東方無限郷~Story of a lonely girl~ 作:青色の都
小説の作者の青色の都です。
私の趣味で書いているので内容は雑ではありますが、個人的に良く書けていると思います(笑)
本文、どうぞ(汗)
一人の少女がいた。
人として生まれ、人として生きていた。
少女は、皆から好かれていた。
あの事件が・・・起きるまでは。
・・・
冬。
しんしんと降る雪が辺りを白色に染めていた。
幻想郷の中心部、人里も白に塗られていた。
「すみません、大根と人参をください。」
その少女、九頭竜蒼(くずりゅうあおい)は今、買い物をしていた。
彼女の家は、人里から少し離れた場所にある小さな集落にある。
両親に頼まれた蒼は、人里に買い物をしに来ていた。
?「いらっしゃい。大根と人参ね?167円だ。」
蒼はお金を払い、野菜を受け取った。
?「お嬢ちゃん、一人で買い物かい?偉いね~。」
「私は子供じゃない。」
蒼はとても小柄な少女だ。身長は150にも届かない程。子供に見間違えられても仕方ないだろう。
?「おぉ、ごめんなお嬢ちゃん。お詫びにこれやるから、な?」
そういうと、蒼に飴玉を握らせた。気前の良い主人である。
「・・・貰っておく。」
飴玉を口の中で転がしながら、蒼は集落へと足を進めていた。
「・・・甘い。」
集落に着く頃には、辺りは暗くなっていた。
蒼は急いで自宅に駆け込む。
「只今。」
母「お帰り、蒼。大丈夫だった?」
「うん。」
父「妖怪に襲われなかったか?」
「そうだとしたら、ここにいない。」
蒼は、両親との会話の相手をしながら野菜を保管する。
「・・・夕飯作る。」
母「そうね、一緒に作りましょう。」
台所に移動し、蒼と母は料理を始めた。
少女料理中・・・
「お待たせ。」
父「おぉ~、美味そうだな!」
今日のメニューは肉じゃが。蒼の得意料理の一つである。
その肉じゃがのじゃがいもを、父は一つ口の中に放り込んだ。
父「うん、上手い!やっぱりいつ食べても蒼の料理は美味しいな。」
「そんな事はない。私より母の方が上手い。」
母「あら、嬉しいわ♪」
家族の会話を楽しみながら、食事を進めていった。
その夜・・・人里で襲撃があった。
蒼はその事態に気づき、人里に向かった。
?「うわあああぁあぁあぁあああぁぁぁあぁ!!!」
近づくにつれて、叫び声が聞こえてきた。
「・・・!!」
視界に映る全てが燃えていた。住宅、店舗、人、全て。
残っていたのは、焦げた匂いだけだった。
?「おぉ?何だ、あの女は?」
茜色に染まる視界の中に、幾つもの黒が見えた。
妖怪だった。
「妖怪、お前たちが人里を・・・?」
妖怪「そうだといったら、どうするんだぁ!?」
「・・・」
そういうと、妖怪は蒼を取り囲んだ。
妖怪A「お前ら、たっぷり楽しんでやりなぁ!!」
その妖怪のうちの一人が、蒼に近づいて来た。
妖怪「なぁ、俺らと一緒に遊ばねぇか?楽しいぜぇ?」
蒼に触れようとした手は
・・・一瞬で消し飛んだ。
妖怪A「グァアァぁぁぁアァあ!?」
なくなった右腕を押さえて叫ぶ妖怪。
「・・・殺す。」
妖怪「お、お前ら!あの小娘を殺せ!!」
リーダー格と思わしき男が命令をした。
「・・・お前たち全員、生かしはしない。」
・・・
妖怪は一人を除き、全員死んでいた。
妖怪「あ・・・あぁ・・・」
その妖怪は、リーダー格の男だった。
彼の目に映っていたのは、無残な姿になった仲間の妖怪。
そして・・・九頭竜蒼だった。
「・・・残りは、お前だけ・・・。」
その顔は、何故か笑顔だった。彼女の唇は吊り上がり、今にも千切れそうな程に。
「どうやって殺してあげようか・・・?」
妖怪「ひ、ひぃっ!?勘弁してくれ!!」
「ふふふ・・・動かなイデヨ。スグニ楽ニシテアゲルカラ♪」
そう言うと・・・いつの間にか彼女は、妖怪の目の前に立っていた。
抵抗することもできずに・・・妖怪は蹴り倒された。
妖怪「がぁっ!?」
今の蹴りで、彼の体中の骨が折れた。
「サヨウナラ・・・妖怪。」
蒼は、手に持っていた刀を妖怪の首筋に当てた。
そして・・・天高く掲げ、振り下ろした。
初投稿の小説です。
不定期に更新する予定するので、気長に待っていてください(笑)