです
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